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名大見聞録

名大用語の基礎知識

名大生協を知るための第2章

学科一覧と改組前の工学部

2017年の改組前後の工学部

サークル・部活動一覧

附属図書館

中央図書館オススメ本

写真・地図

新型コロナウイルスに対する名古屋大学の対応

名大の対応の問題点や優れていた点

名古屋大学の活動指針レベルの変遷と内訳

まえがき

 学生運動の時代からあった工学部7号館は取り壊され、その跡地にはEI創発工学館というきれいな建物が建てられた。ツツジが咲き乱れ憩いの場として愛されてきた第二グリーンベルトには大きな穴が穿たれ、目下工事中である。我々が学生生活を送る数年間は名古屋大学の長い歴史の一瞬でしかなく、遠からず失われてしまうものである。失われないようにするために我々はその様子を文字に起こし、また写真や映像として残すのである。
 スマートフォンの台頭によってインターネット上に膨大な情報が氾濫している現代は、インターネット普及以前と比べて多くの情報が残されているように見えるが、その実まとまりを失っており却ってわかりにくい。サークルの活動の様子はホームページ上に掲載されるが、サークルメンバーの代替わりとともにホームページが刷新されて古い情報にアクセスできなくなってしまうことも多い。またTwitterなどに上げられた写真や映像は検索性に乏しく、またアカウントの削除やTwitterという一企業の動向によって簡単に失われてしまう。紙媒体で出版されたものはないかと探せば、昭和24年に生まれた団体「名古屋大学新聞社」は800号以上の新聞を発行し、1950年から1999年までの当時の学生生活や名古屋大学の変遷を中央図書館の地下1Fに残しているが、10年以上音沙汰がない。2022年に出版された『名古屋大学の歴史 : 1871〜2019』は多くの資料をもとに名古屋大学の過去と現在を記述している良書であるが、大学が出版したものであるため大学法人化の話や東海国立大学機構の話に多くの紙面が割かれ、大学のサークルの一覧も、学生なら一度は話題にあげるぎゅっとeも掲載されていない。
 私は私が過ごした名古屋大学の「今」が恒久に失われることを憂いて、大学の「今(2010年代~2024年)」を学生の視点から書くことにした。第1章「名大用語の基礎知識」では、授業の評価サイト「名大ブラックリスト」や、独特の顔文字が記憶に残る英語学習サイト「ぎゅっとe」、名大生御用達の中華料理屋「牡丹亭」など、学生にとって思い出深い事柄を辞書式に列挙した。第2章「名大生協を知るための第2章」では学生にとって関わりの深い生協の店舗一覧と、営業時間を記録した。第3章「学科一覧と改組前の工学部」では、2023年度の学部・学科の一覧を書くとともに、2017年の工学部の改組前の工学部の学科の雰囲気を記述した。第4章「サークル・部活動一覧」では公認サークル・非公認サークルを名前程度であるが、筆者の知る限り書いたおいた。第5章「附属図書館」では、大学附属図書館の一覧と、中央図書館の楽しみ方を私が勝手気ままに書いた章である。第6章「写真・地図」では建物や、立て看板、東山キャンパスの地図などをまとめた。第7章の「新型コロナウイルスに対する名古屋大学の対応」では名大のコロナ禍を年表形式で示し、大学の対応の問題点や評価すべき点などを書いた。
 なるべく網羅的に名古屋大学について書いたつもりであるが、本稿は一人によって書かれたため内容や視点に偏りがあることは否めない。特に鶴舞キャンパス・大幸キャンパスについては全くと言ってよいほど言及されていない。だが少なくとも東山キャンパスで学生時代を過ごした者であれば、十年後、二十年後に読み返して名古屋大学で過ごした学生時代を懐古できるようなものに仕上がったと思っている。
 溢れかえる情報の海の中で、本稿が長くこの世に残ることを願う。

 2024年2月某日 名古屋大学中央図書館 地下一階にて 芦原たかし

本稿のライセンスについて

 思想を後世に残すのに最も効果的なのは、その複製をたくさん残すことである。本稿はオンライン( https://kenbunroku.web.app/ )で全文を公開するとともに、これをクリエイティブ・コモンズのライセンスである「CC BY-ND 4.0」で配布する。したがって営利目的/非営利目的にかかわらずどのような目的であっても本稿を複製し再配布することは許可される(註:いくつか引用している文章や写真があるが、これらは引用の条件を満たしたうえで引用しているため本稿全体を複製・再配布する上では問題にならない)。ただしクレジットを適切に表示することと、著作物自体の改変は認められないことに注意されたい。なお引用は改変には当たらないので自由にやってもらって構わない。本稿が後世に残されるべきであると思った場合には、本稿をコピーしてGitHubでもGoogle Driveでも構わないので配布して良い。売れないだろうが印刷して販売することも許可される。
 なお本稿はインターネット上の記事や投稿などを参考文献にあげることもあれば、筆者の個人的な経験や友人からの伝聞に基づいて語られた部分もある。そのような箇所では「筆者」を一人称として書いているため、「筆者」という記述があった場合は本稿の著作者「芦原たかし」を指す。

名大用語の基礎知識

 名古屋大学で使われる単語を中心に五十音順で解説する。

iPad

 iPadは2024年現在もっとも優れたタブレット端末のひとつである。特にApple Pencilは非常に応答性がよく、授業中に学生がノートに板書内容を書き写すのに耐えうる性能を持っている。そのためApple Pencilが発売された翌年の2016年にはiPadとGoodnotesというノートアプリを使って授業を受ける学生が現れ始めた。また教科書を裁断してスキャン(註:自炊と呼ばれる)してiPadで閲覧する者もいた。現在ではiPadで授業を受ける学生は珍しくなくなっているが、当時は教員も驚いた様子であった。

安曇野の天然水

 生協やファミリーマートで販売される飲料水のうち、最も単位量あたりの価格が安い水である。本山原人の末裔である名大生らは、登山でもするのかというような大きなカバンを背負い込み、その横に安曇野の天然水と書かれた2000mLのペットボトルを差し込み授業を受ける。喉が渇くとおもむろに取り出してはラッパ飲みをする。かつて理系学生の典型的な服装として盛んに取り上げられたチェックシャツの学生は少なくなり、本山原人は絶滅したかに思えたが、姿を変えて本山原人はしたたかに生き残っているのである。

NUCT

 NUCTは主に授業に関係するお知らせや、オンライン上での課題提出、簡易テストなどが行えるサイトである。オープンソースの学習支援システムSakaiをもとに開発されている[1]。情報セキュティ研修とよばれる学内のIT関係の研修はNUCTの簡易テストを使って行われていた。コロナ禍でオンライン授業が行われることになった2020年の授業開始日にアクセス集中によってNUCTが落ちてしまったため、「NUCT」がTwitterのトレンド入りした[2]
 2010年より前はWebCTという海外製のシステムが使われていたが[3]、それを置き換える形で2010年度から運用が開始された[1:1]。2023年度の授業からはTACTという後継システムが利用されるようになり、NUCTは2024年度末に閉鎖する予定である。

NUCTのホーム画面。2024年度末に終了することが決定されているため、もうほとんど利用されていない。2024年2月1日撮影。

嚶鳴館

嚶鳴タワー

 嚶鳴館のすぐ東にある鉄塔の別称である。正式名称は東山タワーという電波塔で[4]、東山キャンパスからも見える(註:東山動植物園にある東山スカイタワーではない)。1983年4月に学生が執筆・発行した新歓パンフにはすでにその名前が掲載されている[5]

課外活動

 名古屋大学には非常に多くのサークルや部活動の団体がある。課外活動の勧誘イベントとして有名な地獄の細道に参加した団体は121団体ほど参加しているようだが[6]、参加していない公認団体や非公認のサークルもあるため実数はもう少し多いだろう。主に授業後や休日に活動するのが普通だが、部室のある団体メンバーであれば空きコマの間だけ部室に行って活動したり、部室でゲームなどに興じて一晩過ごす学生もしばしばみかける。非公認サークルであっても活動はできるが、部室や大学からの補助が欲しかったり、地獄の細道などのイベントにスムーズに参加したい場合は公認団体になる必要がある。公認団体になるためには運動系の団体は体育会に、文化系のサークルは文化サークル連盟に加盟する必要があるが、すぐに公認団体となるわけではなく、また部室に空きはないので簡単に部室はもらえない。
 サークルや部活動の団体一覧は特集記事になっているのでそちらを参照されたい。

鏡ヶ池

 東山キャンパスの北西、附属中高等学校の前にある大きな池の名称である。昔は首利(くびり)池という名前だった[7]。比較的大きな池ではあるが、東山キャンパスのはずれにあるため普段の学生生活では見かけたり関わったりすることは少ない。1939年(昭和14年)に名古屋帝国大学として創立されて以来唯一のこっているものだという噂もある[8][7:1]。かつては遊園池としてボートに乗れたようだがいつの間にか利用できなくなり[7:2]、理系学部の実験排水が流れ込むようになった。全国で公害問題が話題となっていた1970年には苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)を誤って流してしまったため、鏡ヶ池で魚が大量死するという事件があった[7:3]。その後は廃液処理場が作られたりするなどの対応をしたという[7:4]
 かつては「ヌシ」が居ると言われ、約1メートルの巨大なライギョが棲んでいたという[7:5]。しかし1980年に排水処理施設の建設のために東半分が埋め立てられ、同時に西半分も池の底をさらったためライギョを含む生物はここで一度ほぼ全滅したようである[9]。その後人為的にコイやフナなどが放流され、カイツブリなどが飛来するようになった[9:1]。その後鏡ヶ池は一見静寂を取り戻したかに見えたが、2010年6月ごろから北米の大型肉食魚 アリゲーターガーと見られる魚が目撃されるようになり、警備員の人によればコイを捕食した瞬間を目にすることもあったという[10]。この新たな「ヌシ」の捕獲は難航したが、2018年4月に体長138.7 cm 体重19.3 kgという巨大なアリゲーターガーが捕獲されニュースとなった[10:1][11]。鏡ヶ池の静かな水面の底からまた新たな「ヌシ」が現れる日はそう遠くないだろう。

ボートがあった頃の鏡ヶ池の写真。撮影時期不明。『名古屋大学新聞』第770号より引用[7:6]
鏡ヶ池。奥に附属学校が見える。工学部1号館を背にして北西を向いて撮影したもの。2024年1月26日撮影。

火事

 名古屋大学ではしばしば火事が発生する。その原因はタバコのポイ捨てのようなものもあれば、化学実験でミスをして起きたボヤ騒ぎなども含まれる。特に化学生命学科の研究室が多く入っている工学部一号館ではしばしば爆発やボヤが発生する。出火の原因が化学物質であると水で消火できない場合もあり、一号館で出火した場合は化学消防車が出動することがある。野次馬は控えるべきだが、落ち着いたころに珍しい化学消防車を見に行くぐらいのことはしてもよいだろう。また危険性を伴う実験をする学生はリスクアセスメントをし、退屈とはいえ安全講習をきちんと受けておかなければ痛い思いをするのは自分であることを肝に銘じなければならない。

工学部1号館のボヤ騒ぎに駆けつけた消防車。2018年6月5日撮影。

仮装行列

 名古屋大学の一年生がクラス単位で仮装して栄の町を練り歩くイベントである[12]。名大祭のプレ企画として行われているようで、5月末ごろに行われるようである。参加は任意であるため、参加率の高いクラスもあれば、クラスで参加しないことを決定して一人も参加しないクラスもある。
 割と浮ついたイベントなのだがその歴史は古く、名古屋大学の前身になった愛知県立医学専門学校の運動会の余興や、第八高等学校(通称「八高」)の記念祭で行われていた。『ちょっと名大史』では医学専門学校で行われた1913年の仮装行列の写真が掲載されている[13]。1907年の『愛知県立医学専門学校同窓会雑誌』には仮装行列を褒め称える文章が書かれているが、町を歩いたりしたということは書かれていない[14]
 ここではもう一つの仮装行列の起源となった第八高等学校の仮装行列について紹介する。八高は1908年に設立された旧制高等学校で名古屋大学の前身になった学校のひとつである。寮歌の『伊吹おろし』は現在でも名古屋大学の応援歌で歌われているなど、現在の名古屋大学に少なからず影響を与えている。この学校では仮装行列が関東大震災の起きた1923年から行われていたようだが、その様子は現在の仮装行列と類似する点が多い。『第八高等学校学寮史 : 創立二五周年記念』に次のような記述がある[15]

今年創立十五周年を迎えて大々的に記念祭が挙行されることになった。学寮に於ては既に四月三十日の室総代会議に於て記念祭の件が協議され、学寮開放は既に禁ぜられたので仮装行列を行い、又出来れば教室への飾物をもなすことに決定した。(中略)(五月三十日の)午後よりは運動会、仮装行列、野試合、相撲等がひっきりなしに行われた。学寮からも二十二室を中心とした人種平等の仮装行列や、九室を中心とした反ローマ字の仮装行列が出た。午後七時公園グラウンドに集合せる提灯行列は七時半同所を出発して、九時四十分名古屋離宮前に到着し、万歳三唱の後ひきかえして淑徳高等女学校庭にて解散したのは十一時であった。

第八高等学校学寮 編『第八高等学校学寮史 : 創立二五周年記念』P167より引用(歴史的仮名遣いおよび旧字体は現在使われるものに改めた。また括弧内は引用者による註である)

 公園グラウンドというのがどこを指すのかわからないが、八高は現在の名古屋市立大学滝子キャンパスの場所にあったようであるから、その周辺だろうか。名古屋離宮というのは名古屋城の本丸・西の丸の当時の名称である。「淑徳高等女学校」は愛知淑徳女学校のことで、名古屋市東区東新町9番地にあったとされる[16]。場所はとにかくこの時点で既に学生が仮装して名古屋市内を闊歩していたようである。また記念祭の時期が5月30日で現在の仮装行列の実施時期と同じであることは偶然の一致とは言い切れないだろう。八高の寮史において仮装行列という言葉は1923年で初めて出現していることからこの年に始まったと考えられ、2023年で八高の仮装行列の誕生からちょうど100年を迎えたことになる。

カンペ

 カンニングペーパーの略である。ただ大学生活において「カンペ」と言った場合は、期末テストなどへの持ち込みが許可された紙を指し、カンニング行為とは関係はない。大学で学ぶ授業の中には複雑な公式を扱う授業が多いが、それらの公式を覚えることよりも使えることを重要視する。したがって公式などをまとめたA4一枚程度の紙の持ち込みを許可されることがしばしばある。文系科目でも小論文の内容が予め出題されており、予め考えておいた回答を持ち込ませてテスト用紙に書き写すことを期末テストとしている授業もある。それらの持ち込み用紙を俗にカンペと呼び、学生は期末テスト前にはカンペの作成に追われることになる。だがカンペを作るという行為はそれなりに頭を使う行為であり、カンペ作成が良いテスト勉強になっているのでわりとできたシステムである。

学生会館

 学生会館は北部生協の北にある建物である。文化サークル連盟の執行部などや一部のサークルの部室がある。週刊少年ジャンプやボードゲームなどが置いてある談話室があり、ボードゲームに興じる学生がいたり、音楽系サークルが演奏の練習をしたりしているほか、理容部と書かれた部屋があって1500円で髪のカットができるようである。かなり古くからある建物で、着工されたのは1960年である。建設された当時は学生会館の中に食堂などがあった[17]。自転車置き場の壁などには中核派のポスターが一部残っている。

学生会館の外観。北部厚生会館の方から撮影。2023年11月17日撮影。
学生会館前の自転車置き場の壁に残る中核派のポスター。2023年11月17日撮影。
学生会館の中にある謎多き「理容部」。実際に散髪できるらしいのだが筆者は利用したことはない。なお理容部の存在は学生会館の設計図として1960年に名古屋大学新聞に掲載された平面図に既に出ている。学生会館の理容部は『名古屋大学新聞』第779号に特集記事がある。2023年12月5日撮影。
写真が歪んでしまっていて恐縮だが、名古屋大学新聞に掲載されていた学生会館の平面図である。現在は食堂とかかれている場所が談話室になっていたり、売店とかかれている場所が和室になっていたり、2Fが増築されているなどの違いがある。『名古屋大学新聞』第143号より引用[17:1]

機械学科実験棟

 工学部1号館の東隣にあった建物。ゴテゴテとしたパイプなどが窓から見える古い建物だったが老朽化に伴い2022年〜2023年ごろに取り壊された。跡地は駐輪場となっている。

基礎セミナー

 おおよそ学部一年生のときに履修する授業である。他学部の学生と一緒にセミナー形式の授業を受け、研究の仕方やプレゼンテーションの仕方について学ぶ。他学部の学生と関わる数少ない機会である。他学部の研究室の先生に教えてもらったりすることもでき、数十近くあるセミナーから5つ希望を選択して割り当てられる。だがセミナーの人気はそれなりに集中するようで、第5希望以下のセミナーに参加することになる学生も少なくない。

喫煙所

 名古屋大学には喫煙所が数か所あるが、その数は毎年削減される方向で見直されることが示されている[18]。東山キャンパスの喫煙所は現在4箇所あるが、わかりにくい場所にあるため喫煙所を探してうろつく学外の人を見かけることもしばしばある。
 筆者は呼吸器疾患がありタバコが嫌いなのだが、喫煙所を減らすこの方針はかえって受動喫煙を助長しているのではないかと思っている。喫煙所を減らすのはおそらく喫煙者を減らすことが目的だと思われるが、喫煙所を減らしたところで喫煙者が一人もいなくなるわけはなく、別の場所で喫煙することを助長する。調べたところ2023年7月時点で東山キャンパスには4箇所の喫煙所があるが、実はこの4箇所はすべて東山キャンパスの道路の東側にあり、西側には一つも存在しない[19]。では喫煙者がみんな東側の喫煙所に行って喫煙するかといえばそうではない。ちゃんと喫煙所に行ってタバコを吸う喫煙者もいるが、マナーの悪い喫煙者は南部購買の近くの出入り口や、学生会館の裏などで喫煙するのである。このあたりは大学のキャンパス外ではあるものの、出入り口であるため人通りが多い。受動喫煙を減らすために喫煙所を減らした結果、かえって人通りの多い場所での喫煙を促し、受動喫煙を助長していると言われても仕方がないのではないだろうか。
 こういった話をするとマナーの悪い喫煙者が悪いという結論に陥りがちだが、マナーの悪い喫煙者を含めてどうコントロールするかが重要なのである。人間は禁止されただけで従順に従うような生き物ではない。例え話で恐縮だが、公園のゴミ箱にゴミが溢れているからとゴミ箱を撤去したら不法投棄が増え、かえって景観を損ねる。ゴミ箱を増やすのが良い対応なのである。喫煙所も同様であり、キャンパス内の各地に均等に喫煙所を設置することで喫煙者をきちんとコントロールことが受動喫煙を防止する上で重要なのである。事務本部の近くに2つの喫煙所が集中して置かれているのはただの職権濫用である。

2023年7月1日からの喫煙所の地図。鏡ヶ池の東の水理実験棟に喫煙所があったが、6月30日に閉鎖された。道路の東側にすべての喫煙所があり、また事務本部の近くに2つの喫煙所が集中していることがわかる。名古屋大学 施設統括部 環境安全課 安全衛生係のホームページから引用[20]
2018年3月に廃止された喫煙所に貼られていた貼り紙。2018年4月4日撮影。

喫茶マウンテン

 八事日赤駅から南へ少し歩いたところにある喫茶店。通称「山(やま)」。観光地が無いことが叫ばれて久しい名古屋において最も有名な山で、登頂のために全国から訪れる者は多い。
 端的に言えばゲテモノ料理を出す店で、パスタに生クリームと小倉あんが載った「甘口抹茶小倉スパ」、パスタに生クリームとバナナをのせた「甘口バナナスパ」など、甘さと炭水化物の暴力で殴りかかってくる。味もさることながら量もあるため食べきることも大変で、完食することを「登頂」、残してしまうことを「遭難」と呼ぶ。筆者はしるこスパで無事遭難し、知り合いによって救助された。

旧第1文化サークル棟

 プレハブ製の第1文化サークル棟の建築に伴って2016年5月頃に取り壊されたサークル棟である。学生会館のすぐ西側に存在した。平屋建てで東西に廊下が伸びており、廊下の左右に部屋が設けられていたと記憶している。壁には落書きがたくさん書かれており、一番端(学生会館側で廊下の南側の部屋)の壁にかかれた「JA2YKA」(註:アマチュア無線同好会のコールサイン)はかなり目立っていた。いくつかの部屋にはダイヤル式の南京錠などが木製の扉に掛けられていた。SF研究会、社会科学研究会、落語研究会、アマチュア無線研究会、写真部など古くからあるサークルが部屋を持っていたが、部屋数があまり多くないために一つの部室を複数のサークルで共用している場合もあった。いくつかのサークルは天井を壊して屋根裏を物置として使っていたが、新サークル棟で同じことをすると有機溶剤のつんとした匂いが天井裏から漂ってくるのでやめたほうが良い。
 正確な日付は不明であるが、1960年に建てられたようである[21]。1960年の名古屋大学新聞にサークル室が建設されると書かれており、年代的にこれが旧第1文化サークル棟であろう[17:2]。「サークル室は、建壺百六十五平方㍍=五十壺で、これは木造である。学生会館の南側で、これと向き合うわけである。十六平方メートル=五坪弱の部屋が九室横にならぶ(うち一室は暗室付)」と書かれており、建築場所の記述に相違があるもののそれ以外は筆者の記憶と一致する[17:3]。新第一文化サークル棟の建築によって2015年中には解体される予定だったようだが、新棟の有機溶剤の濃度が高かったために部室の移転が一年先延ばしにされ、2016年3月末まで運用された。その後2016年5月頃に50年の長きに渡って学生の憩いの場所であった旧第一文化サークル棟は解体された[^旧第一文化サークル棟写真部2]。

1996年発行の名古屋大学新聞に掲載されている旧第1文化サークル棟の写真であるが、どういう向きで撮影したのかがよくわからない。屋外に物が散乱しているのが確認できる。中央の扉には「ほーき星」という文字が見えるので、現在の児童文化研究会(ほーきぼし)の部室であろう。『名古屋大学新聞』第799・800合併号より引用[22]
1985年発行の名古屋大学新聞に掲載されていた旧第1文化サークル棟の写真である。サークル棟に不法投棄されていたゴミをアマチュア無線同好会が自主的に撤去していることを報じる記事で、写真にはサークル棟の壁に書かれたJA2YKAの文字とゴミが写されている。『名古屋大学新聞』第641号より引用[23]
インターネット上で唯一発見できた解体前の写真である。赤崎記念館を背中にして北向きに撮影した写真。うろ覚えであるが、写真部の部屋だけはすこし飛び出していて、向かいの部室がなかったと記憶している。2016年3月8日に名古屋大学 写真部がTwitterに投稿したものを引用[24]
解体されるサークル棟。おそらくサークル棟の南側から撮影したものと思われる。名古屋大学 写真部のメンバーがTwitterに2016年5月19日に投稿したものを引用[25]
旧第1文化サークル棟があった場所の現在の様子。学生会館を背にして西向きに撮影したもの。解体後何度かプレハブ製の工事事業者の事務所が建てられたりしたが、2024年現在は更地である。2024年2月2日撮影。

ぎゅっとe

 一年生の英語の課題として出されるeラーニング教材である。学習の様子がクセのある顔の絵によって示されるという謎機能が搭載されており[26]、そのなんとも言えないこちらをあざ笑うような半開きの目がよくネタにされた。また締め切り直前になって課題を一気に消化することを防ぐために、提出期限は二回程度に分割されているのだが、それでも締切直前にアクセスが集中してサーバーが落ちるということがまれにあり、ギリギリまで提出を遅らせていた名大生らが阿鼻叫喚するということもあった。かつて(2015年ごろ)は「ぎゅっとeつらいbot」と呼ばれるTwitterアカウントがあり、ぎゅっとe利用者あるあるが投稿されていた(この当時はこういったあるあるネタを自動投稿するbotアカウントがよくあった)。その影響からか、「ぎゅっつら(ぎゅっとeつらい)」という語が学生の間でしばしば使われていた。
 リスニングの問題と、長文読解の問題がある。正答率が低いと「復習リスト」とよばれるものに問題が回されるが、最終的に成績に反映されるのは達成率のみであった。そのため適当に回答して答えを知り、復習リストで正答して達成率を上げるということがしばしば行われた。しかし長文読解をあまりにも早く読んだ”ことにして”回答すると「不適切学習」と判断されペナルティを食らうことになる。こういった背景から、回答が出回るのを待って課題を終わらせるものも多かったという。
 ここからは余談になるが、回答が出回ってから課題を終わらせるのは理解できるが、ぎゅっとeの回答を自動化する者がしばしば居た。聞いた話ではあるが、Firefoxの拡張機能として答えを入力するプログラムを作りそれを数百円で販売していたものが居たという。その商魂たくましい学生は結局事務に露呈し、何らかのペナルティを食らったとのことである。その後は自動化プログラムの妨害のために不定期に「お〜い、起きてるか〜い?」というreCAPCHAのようなbot対策画面が表示されるようになった。しかしPythonなどの便利なプログラミング言語や自動化ライブラリの台頭により自動化するものはあとを断たず、その絶妙な自動化の難易度はある人をして「ぎゅっとeは英語学習教材にあらず、Pythonのプログラミング教材なり」と言わしめた。
 ぎゅっとeは2005年に販売開始されたようである[27]。名大の授業カリキュラムに組み込まれた時期は判然とはしないが、少なくとも2009年4月には導入されていた[28]

学習の状態によって目・口・眉の状態が変わることを説明した図。ぎゅっとeの仕組みを解説した資料より引用[26:1]

行幸

 2015年7月26日(日曜日)、当時の天皇陛下であった明仁親王が赤崎記念研究館を視察された。2014年に名古屋大学の天野浩教授と赤﨑勇特別教授がノーベル賞を受賞したことによるものであるらしい。戦前は天皇陛下(あるいは即位前の皇太子)が名大を訪問することはしばしばあったようで、『名大トピックス No.268』には2015年の行幸に関連した話として、明治天皇・大正天皇・昭和天皇が名大を訪れたことが書かれている[29]。余談だが戦前は各地の軍事施設などをしばしば皇族が視察していたようで、中央図書館4Fにある大型本『愛知百年:写真集』などを開いてみると半分ぐらいが皇族が愛知の各地を巡幸したときの写真である。
 『名大トピックス』にかかれていることをここに書いただけではつまらないので、ここでは行幸に伴って学生がどういう影響を受けたのかや、当時の様子について触れておこう。天皇陛下が訪れたのは赤崎記念館周辺だったが、当時は工学部2号館の北側には機械学科実験棟という建物があり、このあたりには広い駐輪場がなかった。そのため当時の北部生協前には大量の自転車が無造作に停めてあった。そんな見苦しい様子を見せる訳にはいかないので、この周辺は23日~26日まで駐輪禁止となり、停めてあった自転車は別の場所に移動された。また訪問に先立ってリハーサルが7月8日に行われていた。リハーサルでは50台近いパトカーや白バイ、SPなどが来て道路の封鎖まで行われたようである。センシティブな情報だけに一般の学生に詳細な情報は回されていなかったため、突然の物々しい雰囲気に当惑した学生も多かった。もし大量のパトカーが大学に現れたときは近々要人が大学にやってくるかもしれないと覚えておくと得をするかもしれない。

健康・スポーツ科学

 健康・スポーツ科学は学部生の必修科目の一つである。通常一年生の前期・後期でこのカテゴリに属す講義を履修しなければならない。講義(座学の授業)を多めに受講すれば実習(実際に体を動かす授業)を選択しなくても卒業できるのだが、ほとんどの学生は実習を選択することで座学の講義数を減らす。
 健康スポーツ実習の講義2023年度のシラバスによればその内容はテニス、バドミントン、ソフトボール、サッカー、バレーボール、フィットネス、卓球、アルティメット、太極拳、アダプテッド、スイミング(前期のみ)、ダンス(後期のみ)がある[30]。その他には抽選で受講することができるスキーという科目がある。スキーが抽選になるほど人気の理由の一つはこれが短期集中科目となっており、春休みに3泊4日に渡って行われるためである[31]
 健康スポーツ実習は他学科の学生と合同で行われるため、基礎セミナー(通称キセミ)と並んで数少ない他学科との関わりが持てる授業である。

工学部7号館

 IB館の北側、現在のEI創発工学館の場所に存在した建物である。2020年8月頃に取り壊しが始まった[32]。学生運動が盛んだった1971年に竣工されたようで[33]、中核派がどうこうという落書きも残っていた。計算機室があり、工学部の学生はここでプログラミングの授業などを受けていたが、建物の老朽化だけでなく、避難訓練の際に緊急地震速報がならないといった問題を抱えていたため取り壊しが決定された。建物内部には七味亭(ななみてい)と呼ばれる学食があった。七味亭については生協についての章「名大生協を知るための第2章」を参照されたい。

工学部2号館から工学部7号館を撮影した写真。うっすらと地上階に見える机は七味亭の内部である。7号館と2号館の間には多数のベンチがあり、購買で買った弁当などをここで食べる学生も多かった。撮影時期は不明だ2009年頃と思われる。名古屋大学@wikiの七味亭についての項目から引用[34]
工学部2号館とIB館の間にある道路から7号館の入り口を撮影した写真。撮影時期は不明だ2009年頃と思われる。名古屋大学@wikiの7号館の項目から引用[35]
筆者の友人が発見・撮影した工学部7号館にあった落書き。撮影日時は不明だが、2018年頃と思われる。

工学部二号館のカワサキバイク

 工学部2号館の中庭に10年近く放置されていると言われるカワサキのニンジャバイクである。緑色のボディがかっこいい人気の車種で中古でもそれなりの値段がするのだが、なぜか捨てられている。知り合いによればバッテリーなど高価な部品は取られているようである。持ち主もいつからあるかも不明であり、「持ち主はブラック研究室の闇に飲まれてしまったのだ」と冗談交じりに語る人も居たが、案外的を射ているかもしれない。謎の多いバイクである。

筆者が何故か撮影していた写真である。2020年7月19日撮影。2013年度入学の先輩が「入学した頃からある」と言っていたので、それが正しければ10年以上あることになる。
バイクの現在の様子。外見上は今でも綺麗なので多少整備すれば乗れそうに見える。2024年1月29日撮影。

国際嚶鳴館

 通称「嚶鳴館(おうめいかん)」は名古屋大学の学生寮で、東山キャンパスから南へ500 mほど行ったところにある。「嚶」の字は画数が多いため、「桜」の旧字体が「櫻」であることから口偏に桜のつくりをくっつけた略字がしばしば用いられていた[5:1]。寄宿料が1万6000円ととても安いことで知られているが[36]、入寮には一定の条件があるため望めば入れるというわけではない。また独特の雰囲気があるため合わないひともおり、かつては未成年者を交えてフロア対抗で飲んだビール缶の数を競ったという噂まで耳にしたことがある。とはいえ寮に入ると学部・学科が異なる横のつながりができるため、サークルともまた異なる人間関係を育むことができる。
 嚶鳴館の歴史は非常に古く、1920年(大正9年)に創立した名古屋高等商業学校という名古屋大学経済学部の前身となった学校の学生寮が起源であるとされる[37]。1959年ごろに現在の国際嚶鳴館の場所に建てられた新しい学生寮に「嚶鳴寮」という名前が継承されたようである。その後老朽化が進んだため2002年に国際嚶鳴館が竣工し、それに伴って嚶鳴寮は解体された。嚶鳴寮の解体の様子や国際嚶鳴館が建てられた当時の写真が、嚶鳴寮取り壊しに伴って行われたOB・OG会の参加者等によってホームページ上に残されている[38]

ゴミケ

 ゴミケは研究室の粗大ごみの排出日、あるいはそのゴミを持ち去る行為を指す。最も耳にする「ゴミケ」という呼称はコミックマーケットをもじったものである。ゴミケ当日は工学部二号館の中庭にあちこちの研究室でいらなくなったパソコン、実験器具、棚、椅子、机、ディスプレイなどなど様々なものが廃棄される。特に大掃除の直後や年度が変わる前後では多くの粗大ごみが排出される。しかしまだ使えるものも多く廃棄されるため、それに多くの学生(と明らかに外部の人に見える人たち)が使えそうなものを持ち去ることから、ゴミケだとか羅生門だとか呼ばれている。命名を含めて大学らしい文化である。
 夜の女王と呼ばれたとある教員が「新しい研究室を立ち上げるときにはそこにいく」と言っていたり、2020年2月には回収業者の工具が誤って持ち去られたときに事務から「廃棄品と勘違いして持っていかれた方がいらっしゃるようです。回収業者様の所有品になりますので、大至急、名乗り出ていただきご返却ください」とご丁寧に連絡が回されてきたので、事務も教員もそこで何が行われているは認知している。一種のリサイクルになっており、ゴミが減る分には廃品回収の費用が減るだけなので半ば黙認されているのだろうと推察される。ただ逆にここに自分の家の家電製品を廃棄する学生もいるらしく、それについてはかなり厳しい意見を教員から耳にしている。ゴミケに参加する学生らはゴミを持ち込まない、荒らさない、ゴミでないものを持ち去らないということに気を使いながら活動しているようである。
 SDGs精神あふれる大学生によってかなり昔からゴミが持ち去られていたことは容易に想像できるが、いつから行われているかは不明である。筆者の記憶では「ゴミケ」という言葉はAircraftのメンバーが使い始めたと聞き及んでいたが、調査した所「ゴミケ」という言葉はどうやら2014年12月ごろから筑波大学の学生が使い始めたようである。Twitterで調べるとそのころに筑波大学の学生が「ゴミケ」という言葉を使っていることが確認でき、また筑波大学の専門用語としてこの言葉はいくつかのホームページで紹介されている[39][40]。名大生のTwitterアカウントで「ゴミケ」という言葉が使われるようになったのは2015年12月頃で、筆者の記憶の通りAircraftのメンバーだった。なお芥川龍之介の著作から来ているであろう「羅生門」という呼称の歴史は分からなかったが、この呼称を使い始めたのはアマチュア無線同好会の人だと聞き及んでいる。
 なお本項はあくまで行為・名称ともに学生らしさあふれるこの単語の歴史を伝えるために書かれたものであり、ゴミケ行為を推奨するものではないこと、また先述したサークルのメンバー全員が現在もゴミケ行為をしているわけではないことの注意されたい。

ゴミケ会場である工学部2号館中庭。工学部3号館の南館を背中にして撮影している。中央の建物は2号館の北館、左に切れている建物は1号館である。2号館北館の前にあるフェンスの中に粗大ごみが廃棄されるのだが、入り切らないので浅間の鬼押出しのようにそこら中にPC関連機器が放置される。放置された粗大ごみは翌日業者が回収していく。なお監視カメラが置かれているが、不法投棄を防ぐためで持ち去りを防ぐ目的ではないようだ。2024年2月2日撮影。

サークル

サバイバー

 入学後に行われる英語のテストであるTOEFL ITPテストで基準に満たない点数を獲得し、サバイバルと呼ばれる追加の英語授業でている人たちを指す。追加の英語授業のほか、追加の課題(ぎゅっとeシステムで与えられる)をこなさなければならないため、サバイバーになるときつい学生生活を送ることになる。
 過去のシラバスなどが参照できないのでインターネットの記述に頼るしかないが、名大の英語授業に関するサイトに「2009-04-18/4月21日(火)から順次、英語(サバイバル)スタート」(スラッシュは改行。引用者が追加)と書かれていることからおそらく2009年4月から行われていたようである[28:1]

GPA

 GPA(Grade Point Average)は学生の成績をひとつの数字で表した成績指標のひとつである。あくまで成績指標のひとつでしかないのだが、コース配属や研究室の配属などでは重要視されている。授業の評価がSのものは4.3、Aは4、Bは3、Cは2、Fは0として、その学生の授業すべての成績の平均値がGPAとなる[41]。令和2年度以降に入学した学生は成績がA+、A、B、C、C-、Fと少し変更されている。なお「欠席」という評価は単位は取れていないためF(不可)と同じようなものであるが、GPAの計算からは除外される。そのため授業を履修したがこのままだとGPAが下がってしまう危険性があるような場合には、「欠席扱いにして下さい」と申告するとGPAを下がらないようにできる。難しい必修科目を1年目は「欠席」にし、次年度に再履修することでコース配属を有利に進める学生も居た。
 GPAは各評価の平均値であるためひとつでも外れ値があると大きく数字が低くなってしまうという問題点がある。大学生活では「興味はあるけど専門外の授業」をちょっと履修してみたり、難しい先生だが重要な科目を履修して「難しい内容でテストも良くなかったけど、必要な知識だったな」と思うことが重要だと思うのだが、GPAというシステムがあるせいでそういうことができなくなっているのは害悪だと筆者は思っている。筆者の学科では流体力学という重要だが難しい授業が選択科目になっていた。筆者はGPAのことを考慮して予習済みの他の選択科目を履修したが、そちらは既に知っている内容の授業であり、あまり有意義な授業ではなかった。そのため流体力学を履修しなかったことを後悔している。もしこの文章を読んでいる者で選択科目で悩むようなことがあれば、GPAにとらわれずに本当に大事な授業をとることをおすすめする。

地獄の細道

 地獄の細道はサークルの新入生勧誘イベントである。新入生は豊田講堂で入学の手続きを行った後、地獄の細道とよばれる道を通ることを半ば強要される。豊田講堂の中にぎっしりと並べられたサークルの展示物と、新入生を勧誘する上級生で埋め尽くされた小道を新入生は進まなければならないが、前後左右から声をかけられてなかなか前に進むことはできない。細道は豊田講堂の壁から壁を何往復もするように曲がりくねっており、一時間以上かかって抜け出す学生もいる。椅子などが置かれているため気になるサークルがあったらそこで上級生からサークルの雰囲気や活動内容を聞くことができるが、なんとなく気になるという程度のサークルに耳を貸しているといつのまにか疲弊しきってしまい、細道終盤で見かけた本命サークルの説明を聞く元気がないということもよくある。ようやく細道を抜け出したときには数多のビラと疲弊感が残る。若干煩雑さを感じながらもなんとなく大学生活への期待がうまれる、そんなイベントである。なお入学手続きは学部・学科ごとに分けて行われるため、医学部の入学手続きの日は医学部専用のサークルが並んだりする(註:医学部はキャンパスが異なるため医学部専用のサークルがいくつか存在する)。
 この起源について調べたものが文書資料室の発行する「ちょっと名大史」に書かれている[42]。それによれば1975年に「夢の細道」という名前で初めて記録に登場し、1980年に「地獄の細道」と名前が変わったという。そんな歴史ある地獄の細道は2019年12月頃から始まった新型コロナウイルス流行の影響を受け、2020年4月中止された[43]。「密」を絵に描いたような行事であったため仕方ないが、全学教育棟などを借りて毎年行われていたサークルの説明会の開催もできなくなったため、サークルのメンバーは新入生の勧誘が困難となった。
 それを受けて有志の名大生によって「オンライン細道」というものが実施された(註:筆者はオンライン細道については本稿執筆にあたって初めて耳にしたため、インターネット上に残された資料に残された資料に基づいて記述する)。「オンライン細道」は工学部新2年の学生によって運営されたもので、2020年2月27日頃に地獄の細道の中止が決定されたのを受けて[44]、3月2日にはオープンな形で実施するものとして企画が立ち上がったようである[45]。名大の部活・サークルについての情報を無償で掲載するサイトであったようで[46]、最終的に121の団体が掲載されていたようで[47]、6月末に終了した。この「オンライン細道」は2021年度にも実施されたようであるが、2022年は行わなかったようである[48]。仕方ないとは言え、あれもこれも禁止・中止するという制限を課してきた大学に対して、学生主体でこのような企画が運営されたことは大変評価できるだろう。
 その後新型コロナウイルスの流行が下火になり、2021年度および2022年度は地獄の細道が実施されたようである。しかし当時は依然としてコロナ禍であったため、東山キャンパスの第1・第2体育館などを使って飛沫防止用のシートなどが張られた状態で実施されたようである[49][50][43:1][51][52][53][54]。その後、2023年度にはコロナ前とほぼ同じ形式で「地獄の細道」が開催された[6:1]。その時の参加団体数は121で[6:2]、オンライン細道に参加したサークルの数と同数であり[47:1]、オンライン細道が地獄の細道の代替として十分機能していたことがわかる。細道を一時間半かけて抜けてきた学生もいたようで[6:3]、その地獄っぷりは4年かけてようやく復活した。

したらば掲示板

 名古屋大学について語った電子掲示板である。名古屋大学の2chのスレッドのは多くは閲覧できなくなっているが、こちらの掲示板は現在でも閲覧できる。Twitterの台頭とともに利用者が激減した。

実習工場

 工学研究科実験実習工場は、学生や教員などが使える工作機械が置かれていた施設である。学生会館の南にあった施設で、工学部の一部の学科ではここで工作機械の使い方を実験・実習の授業で学んでいたほか、ものづくり系のサークルが金属加工等に利用していたが2023年ごろに取り壊された。

自転車止め

 歩道と歩道の交差点に設置されている鉄パイプのようなもので作られた設備で、自転車がギリギリ通れるように20cm程度の隙間が開けられている。すり抜けようと高速で進入すると鉄パイプにペダルが当たってしまうので自ずと減速することになる。「スピード落とせ」と書かれたスピード狂には全く意味のない看板とは違い、事故防止にきちんと役立つうまい設計である。だが台車や車椅子を利用する人は通過できない場所となるので、その場合は迂回を強いられることになる。

中央図書館と第三グリーンベルトの間に設けられた自転車止め。2024年2月3日撮影。

秋革祭

 秋革祭(しゅうかくさい)は名大祭実行委員によって企画・運営される大学のイベントである。10月末の土曜日に実施されるものだが、名大祭に比べて規模が小さく授業も休講にならないため話題になることは少ない。2023年度はサークルなどによる有志企画、模擬店、縁日、および脱出ゲームなどが行われたようである[55]

授業料免除

 大学には授業料や入学費の支払いを免除してくれる仕組みがある。新入生なら入学前に、在学生ならば2月~3月あたりに授業料免除申請を行うとそれぞれの家庭の財務状況によって全額免除・半額免除・不許可(全額支払い)が決定される。母子家庭・父子家庭だったり、兄弟が学生だったり、祖父母を扶養していたり、あるいは単に親の収入がそこまで高くない学生は申請をおすすめする。住民票や親の源泉徴収票などを集めておかないといけないため多少の面倒はつきまとうが、免除されなかったとしてもペナルティはないのでダメ元で申請すればよい。筆者の周りにいる学生で不許可になった人はいないので、ありがたいことにかなり多くの学生が授業料を半額・全額免除してもらえているようである。詳しい話を聞きたい場合は学生支援課に行くと良い。

奨学金

 奨学金は就学を援助するために貸与あるいは給付されるお金のことである。あまり知らない人が奨学金と聞くと給付奨学金を想像する者が多いだろうが、利用者数の多い日本学生支援機構(JASSO)の奨学金は基本的に貸与奨学金(端的に言えば借金)である。JASSOは学業をどれぐらい勤勉に行っているかを評価し、その度合によって返済の一部が免除されたりすることもある。そのためJASSOの奨学金を利用している学生の中には学会発表などに力を入れて返還免除を目指す学生もいる。
 その他、民間奨学金が多くがあるが、その中には給付奨学金がいくつかあり、その中には財団への報告義務が少ないものもあるので非常におすすめである。名古屋大学のホームページ(名大ポータル)を確認するだけでなく、学生支援課の人に直接話を聞きに行くと条件にあった奨学金を教えてもらえることもあるので積極的に活用することをおすすめする。また同じ理由で授業料免除は積極的に利用することをおすすめする。
 余談になるが、給付奨学金を使って高価な自転車を購入したり、暗号通貨を購入した学生もいるようである。意図的にネタに走って変なものを買う必要はないが、自分の興味関心を掘り下げていくことも含めて大学生活であるので、使い道をあまり気にする必要はないだろう。

新歓コンパ

 新入生歓迎コンパニオンの略。サークルに入った学生に向けて行われる食事会を指すことが普通だろうが、ここではコロナ禍前に運動部を中心に行われていた「まだサークルを決めていない新入生が無料で参加できる食事会」を指す。その規模は部活によって異なっていたが、筆者の記憶ではボート部の新歓コンパが最も規模が大きく知名度が高かった。ボート部は南部生協(Mei-dining)を貸し切って100人規模の新入生を参加させる新歓コンパを毎年開いており[56][57]、ボート部に入る気などからっきしないにもかかわらずタダメシが食えると聞いて参加する新入生が多かった。ボート部としてもタダメシ目当ての学生を拒むことなく受け入れていたので大した器のでかさである。規模は違えどそういった無料の新歓コンパはいくつもあり、そういった無料の新歓コンパにいくつも参加することで食費を浮かせたことを自慢気に話す学生も居た。
 しかしそういった新歓コンパはコロナ禍に入った2020年4月には当然ながら行えなくなってしまった。2023年4月頃にはコロナが下火になり、新歓コンパが行えるぐらいの雰囲気に戻ったが、3年間行われていなかった影響もありコロナ禍前のような新歓コンパは行われていないようだ。

すき家 千種鏡池通店

 牡丹亭さえも閉まった草木も眠る丑三つ時、コンビニ飯以外のご飯を求めた名大生が行きつく場所である。実験等で夕食のタイミングを逃した学生や、学会発表の準備で徹夜を敢行する院生、夜遅くまでゲームや麻雀等を部室でしていた学生などが利用する。

すき家外観。2024年2月7日撮影。

スターバックス 名古屋大学附属図書館店

 中央図書館の入り口にあるスターバックスの店舗を指す。2010年5月17日にオープンした[58][59]。スターバックス(略称:スタバ)はアメリカの喫茶店チェーン店であり、落ち着いた雰囲気のオシャレな喫茶店である。飲み物などが500円〜2000円程度の高い値段で販売されているが、入店する人が絶えない人気の喫茶店である。利用者は社会人やオシャレな学生などが多く、本山原人の末裔のような学生はあまり利用していないようだ。

中央図書館入り口にあるスターバックス。2024年2月3日撮影。

生協PC

 生協PCは生協から販売されているノートパソコンで、入学案内などにチラシが入っており、新入生の何割かは購入する。筆者が入学した2015年頃はだいぶ型落ちのPCという印象で、値段が高い(15万円ほど)割にメモリが4GBでハードディスクであったため、非常に動作がもっさりしていた(註:2015年度入学者に配布された広告によれば、当時販売されたのはFMV LIFEBOOKのFMVS90TWD1とFMVS90TRD1である。なおこのPCはCore™ i5-5200U 2コア4スレッド、メモリ4GB・最大容量12GB、Win8.1 Update 64bit、500GB HDD、タッチパネル搭載)。当時はWindowsが32bitから64bitへ移行する過渡期が終わったぐらいで、6GB~8GBメモリがまともなノートパソコンのスペックだった。起動すると2GBぐらいのメモリはOSに専有されてしまうため、4GBのメモリではすぐにメモリを使い果たしてしまい、HDDをメモリの代わりにする仮想メモリという機能が動き始めてまともに動作しなかった。生協PCを買ってから後悔した者で、多少パソコンに強い者は自分でメモリを拡張することでまともに使えるようにしていた。
 値段の割に高い理由はパソコンにつけられた補償にある。購入して1年未満であればパソコンが壊れても修理代がかからなかったり、完全に破損した場合は生協でほかのノートパソコンを買うと12万円(元のパソコンの8割の金額)を補助してもらえるという補償がついていた[60]。そのため”うっかり”生協PCを壊してしまい、Macbookを生協で買い直すというテクニックで生協PCから脱出する者もいた。
 しかしあまりにも悪評が学生によって広められたためか、2019年頃にはそこそこ使い物になるPCが売られるようになったと記憶している。実際インターネット上を調べると2018年や2020年に生協PCを擁護するような記事が投稿されている[61][62]。nuwnetと同じく、数年で評価が変わったものの1つであろう。

生協PCの紹介パンフレット。2015年度入学者に配られた『名古屋大学生協からのご案内』より引用。

絶起

 絶起(ぜっき)は「絶望の起床」、あるいは「絶望的な起床」の略とされる。全国的に使われる言葉で2017年のギャル語流行語大賞の8位になっており、この頃には一般に知られるようになった。目が覚めたときに授業に出られないことが確定していた場合にSNSなどに「絶起した」と発言したりする。絶起した学生は慌てて出かけるものと自主休講を決め込む者とに二分される。なお1989年ごろは講義を寝過ごすことを「寝たおす」と呼んだようである[63]

全学教育棟

 全学教育棟は東山キャンパスの南部生協付近にある校舎であり、名大の一年生は医学部であってもこの校舎で教育科目等を受講する。通称「全学(ゼンガク)」、「全学棟(ゼンガクトウ)」。面積も広く、また非常に多くの講義室があり、S20とかC11とかサブラボA等、わかりやすいような分かりにくい名前がつけられている。そのため4月と10月の新学期の初めには講義室を探して右往左往する一年生の姿が散見される。1Fには服部ホールという名前の談話室のような場所があり、講義の合間や昼食時にここで友人と語らいながら過ごす学生も少なくない。どの学部も利用する校舎であるため、名大を代表する校舎であるといっても良いだろう。
 中庭にはある場所からみると放射状の赤い線が浮かび上がる錯視のような現代アートが施されているほか、謎の三角形の屋根のような物体が鎮座している。この二つのアートについては全学教育棟東側の看板で説明がなされている。看板や貼り紙といったものは失われやすい文章であるから、写真とともにここに日本語の全文を引用する。

中庭とアート

この中庭は、「みつけるにわ」をコンセプトに、学生の福利厚生の充実を目的に整備されました。入学後、1,2年次の学生が多くの時間を過ごす場所であるとともに、そこで専門的な学問や生涯の目的など何かを見つける場、教養教育の意味を考える場、となるように計画されました。
 屋根は日陰と休息の場を提供し、同時に豊田講堂の青色発光ダイオードの時計と関連づけられ、日時計としても機能します。ベンチのスケールや床のパターンには、近代の著名な建築家ル・コルビジェの寸法単位モデュロールが用いられています。
 アートは、フェリーチェ・ヴァリーニ氏による《Venti Punti Dieci Rete Incrociate》(20の点と10の直線)です。断片的に見える赤い線は、ある一点に立つとすべてつながり、10本の直線になります。中庭に入るパサージュ(通り道)に設定されたそのポイントを出発点として、様々な地点・角度から鑑賞して楽しむことができます。見る人がそれぞれ自由に解釈し、想像力を働かせることで、作品は完成することになります。
 ヴァリーニ氏は、スイス生まれ、パリを拠点に世界で活躍するアーティストで、作品の特徴は建築物を支持体(キャンバス)にして抽象絵画を描く手法にあります。
 この中庭は、学生と教職員からなるグループPAPLA (Public Art Project for Liberal Arts)による提案を基本に作られました。 
 
2008年8月26日
教養教育院

 入学直後はこの錯視アートをみて「わ〜すご〜い!」と言いながら写真を撮るものであるが、2週間もすると慣れてしまいその存在は無意識下に埋没する。また日時計として機能すると豪語する屋根(もちろん日時計として使う学生は居ない)は、中庭にある木製の箱型のベンチの中で最も可愛らしい小さなベンチを雨から守るばかりで、屋根としてはほとんど機能していない。雨の日に座る場所を探してさまよっている学生は他のベンチも濡れないように設計してほしかったと何度嘆いたことだろうか。合理主義を追求しすぎることは必ずしも人生を豊かにしない。こういった非合理的な建築も決して悪いものではない。しかし、アートを楽しむためには心の余裕、ひいては座ってゆっくりできる場所が必要なのではないだろうかと思うばかりである。

全学教育棟を文学部本館の方から撮影した写真。全学教育棟の東から撮影した写真になる。前庭に咲いている花は寒椿かサザンカ。2024年1月26日撮影。
服部ホールから中庭を撮影した写真。南向きに撮影したものになる。画面外になるが左側に道路があり、ファミリーマートがある。中央にそびえる三角形の建物が屋根であるが、画面中央の隠れてほとんど見えてない低い小さなベンチだけを雨から守っている。中庭のあちこちにある箱型のベンチに座って弁当を食べる学生は多い。右側のベンチの近くにはミストがでる装置がついており、夏は稼働して少しばかり涼しい。2023年11月13日撮影。
ファミリーマートを背にして全学教育棟のアートを撮影したもの。2023年11月13日撮影。
全学教育棟の看板。ファミリーマートの道路を挟んで向かい側にある。2023年11月13日撮影。

全学メール

 名古屋大学がかつて学生一人ひとりに与えたメールアドレスである。名大が設置したメールサーバーで管理されていたため、メールの添付ファイルサイズの上限が100MBだったり[64]、保存容量が500MBしかないなど[65]、使い勝手の悪いメールアドレスだった。部の授業でプレゼンテーションファイルなどを教員に送信したり、研究室から連絡事項がPDFなどで送信されると簡単に500MBに達してしまうため、メール容量が満杯に近いことを警告するメールをしばしば受け取ることになった。また、もしメール容量がいっぱいになると新規にメールを受信することができなくなるため、学生は不定期にメールを削除する必要にかられた。それ以外にもサーバーが東山キャンパス内にあったため、東山キャンパスでしばしば行われる計画停電中に全学メールを含めてNUCTなどのサービスが使えなくなってしまうこともあった[66]
 このような多くの問題を抱えていた全学メールであったが、2021年9月からMicrosoftのメールサーバーを使った機構メールというものが作られ、容量などの問題が解決した。全学メールは2022年4月から新規のメールを送受信できなくなり、2023年4月に完全に廃止された[67]

全国七大学総合体育大会

 通称は七帝戦(ななていせん、しちていせん)あるいは七大戦(ななだいせん、しちだいせん)があるようだが[68]、筆者は七大戦(ななだいせん)という通称しかしらなかった。旧帝国大学対抗の体育大会。筆者は運動部から縁遠かったので詳しくないが、Wikipediaにまとめられているのでそちらを参照されたい。

卒業式

 名古屋大学の学生が豊田講堂を使う数少ない機会である。総長が東海国立大学機構の話を延々とし退屈している中で、文系の主席の学生が西田幾多郎の言葉を引用しつつ素晴らしい答辞を読み上げており筆者は感動したので、卒業式に参加するときには答辞だけはきちんと聞くと良いことがあるかもしれない。

体育会

 主に運動系のサークルや部活動団体が加盟している団体である。だがフォーミュラチームFEMや航空部、自動車部のように名前だけ菊と運動部っぽくない団体もいくつか加盟している。詳細は「サークル・部活動一覧」の章を参照されたい。

第1課外活動共同棟

 第1課外活動共同棟および第2課外活動共同棟は東山キャンパスの南部地区、情報学研究科棟の西にあるサークルや部活動の部室のある建物である。北側の棟が第2課外活動共同棟で26室、南側の棟が第1課外活動共同棟で17室の部屋がある[69][70]。第2課外活動共同棟にはAircraftの部室があり、工作機械などが並んだ大きな部屋がある他、その前には航空部のグライダーが置かれている。筆者はあまり縁がなかったので詳しくはないが、Aircraft、文芸サークル、航空部、水彩部、漫画研究会などの団体の部室があると聞いている。
 第1課外活動共同棟は1974年に建てられたもののようで[70:1]、かつては第三文化サークル棟と呼ばれていた[71]。1987年の地図によれば第2課外活動共同棟があった場所にはプレハブ製の教養部西部室と呼ばれる建物があったが[71:1]、2010年には現在の第2課外活動共同棟が建てられた[70:2][72][73]。だが建てられた当初は第三文化サークル棟、第六屋外運動場倉庫という呼び名で名古屋大学プロフィールに記載されているが[73:1]

第1課外活動共同棟。附属学校グラウンドを背にして南西を向いて撮影したもの。2024年2月7日撮影。
第2課外活動共同棟。奥に見えるのが第1課外活動共同棟。写真中央に写っているのは航空部が持つグライダーで、練習飛行を行う際には車で牽引していくという。附属学校グラウンドを背にして南西を向いて撮影したもの。2024年2月7日撮影。

第1グリーンベルト

 第1グリーンベルトは豊田講堂の西にある芝生が生い茂ってるエリアである。名古屋大学と書かれた石碑が付近に置かれており、「名古屋大学 画像」で検索するとこの第1グリーンベルトと豊田講堂が映された画像が最も多く検索結果に現れる。名古屋大学の学生であれば一度はこのグリーンベルト前の石碑で写真撮影を行う。
 芝生が生い茂っているため、暖かい時期であれば学生や近所の子連れなどがここで本を読んだり、昼食をとったりしている。雪が積もった日の昼間には無造作に作られた1m大の雪玉や、雪だるまがいくつも並ぶ。雪で一限が休講になった学生が暇つぶしに雪だるまを作りに来るため、雪だるまを作りたい場合は一限前に訪れることをおすすめする。時々芝生養生中のため立ち入りができなくなる。
 三つのグリーンベルトすべてに関係する話なのだが、『名古屋大学を知る本 名大スピリッツ 1989』にグリーンベルトの歴史について詳しく書かれている。それによればこの場所は1969年ごろはだだっ広い砂地で図書館もなく、ここを吹き抜ける風によって砂塵が中央の通りに流れていたという。中央図書館は風よけのために、植え込みは防砂用に置かれたという。このグリーンベルトは幅が約百メートルほどあるが、実はグリーンベルトから西へ2.5km離れたところに若宮大通という道幅が100mある道路が存在する。東山キャンパスにだだっ広い空き地があった理由として当時の学生の間では若宮大通がここを通る予定だったが、何らかの都合でここまで延長できなくなり、だだっ広い土地が取り残されたと噂されたという。

第1グリーンベルト。古川記念館(博物館)の奥に嚶鳴タワー(東山タワー)が見える。IB館を背にして古川記念館の方を向いて撮影したもの。2024年2月3日撮影。
第1グリーンベルトの南にある名古屋大学の石碑。名大には門などがないため、入学式や卒業式の後にここで記念撮影する学生は多い。2024年2月3日撮影。

第1文化サークル棟

 第1文化サークル棟は2015年から運用が始まったプレハブのサークル棟である。学生会館の北に位置するが、大学の出す地図などには掲載されていないこともおおい。断熱性の低い安いプレハブを既に8年近く運用しており、そのうち建築法に引っかかってしまう気がしなくもないが、なんとかなっているようである。これから何年使い倒すかは知らないが、大した倹約術である。旧第一サークル棟よりも部屋数が増えたため、このサークル棟のおかげで部室を新たに得たサークルは少なくない。中庭は全く整備されず砂利だらけの歩きにくい状態となっているが、その理由はもし整備したら学生はいろいろつかってしまうだろうから意図的に整備しなかったと聞いている。なおこの荒れたままの中庭は、夏には何処かのサークルがバーベキューを開いたり、あるいは何かをつくる作業場に使われたりするなど、いろいろ使われている。
 2015年の春から使えるとのことだったが、有機溶剤の濃度(TVOC)が非常に高かったため実際に使えるようになったのは10月以降だった。10月中旬以降から基準をクリアしたため入れるようになったが、基準ギリギリであることと、引っ越し期限が2016年3月末であったので、各サークルはわりとゆっくり引っ越しを行ったようである。なお第2文化サークル棟は学生会館と一体化しており、学生会館の西側を第2文化サークル棟と呼ぶらしい[71:2]

学生会館の裏口から撮影したもの。学生会館を背にして南西ぐらいを向いて撮影している。昔は小綺麗だったのだが、どのサークルも徐々に荷物が増えて行き廊下を占領し始めている。消防法の関係上廊下に物をおいてはいけないと注意されたことがあったような気がするが…… 2024年2月2日撮影。
学生会館の2Fから撮影したもの。おおよそ東を向いて撮影している。右側の見切れている建物が学生会館である。2024年2月2日撮影。

大幸キャンパス

 砂田橋駅とナゴヤドーム前矢田駅の間あたりに位置するキャンパスである。医学部の学生が利用する。医学部以外の学生には縁遠いキャンパスである。

第3グリーンベルト

 中央図書館の西にある場所である。木々に囲まれているがその様子はグラウンドという表現が最も的確であり、3つあるグリーンベルトのなかで最もグリーンベルトらしくないグリーンベルトである。
 古今東西のグラウンドの例にもれず、このグラウンドも非常に水はけが悪い。雨が降った日は利用できなくなるほど地面がぬかるむ。主な利用者はラクロス部で、コロナ前は毎日のように第3グリーンベルトや中央図書館の周りでラクロスの練習をしていた。また研究室対抗のソフトボール大会があるらしく、工学部の学生がソフトボールの練習をしている姿を見かけることも多い。
 コロナ禍になると利用を禁止する貼り紙がなされ、一時的に利用できなくなった。その後利用できるようになったが、2023年4月頃から第3グリーンベルトの半分が東海国立大学機構プラットフォームの整備のために利用されることになり[74]、学生は半分しか利用できなくなった。

第三グリーンベルトの東端から中央図書館の背面を撮影した写真。第二グリーンベルトの工事のために半分が使えなくなっているが、残った半分で昼下がりに野球をする学生の姿などを見つけることができる。なお左側ある建物は工学部3号館である。2024年2月2日撮影。

第2課外活動共同棟

第2外国語

 理系ならば学部一年の間、文系ならば二年生まで履修する英語以外の外国語である。留学生は日本語を選択できる場合もあるが、日本人だと中国語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・朝鮮韓国語(以下、単に韓国語とする)・ロシア語の6種類から選ぶことになる。同じ学科でも履修する授業が違うので、しばしば話題になる科目である。
 名古屋大学新聞や名大スピリッツなどにも第2外国語のことが書かれている。どうやら昔は選択肢が少なかったようである。昭和34年(1959年)9月1日発行の『名古屋大学新聞』名大案内号によれば、学部によって多少違いはあるものの、フランス語とドイツ語のいずれかが第二外国語として学ばれていたようである。それ以外の言語は文学部の学生が専攻によって中国語・ラテン語・ギリシャ語・ロシア語を学んでいたようである。その後第二外国語の選択肢は増え、『名古屋大学を知る本 名大スピリッツ 1989』によれば1988年には韓国語以外の第2外国語(5種類)が選択できるようになっていた。
 以下は各第2外国語の印象を適当に書き綴ったものであるが、筆者の周りはなぜか中国語と韓国語を履修した学生ばかりだったので、それ以外の言語の記述はだいぶおざなりである。
 中国語……漢字文化圏であるため比較的とっつきやすい言語であると言える。声調とよばれる音の高低変化によって単語の意味が変わるので、序盤に行われる発音の授業では永遠に「まぁ→まぁ⤴まぁ⤻まぁ⤵」と発音させられる。また中国では一部の漢字が大幅に簡略化されており(簡体字と呼ばれる)、中国語の授業を履修した者はごんべんなどを中国風に簡略化させて書くのが癖になるものもいるとか(例:訁→讠)。知り合いは授業内で「太贵了!(値段が高すぎる!)」「便宜一点儿吧(値段をまけて下さい)」を教えられたらしい。また本物の反日の先生がいたことが筆者の世代では話題になった。
 ドイツ語……明治時代にはよく学ばれていた。現代でも医学用語に使われているし、旧制高等学校の俗語などにはよくドイツ語が使われたりしていた。その名残りで1960年頃の『名古屋大学新聞』を開くとリーベ(恋人)がどうのこうのということが書かれているので、その時代に学生が書いた文章や俗語辞典などを開くと楽しめるだろう。履修するとイッヒ(Ich: 私)の発音だけはちゃんとできるようになる。数字の数え方が独特でかつ発音が仰々しく、筆者の友人には数字を入力すると対応するドイツ語が表示されるプログラムを書いたやつがいた。なおドイツ語のテストで「なんでも持ち込んでいいよ」と言われてドイツ人を持ち込んで単位を取った人がいるという話が流れているが、これはあちこちの大学で話されているものである。
 フランス語……比較的難しいとされる言語である。入学前後には第2外国語の各教員がそれぞれの言語の魅力を語って新入生を勧誘する説明会が行われるのだが、そこでフランス語の先生が「フランス語を履修する人は、なんとなくみんな美男美女ですね」と語っており、筆者は「そんな鼻持ちならねぇ高慢ちきな言語はこっちから願ぃ下げだァべらんぼうめ」と思った記憶がある。美男美女の友人に恵まれなかったのかフランス語を履修している友人は全然いなかった。
 スペイン語……母語話者が南米に非常に多い言語。母音がアイウエオなので比較的発音が簡単であるとされる。「スペイン語を学ぶとポルトガル語もなんとなく分かるようになるからオトク」という触れ込みであったが、理系学生が1年間で学んだ程度ではポルトガル語はおろかスペイン語も話せるようにならないのであまり意味はない(もちろんこれは人による)。
 ロシア語……キリル文字という顔文字にしばしば使われる文字を使う言語である。巻き舌の発音をうまく使いこなせるとかっこいいとされる。名大の話ではないが、CS:GOというオンラインFPSでは地理的な関係上日本人とロシア人が一緒にプレイすることが多いらしく、CS:GOでロシア語の暴言を頻繁に耳にするため履修した学生がいるようである[75]
 韓国語……筆者が履修した言語なので少し詳細に語る。日本語と文法がほとんど同じ言語であり、助詞・単語・動詞の活用などを覚えてしまえば日本語の文章を置き換えるだけで話せてしまうため、最も簡単であるという噂の言語である。実際にはそんなに簡単なものではないが、その触れ込みは概ね正しい。学生が韓国語を履修する理由は①簡単らしいから、②韓流ドラマなどが好きだから、③親が韓国人だからというものに大別される(註:筆者の個人的見解である)。とくに③は印象的で、授業初日に教員が「親が韓国人のひとはいますか」と聞いて何人かが手を挙げ、その後韓国語で学生と教員が話すというシーンがあり、「お前なんで韓国語話せるのにここに来たの?」と思ったのを覚えている。実際に聞いてみたところ「親が韓国語を話すので聞き取りはできるが読み書きは一切できない。また話すのもできているようにみえるが、実際にはかなりたどたどしいものである」と語っていた。帰国子女などではしばしばあることなのだが、筆者にとっては初めての経験だったので今でもよく覚えている。さて、韓国語を学ぶ上で最も面白いと思われるのはやはりハングルと呼ばれる文字である。ハングルは韓国語の特徴を踏まえて作られた韓国独自の文字であり、一文字が一音に対応する表音文字である。非常にシステマチックに作られており、「賢い者は朝の間に、愚かな者だとしても十日なら十分に学んで習うことができる」という言葉が残されているほどである。事実、韓国語を一年間履修しただけでは全然話せるようにはならないが、あの丸と直線で構成された独特の文字の読み方は大抵身につく。漢字と併用して使うことを前提として作られているため漢字と同じような部品で構成されており、漢字文化圏で生まれたもう一つの平仮名という印象で非常に面白い文字である。なお更に話が逸れるが韓国語の授業は筆者が一年生の間に2回ほど先生の子供の発熱で休講になっており、「男の先生が子供の発熱で休んでも問題ない世界」を目の当たりにしていい大学だなと思ったりした。

第2グリーンベルト

 第2グリーンベルトは第1グリーンベルトと中央図書館の間にあったエリアである。2023年4月6日より「東海国立大学機構プラットフォーム(仮称)」の工事が開始され[76]、11月現在も工事が続けられている。第2グリーンベルトにあったものを豊田講堂から近い順に紹介すると、ツツジ(サツキだったかもしれない)が一面に植えられたエリア、名大祭などで利用されていたステージ、東山デルタ像(該当記事参照)、金魚やアメンボが棲んでいた池などがあった。
 工学部棟がある北側と、全学教育棟がある南側の中央に位置していたため、工学部の学生はファミリーマートや全学教育棟などに用事がある場合にはこの第二グリーンベルトを横切っていた。池の近くや、名大祭で使われたステージの近くにはベンチがあるため、このベンチに座って時折池の中を覗き込みながら和やかな時間を過ごす学生も多かった。
 全学教育棟・中央図書館と同じように、どの学部の学生であっても利用したことのある場所であったと言えるであろう。それ故に第2グリーンベルトが取り壊されるという話は非常に大きな衝撃を伴った。多くの学生に愛されていたために、中央図書館の出入り口には在りし日の第2グリーンベルトを偲んでジオラマが作成・展示されているほか、インターネット上にも取り壊し前に第2グリーンベルトを訪れた記録を残したブログや[77]、松尾前総長がグリーンベルトの思い出を語る記事などがある[78]

第二グリーンベルトの東側に円形に植えられたツツジ。ツツジは名大のあちこちに植えられているが、第二グリーンベルトに植えられているツツジが一番綺麗だったように思う。中央奥の木々の向こうに見えるのが豊田講堂、写真左の見切れている建物はIB館である。第二グリーンベルトの中央あたりから東を向いて撮影したもの。2022年4月25日撮影。
中央図書館出入り口にある第二グリーンベルトのジオラマ。ジオラマの右側が中央図書館側で、二つの池が再現されている。中央の丸い部分がステージで、ベンチが円形状に並べられていた。左側にはツツジなどが咲いていた。ライブラリーメイカースペースのメンバーによって作成されたものである。2024年1月5日撮影。
中央図書館出入り口にある第二グリーンベルトのジオラマの看板部分の写真。2024年1月5日撮影。
中央図書館3Fから撮影した第二グリーンベルトの工事の様子。中央奥に第1グリーンベルトと豊田講堂が見える。2024年1月26日撮影。

第2文化サークル棟

立て看

 立て看(たてかん)は立て看板の略称で、柵などに立てかけられた看板である。学生運動の流れをくんでいるものらしく、京都大学では大学の方針を批判するような看板や、アニメなどを布教するような冗談交じりの立て看板が現在でも活発に作られている。名古屋大学では主にサークルの広報手段のひとつとして活用されており、全学教育棟の前の通りには多くの立て看板が置かれている。また工学部2号館から学生会館に到るまでの道沿いにもいくつか置かれている。その他の活用事例としては社研が政府や国外の政治をいわゆるゲバ文字で批判するものをよく作っていたり、名大祭直前には名大祭の出し物を宣伝するものが多く見られるほか、スマッシュブラザーズの広告のような「○○参戦!」というような学生を楽しませる立て看板も作られている。2024年1月時点での立て看板は写真を撮影しておいたので、「写真・地図」の章を参照されたい。
 ベニヤ板で作られているものが多く、時々風などで倒れてしまっているものや、ささくれてしまっているものもある。古くなった立て看板は大学が撤去しているようで、今までどのような立て看板が存在したのかという歴史をたどることは難しい。とはいえそんな一期一会の立て看板を楽しむのもまた学生生活の楽しみのひとつである。

単位チョコ

 生協で販売された「単位」という文字が書かれたメダル型のチョコレートである。2016年12月ごろに100円で販売が開始され[79]、金で「単位」が買えるとして一時期話題となった。その後1年間ぐらいは販売されたようだが、2024年現在では販売されていない。

単位チョコの写真。名古屋大学生協南部地区の生協のTwitterに2016年12月27日に投稿されたものから引用[79:1]

2フロアアップ、3フロアダウン

 名大構内のエレベーターに貼られている貼り紙の文言である。意味は「2階分上がる場合と、3階分降りる場合はエレベーターを使わずに階段を使うように」ということである。高い建物であれば意味のある貼り紙なのだが、3階建ての建物のエレベーターにも貼られており、従順に指示に従うとエレベーターを使うことができないじゃないかというツッコミが入る。

工学部2号館南館に貼られているものを撮影した。工学部2号館は南側から入ると地上階が2Fになるので、この貼り紙に従うとエレベーターを使うことはできない。2023年11月10日撮影。

鶴舞キャンパス

 鶴舞駅のすぐ近くに位置するキャンパスである。名古屋大学附属病院があり、医学部の学生が利用する。名古屋工業大学と隣接している。医学部以外の学生には縁遠いキャンパスである。

TACT

 TACT、通称「タクト」はNUCTの後継システムである。NUCTと同様に授業の資料の配布や小テストの実施、課題の提出などができる。2023年度の授業から運用が開始された。

2024年度から運用が始まったTACTのホーム画面。2024年2月2日撮影[80]

東海国立大学機構

 国が大学に支出する予算を絞った結果、岐阜大学と名古屋大学の法人を統合して生まれたものである。2020年4月から名古屋大学の名義が変わった。当時の松尾総長はこの統合にかなり尽力したらしく、卒業式では延々とこの話をしていたのを記憶している。大学としてはかなり大きい変化であったものの、学生にとってはあまり大きな変化はない。統合の経緯は『名古屋大学の歴史 1871〜2019』に詳しく書かれている。
 このような大学の合併は近年しばしば行われており、市町村の多くが合併を繰り返した平成の大合併を彷彿とさせる。平成の大合併は国の地方交付税の削減が原因のひとつであったことが知られているが、大学の合併は国の運営費交付金の削減が関係しているようである。平成の大合併では合併したせいで役所が町の中央に移されてしまい、吸収された町村が不便を被るということがあったりした。大学の合併でも同じような問題が起きていないかと調べた所、岐阜大学の予算と名古屋大学の予算が1対16となっていたり、病院のカルテシステムが岐阜大学と名古屋大学で異なるものを使っていたが、名古屋大学のものに統合されるといった名大の強権的な運営を指摘する記事を見つけた[81]。そのような合併の負の側面は大学が編纂する「歴史」には書かれないだろうから、詳しく調べて批判的に本項を書きたかったが時間的余裕と筆者の能力不足で叶わなかった。

東海国立大学機構大学文書資料室

 学生の間での知名度は高くないが、本稿執筆において非常に多くの情報がここから得られていたため立項する。東海国立大学機構大学文書資料室(以下、文書資料室)は名古屋大学に関係する資料を収集・保管している組織である。収集対象は幅広く、大学が書く公文書や、名大祭で配布されるパンフレット、シラバスなどの便覧、映像資料など多岐にわたる。また大学の歴史書の編さんや、『ちょっと名大史』という「東山デルタ像」や「本山原人」などの堅すぎない名古屋大学の歴史について書いた面白い読み物を定期的に発行している。保管されている資料は申請すれば閲覧できるため、もし気になる資料があったら閲覧しに行くのも良いかも知れない。
 今はどうでもいい資料であっても、50年後の後輩たちにとっては汎用AI普及過渡期の学生の記録として重宝される可能性もあるのでで、卒業前には家に残っているパンフレットや写真、動画、サークルが発行する部誌などを寄贈すると良いだろう。

本部別館。この建物の中に大学文書資料室がある。他大学での歴史書の編纂をする方達や、研究者などがしばしば資料を閲覧しに来るという。2024年2月8日撮影。

図書館

豊田講堂

 第1グリーンベルトの東側にある鉄筋コンクリート製の建物である。通称「トヨコー」。なお正式名称の読み方はトヨタではなくトヨダである[82]ようだが、トヨタ講堂と呼ぶ学生の方が多いのではないだろうか。1959年3月着工、1960年5月9日に竣工披露式が開かれた[83]。講堂と名付けられているが入学式・卒業式と地獄の細道などの入学前後の説明会以外でこの施設を利用する学生はほとんどいない。数少ない例外としては、コロナ禍の際にワクチンの集団接種がここで行われ、周辺の大学の学生らとともにワクチン接種が行われた。休日などに講演会などに使われることはあるようだが開いているところを見ることは少ない。それをいいことに豊田講堂のガラスを鏡の代わりに使ってダンスの練習をする学生がいたり、講堂前の広場でダンス系サークルが踊りの練習などをしている。しかしこの建物は2011年に国の登録有形文化財に登録されているらしく、もしうっかりガラスを割ってしまうと法律上面倒なことになるらしい(有形文化財の毀損として届け出をしなければならないらしい)ので、豊田講堂周辺で遊ぶときは要注意である。

豊田講堂を正面から撮影した写真。『名古屋大学新聞』では1年に1回は豊田講堂の写真をでかでかと掲載し、現在でも名古屋大学と検索すれば同じ構図の写真がごまんと出てくるので、『名大見聞録』においてもっとも価値の薄い写真だろう。2024年1月26日撮影。
豊田講堂の裏にある、土に埋もれてしまった階段。木々の向こうに見えるのは事務本部である。2024年1月10日撮影。

ドラえもんのポール

 旧北部生協の隣にあった車止めのポールである。ドラえもんの落書きがされており、一度その落書きを見てしまうと落書きのないポールも鎖を取りつけるための輪っかがドラえもんの手に、丸みを帯びた形がドラえもんの頭に見えてくる。だれかが不定期に顔を書き直していたようで、時々表情が変わっていたことが報告されている[84]。この素朴な遊び心あふれるポールは残念ながらEI館の建設とともに撤去されてしまった。

ドラえもんの落書きがなされたポール。同じ形のポールが川名公園や鶴舞公園などにあるが、一度このポールを見てしまうとドラえもんにしか見えなくなる。「大学生の自由研究」のホームページから引用[84:1]

内職

 講義中に講義を聞かずによそ事をすること。他の授業の課題やテスト勉強をすることを指すほか、スマートフォンの普及(2012年ごろから)に伴って、授業中にスマホゲームを教室の後ろで行う行為を指す場合もある。

名古屋大学

 名古屋大学は愛知県名古屋市にある日本の国立大学である。通称「名大(めいだい)」。組織の変遷や歴史などの情報はWikipediaや『名古屋大学の歴史 1871~2019』に書かれているので割愛する。それに書かれていない名大の様々な情報は本稿で書いているとおりである。

名古屋大学@Wiki

 名古屋大学@wikiは、@wikiと呼ばれるサービス上に2009年ごろに作られた名古屋大学に関するwikiである(URL: https://w.atwiki.jp/meidai/ )。管理人は不明であるが、2024年現在ほとどんと更新されていない。だがトップページには取り壊される建物の写真があり、また大学の組織図や東山キャンパスのほぼすべての建物が立項されていることから、おそらく変化していく名古屋大学を残したかったのではないかと推察される。もう一人の自分を見ているかのようだったので立項させていただいた。

名古屋大学駅

 名古屋大学駅は名古屋大学東山キャンパスの中央に位置する名城線の駅である。2003年に開業するまでは名古屋大学の最寄り駅は本山駅であり、また当時は名城線は環状線になっていなかった。名古屋大学周辺では1997年にはすでに工事が行われていたようで、それを報じる記事が名古屋大学新聞に掲載されている[85]。それによれば工事に伴う振動が電子顕微鏡などの精密機械に影響を与えないかを確認するために振動計が設置されたようである[85:1]。余談になるが、地下鉄が走っていると精密な実験に影響を与える可能性は一部の研究室では噂されており、昼間に計測したデータと夜中に計測したデータではノイズの大きさが違うという話がまことしやかに語られていた。

1997年の名古屋大学新聞に掲載されていた路線図。この段階では「名古屋大学駅」という名称も仮名であったほどで、「名城線」ではなく「地下鉄四号線」と書かれているほか、「自由ヶ丘」ではなく「千種台」という駅名が書かれているなどの違いがある。『名古屋大学新聞』第806号より引用[85:2]

名古屋大学・大阪大学対抗競技大会

 名古屋大学と大阪大学の運動部が戦う大会である。通称 名阪戦(めいはんせん)。かなり古くから行われている。

名古屋大学教育学部附属中・高等学校

 東山キャンパスの鏡ヶ池の隣りにある附属中・高等学校。生徒がよく名古屋大学駅と附属学校を往復している。名古屋大学の学生で関わりを持つ者は多くないが、図書館の検索システムに附属学校の図書が引っかかるため、そこで意識する学生は多いだろう。名大の中央図書館ではライトノベルや娯楽要素の強い小説、非学術的な本はほとんど置いていない。しかし附属学校の図書館(あるいは図書室)には多くあるようで、ちょっと小説が読みたいなと思って図書を検索すると附属学校にしかない図書に行き当たる。一部の本は長期休暇中であれば借りられるようだが、借りた学生を聞いたことはない[86]。その他特筆すべき点として2023年10月に史上初の八冠を達成した藤井聡太氏が所属していたことでも有名である。

名古屋大学新聞

 『名古屋大学新聞』は名大新聞社、あるいは名古屋大学新聞社というサークルが発行していた新聞であり、昭和24年の創刊以来の長い歴史を持っていた[87]。しかしながら発行は現在行われていないようであり、見つけた限り最も新しい版は2009年10月15日に発行された第825号が最後である[88]。本稿執筆の資料収集のためにかつて部室があったとされる学生会館に行き、文化サークル連盟の方に聞いたところ名古屋大学新聞社は現在は活動を休止しており、かつて学生会館にあったとされる部屋もなくなっており、バックナンバーの存在の有無も不明であるとのことだった。バックナンバーの一部は中央図書館で閲覧できるが1999年に発行された第821号までで、これを踏まえると1999年から2009年の10年間にわずか4号しか発行されていないことになる。現在発行されていないとはいえ、40年近く継続的に発行された名古屋大学新聞は、多少左よりな記事が目立つものの学生から見た名大史を知る上で最も重要な資料のひとつである。バックナンバーを閲覧したい場合は中央図書館の地下1F、国立国会図書館、名古屋大学の文書資料室で不完全ながら閲覧できる。

名古屋大学生活協同組合

 通称「生協(セイキョー)」。学内で経営されている多くの食堂・購買の経営母体である。学生のほぼ全員が生協の組合員になっており、生協の出している保険に入っている学生も少なくない。組合員になるとMeica(めいか)と呼ばれる組合員兼ICカードがもらえる。
 生協の施設は多く学生との関わりも深いため、各店舗の一覧と営業時間を「名大生協を知るための第2章」に示す。

名古屋大学博物館

 豊田講堂の隣にある博物館である。あまり利用する機会はないのだが、入ってみると結構面白い展示があるのでおすすめである。ドローン(マルチコプター)の親玉みたいな2mぐらいあるドローンが置かれている。
 この建物は資産家である古川為三郎とその奥さん古川志まが寄贈したものであるという[89]。当初は古川図書館とよばれる図書館だった[89:1]。建物を寄贈するというかなり粋なおじさんだったようだが、古川図書館として使われていた間もしばしばクーラーの設置をするなど運営にかかっていたようだ[90]。古川図書館は現在の中央図書館の建設に伴い移転することになり、1981年6月25日に閉館したという[91]。その後この建物は紆余曲折を経て名古屋大学博物館として今も東山キャンパスに鎮座している。

名古屋大学博物館にある非常に大きなマルチコプター。1980年代に作られたものであるという。2019年5月29日撮影。
名古屋大学博物館の外観図。豊田講堂の前の広場から南を向いて撮影したもの。

七大戦

南山大学

 名古屋大学のすぐ南にある大学である。本山原人という言葉は南山大学の学生が書いたものが初出であることから分かる通り[92]、名大生と南山大学の学生は少なからずお互いを意識するところがある。名大のサークルには南山大学の学生が参加するインカレサークルがいくつかあるほか、昼休み中に南山大学で学食を食べてくる学生もいる。

南部生協

 東山キャンパスの南西、全学教育棟の南に位置する生協である。文系の校舎が周辺に多いため、利用者は1年生や文系学生が多い。平日の昼には食堂から全学教育棟まで続く長い行列ができるため、南部生協でご飯を食べる際には2限が終わるすこし前には並んでおきたい。森博嗣の小説にはまんま南部生協の描写があると友人から聞いているが、筆者は確認していない。詳細は「名大生協を知るための第2章」を参照されたい。

nuwnet

 nuwnet(にゅーねっと)は名古屋大学の学内で学生が利用できるWiFiの名称である。2010年から導入が始まったが[93]、2010年代前半は使える場所が少ない、回線が非常に細い、電波強度も弱いなど多くの問題を抱えており、まともに使い物にならないものだった。1Mbpsを下回ることはざらで、通信制限中のスマホ回線よりも遅いとまで言われた[94][95][96]。nuwnetの回線の遅さは教員の間でも認識されており、授業中に「じつはnuwnetは夏休み中は速いんだよ」という話がなされるほどだった。しかし情報基盤センターの職員らの尽力もあり、徐々に5GHz帯のWiFiルーターが置かれ始め、2019年度ごろにはまともに使い物になるものになった[97]。また2021年度にはnuwnetが繋がりにくい場所を報告するフォームを設置するなど[98]、サービス改善が続けられている。

ハロキ 山手通店

 ハロキは東山キャンパスのすぐ南、牡丹亭や味味の近くにあるハンバーグ屋である。それなりに安い価格でハンバーグを口にすることができるので、学生からの人気は高い。1997年頃には同じ場所に「ハローキッド」というハンバーグ屋さんがあったようで、おそらくそれが名前を変えて現在まで続いていると思われる[99]

東山キャンパス

 名古屋大学駅のすぐ上に位置するキャンパスである。医学部を含め、名古屋大学の学生であれば一度はこのキャンパスで授業を受けることになる。

東山デルタ像

 東山デルタ像はかつて第2グリーンベルト内に存在した三角形のオブジェである。正式名称は一般には知られていなかったが、「坒‥」(「坒」の読み方は『ちょっと名大史』によれば「つち」、名古屋大学新聞の596号によれば「ひ」)であるとされ[100][101]、その意味は”つらなる・つづく”の意味である[101:1]。大きさは2m程度でグリーンベルトの中央に鎮座していた。あまり目立つようなものではなかったがそれなりに人気があったようで、その外見が洋服の青山のロゴににていることから洋服の青山のTwitterでネタにされたこともあったようである[102]。その他にも第2グリーンベルトの改修工事に伴って撤去されることが決まったときには、全学教育棟の前に東山デルタ像を描いた立て看板が何者かによって置かれたほか、文書資料室の発行する「ちょっと名大史」で取り上げられるなどした[100:1]
 もともとは名大生協の創立30周年(1982年)を記念して贈られたものである[101:2]。愛知県立芸術大学大学院修士課程の学生2人によってデザインされ[100:2]、寄贈式は1983年3月24日に行われた[101:3]。東山デルタ像を撮影した動画や[103]、第2グリーンベルト全体に関して記述したブログ[77:1]などもあるので、東山デルタ像を偲ぶ際には参照されたい。

東山デルタ像の寄贈式を報じる名古屋大学新聞の記事。『名古屋大学新聞』第596号(1983年4月2日)より引用[101:4]

ひさや

 ひさやは東山キャンパスの西、伊勝地区にある定食屋である。ご飯の量が多いため、運動部員を中心に愛されている。店に入るとサイクリング部の学生がニコニコしながらご飯を口に運んでいるのを見つけられるだろう。なおこの店は1983年に学生が書いた『新歓ぱんふ』でも紹介されており、長きに渡って愛されているお店である[5:2]

ファイヤーストーム

 応援団が企画・実行していた名大祭の名物企画である。1960年の第一回名大祭から行われていたようだが、2009年に行われたものが最後であるという[104]。なお1986年と1987年のファイヤーストームの動画とみられるものがYouTubeにアップロードされている[105]

ファミリーマート

 ファミリーマートは名古屋大学の東山キャンパス内に存在するコンビニである。全学教育棟の前(名古屋大学店)と、IB館内の名古屋大学駅の出口付近(名古屋大学IB館店)の2箇所に存在する。生協による寡占状態が存在する名大内に適切な価格競争の原理を適用させるという意味でも重要な施設である。生協は土日や祝日などには開いていないため、これらの日に大学に来て研究活動に勤しむ勤勉な学生は、ここでご飯を買うことがおおい。価格は購買で売られているものよりも安いものもあり、特に飲料水などはこちらのほうが安い。なお24時間営業ではなく、朝7時から夜11時まで開店している。
 ファミリーマートの公式HPによれば名古屋大学店は2006年7月24日に、名古屋大学IB館店は2012年1月11日に開店したという[106]

フィットネス

 フィットネスは健康・スポーツ科学の種目の一つである。サッカーやバレーボール、テニスなど人気の種目に並ぶと明らかに地味な種目であり、大学一年生の前期に積極的に選択する学生はいないのではないだろうか。この種目を受講する学生のほとんどは希望調査で第五希望にさえ落ちた学生である(筆者もその口である)。しかしいざ受講してみると小・中・高で行われた体育の授業とは違う授業内容に驚かされ、新しい知見が得られるものであった。そのため少しばかり私的な内容にはなるが、その内容を紹介する。
 フィットネスの授業はいわゆる現代的なトレーニングの方法を学ぶ授業という表現があっているであろう。山の上にあるトレーニング設備を使って筋肉トレーニングをするというのが授業内容であるのだが、効果的なトレーニング方法を学ぶことができる。小さい負荷でたくさんこなすことで持久力を高めるか、大きい負荷で少ない回数をこなすかによって筋肉量を増やすかなど、トレーニングプランの基礎的な知識が教えられる。
 その流れでよく記憶しているのはプランクである。プランクは今ではかなり知名度が高くなっているが、当時は一般にはそこまで有名ではなかった。そういった静的なトレーニングが授業内でいくつか紹介され、腕立て伏せのような動的な運動よりもずっと辛い運動であることに当時とても驚かされた(注:プランクの知名度については、Google Trendを調べると、検索数が最も多いのは2020年の5月であり、2016年以前の人気度はその30%以下の検索数しかない[107]。おそらく2019年12月に発売されたNintendo Switchのゲームであるリングフィットアドベンチャーなどが知名度を高めたと思われる)。
 また競うべき相手が他者ではなく、過去の自分であるという点も興味深い点であった。授業の評価は自分で計画したトレーニングプランを実行し、その効果を確認・考察することが重要視された。運動が苦手で体育の授業に対してコンプレックスを抱えていた私の友人は、この授業では他者と比較されることがないため大変気持ちが楽であり、楽しいと語っていた。筆者は運動神経が良い方で、勝敗が決まるスポーツに対してコンプレックスなどを感じることがほとんどなかったため、この話は非常に大きな衝撃を持って受け止められた。
 小学校の運動会などでまれに問題視される「勝敗をつけることがいいのか/わるいのか」と関連する話なのだが、授業態度という評価基準を除けば、今まで受けてきた授業では運動神経が良いやつがいい成績をとり、そうでない人は悪い成績をとるというのが当たり前だった。跳び箱・幅跳び・マラソンなどは本来自分の過去の記録との戦いであるはずなのだが、成績に反映されるものは絶対評価、すなわちクラス全体における記録の順位であることが多く、自身との相対評価となっているものは少なかった。そういったものは運動神経や体格と行った生得的なものに大きく左右されるため公平ではないとどこかで感じつつも、当たり前のように受け止められてきた。しかしこの授業ではそういった絶対評価から離れ、相対評価を実践しているのである。
 自分で設定した目標に到達した達成感というものは、運動神経や体格の良し悪しとは関係なく得られるものである。また筋肉量、特に持久力は、個人差や性差はあれど努力すれば向上する。ボディービルダーらが言う「筋肉は裏切らない」との言葉は努力がきちんと反映されることを受けての言葉なのであろう。現代的なトレーニング方法、生得的なものに依存しない授業評価など、様々な知見を共有してくれたことへの感謝として、この「フィットネス」を立項させていただいた。

部活

附属図書館

 附属図書館、いわゆる図書館は学内の図書館である。東山キャンパス内で単に「図書館」と言った場合は中央図書館を指すが、学部・学科に併設された図書室もいくつかある。名大の学生であれば他学部・他学科の図書室を利用できる。学術的な本を中心に蔵書しているため、ライトノベルや娯楽小説などの本や漫画などの本はほとんど無い。
 附属図書館の話は「附属図書館」の章で詳しく掘り下げたのでそちらに任せるとして、ここでは少し図書館の蔵書方針について話そうと思う。先述した通り、中央図書館などでは漫画や小説などはほとんど収集されておらず、高名な小説家の全集などがある程度である。だが附属学校の図書室や研究室の本棚(研究室配架資料)など、名大生がすぐ借りられない本棚には小説などがわりとあり、探そうとした本がすぐ近くにあるのに借りられないことに落胆する経験は皆一度はするものである。だが漫画や娯楽小説などを収集しないことは、理解はできるが長い目で見るとあまり良いことではない。江戸時代に短い笑い話を集めた「噺本(はなしぼん)」と呼ばれる種類の本は、落語の元ネタなどになっているものもあるほか、当時の庶民の雰囲気を知る上で貴重な資料の一つとなっている。しかし、この噺本は短い話の集成で小説のような技巧がなかったために卑俗なものであると捉えられ、研究が著しく遅れていたという[108]。噺本の中には名前だけが伝わっていて、本文が現代に伝わっていないものが多くある。現代ではそういったステレオタイプに囚われた考えは是正されつつあり、現代の噺本にあたるであろう漫画を研究対象とする人は珍しくない。漫画の文化的価値の高さを疑う人はいないだろうが、公立図書館などでは依然として漫画を収集しない図書館もおおい[109]。例えば、2024年現在もっとも有名な漫画のひとつである『呪術廻戦』の第1巻は書店・古本屋・漫画喫茶に行けば簡単に閲覧できるが、愛知県図書館では収集していないし、名古屋市図書館では21ある分館のうち、4つの館でしか所蔵していない。有名な漫画でさえこの有様であるから、ほとんどの漫画は愛知県図書館・名古屋市図書館で所蔵されていないのである。したがって数十年後、子供時代に読んだ漫画を読もうと思っても、国立国会図書館に行かなければ読めないということは当然起こりうるのである。本に貴賤があるとみなし、人気の本であっても蔵書しないことが恣意的に決められるのはあまり健全であるとは言い難い。

ブックスフロンテ

 名古屋大学東山キャンパスの東側、理学部の建物などが多くあるエリア(理系地区)にある理工書専門店である。理系の教科書はここで買い揃えることになる。

不夜城

 夜になっても一向に電気の消えない理系学部の建物を称した語である。1994年11月24日発行の名古屋大学新聞781号には「夜行性度調査」として各建物の点灯率を調査したものがある[110]

名古屋大学新聞が調査した各建物の夜行性度調査の結果である。深夜にあつまった名古屋大学新聞のメンバーが計測したという。余談だが名古屋大学新聞の記事は1990年代ぐらいになると学生運動の色が薄くなっていき、こういった現代の学生らしい記事が目立つようになる。『名古屋大学新聞』 第781号より引用[110:1]

ブラックリスト

文化サークル連盟

 文化系のサークルが加盟しているサークルをまとめる団体である。代々社会科学研究会のメンバーが執行部のメンバーになっている。加盟すればすぐに公認団体になるわけではなく、まずは準加盟みたいな扱いになったと記憶している。学生会館に執行部がある。

北部生協

 北部生協は、東山キャンパスの西側の北側に位置する大学生協を指す。
 2023年8月よりも前は学生会館のすぐ南、赤崎記念館の眼の前にあった北部厚生会館(いまは旧北部厚生会館)とよばれる建物や、その内部にある購買や食堂を指していた。旧北部厚生会館は1977年に竣工した施設で[111]、非常に長い間使われていた。しかし老朽化によってしばしば外壁が剥がれるなどしており、EI創発工学館とともに北部厚生会館も新しく建造された。食堂や購買などは2023年の8月21日から新北部厚生会館に移転し[112]、旧北部厚生会館は40年以上に渡る歴史に幕を閉じた。余談になるが北部厚生会館の横にはドラえもんの塗装が施されたポールがあり、かつてはこのポールの写真が北部厚生会館のTwitterのアイコンだった。
 生協の詳細については「名大生協を知るための第2章」に書いてあるのでそちらを参照されたい。

牡丹亭

 名大のすぐ南、味味のすぐ南隣にある中華料理屋。立地上隣りにある味味と比較されるが、人気は牡丹亭の圧勝である。牡丹亭は満員だが味味には人がいない、ということもよくある。夜10時ぐらいまで開いているため、研究をしていて生協で夕ごはんを食べるタイミングを逃した学生がお世話になることがおおい。
 店主およびその奥さんと見られる接客のおばさんは生粋の中国人らしく、学生セットを頼むと「学生セットの台湾ラーメェンね……シュエタイイーグォー!!(学台一个!)」と中国語で厨房へと注文を伝えてくれる。あまり混んでいない時間帯は中国人の留学生らと店主らが笑顔で会話をしている。WeChat(中国版のLINE)のグループもあるらしい。
 なお学生セットはミニラーメンとライス、油淋鶏、杏仁豆腐が800円前後でお腹いっぱいになるほど食べられるおすすめのセットである。何を隠そう筆者は牡丹亭派である。

牡丹亭で最も人気であろう学生セット。半ラーメンは台湾・醤油・豚骨・台湾豚骨ラーメンのいずれかを選ぶことができる。皿に盛られた油淋鶏はかなり量が多く、食が細い人だと食べきれないほどである。世界一うまい。2020年6月15日撮影。
牡丹亭外観。撮影日時は2024年2月3日だが、2月中旬まで臨時休業であった。春節の時期が近いので、おそらく中国へ帰郷しているのだろうと思われる。

マイニング

 マイニングとはパソコンやマイニングマシンと呼ばれる機械を使ってBitcoinなどの暗号通貨を手に入れる手法である。マイニングはいわば電気を使って暗号通貨を手に入れることであるため、電気が自由に使える環境であればコスト0で暗号通貨を獲得できる。ここまででおおよそ見当がついていると思われるが、2017年の暗号通貨バブルの最中に学内でマイニングをした学生が居た。通信のほとんどは暗号化されているが、どこのサーバーにアクセスしているかはプロバイダやネットワーク管理者は把握できる。大学では常に通信を監視しているため、そこからマイニングしていることが露呈したようである。その後、年次情報セキュリティチェックに「マイニングをしてはいけない」ということが追記された。
 なお余談だが2017年に暗号通貨バブルが起きたが、その際に暗号通貨に手を出す学生も多かった。筆者の友人には当時の暗号通貨バブルからずっと暗号通貨で資産運用しているものもいるし、また先輩の友人には一発儲けていわゆる「億り人」になった人も居た。だが、賢明な名大生諸君は十分承知しているだろうが、下手に手を出すとカモになるので注意されたし。

マクドナルド 名古屋大学生協店

 マクドナルド 名古屋大学生協店はかつて東山キャンパスに存在したマクドナルドの支店である。名大出身の教員に話を聞けば、当時の学生がたくさんのハンバーガーを手に乗せ、倒れないように顎で押さえつけながら歩いていたという話を聞くことができる。そのため実在性に疑いはないのだが物的証拠がなかった。本稿を書くにあたって調査したいと考えていたのだが、これについては既に詳細に調べた者がいる[113]。よく調べられているので詳しくはそちらを読むことをおすすめする。それによればマクドナルド名古屋大学生協店は1995年4月11日に全学教育棟(当時は共通教育棟と呼ばれたという)内で開店し、2003年2月18日に閉店したという。

街かど屋 名古屋本山東

 街かど屋は24時間営業の定食屋である。本山駅の東と少し遠くにあるものの、夜を徹して研究を続ける学生が定食を求めてやってくる店である。なおランチがお得である。

水はけ

 東山キャンパスではしばしば水はけの悪さに頭を悩ませることがあるため立項した。東山キャンパスでは少し雨が降るとすぐに道路が水浸しになり側溝から水があふれる。その原因はいくつかあるが、やはり一番の原因は高低差が激しい構内の地形にあるだろう。例えば南部食堂のあたりは少し高くなっているため、そこから流れてきた水が中央図書館のすぐ南にある道路へと流れ着き、モーゼかキリストぐらいにしか歩けないような深く広い水たまりを形成する。歩道のあたりは少し高くなっているのだが、歩道の周りの側溝が水で溢れかえっているのであまり意味はない。中央図書館では地下搬入口があるが、何もしなければ水没してしまうため、雨が降る際には仕切り板が設置される。
 水はけの悪さを最も象徴する出来事としては全学棟釣り事件が有名だろう。2017年新学期初日、期待に胸を膨らませた新入生を待ち受けていたのは未明から降り出した雨によって全学棟前に突如出現した池であった。当時全学棟の入り口では、しばしば入り口を塞ぐように5cmほどの深さの水たまりが形成されることがあった。中庭側から入れば濡れずに校舎に入ることはできたが、新学期初日であるが故に別の入り口から入るという選択肢を持たない新入生も多かっただろう。期待が不安へと変わる中、新入生の心を和ませたのは釣り人の出現だった。この即席の池に釣り糸を垂らす酔狂な男が突如登場し、SNS等を通じて多くの耳目にさらされることになった。なおこの一件の後改修されたのか、全学棟の前に池ができるのを目にすることはなくなった。

1983年10月13日発行の『名古屋大学新聞』の一面の写真。豪雨の影響で名大の各地で浸水したことを報じる記事で、旧北部厚生会館のほか、中央図書館1Fの自転車置き場が浸水したことが書かれている。「学内の排水施設の脆さを露呈」という見出しが踊るが、その後も名大は水はけの悪さを露呈し続けて現在に至っている。なお記事にある写真は旧北部厚生会館の南側を今の赤崎記念館を背に撮影したものと思われる。
2017年7月4日は名古屋市は午後5時~6時に激しい雨が降った。その影響で名古屋大学駅周辺が水没したようである。写真は名古屋大学駅の1番出口(第二グリーンベルトの近く)から南山大学の方面に向けて撮影されたものである。写真はTwitter上に投稿されたものを引用[114]
水没した全学教育棟の前で釣り糸を垂らす者の写真。大学生の自由研究のメンバーであるこの釣り人はこういった奇抜な行為をしばしば行っていたため知名度はそれなりにあった。大学生の自由研究のブログから引用[115]

ミニストップ 名古屋東山元町店

 生協不毛の地とされる東山キャンパス東端エリアの人が訪れるコンビニ。山の上運動場が近く運動部の学生も訪れるためか、大きめの弁当ばかりで小さな弁当がないことを指摘するレビューがGoogle Mapに投稿されている。

味味

 名大のすぐ南、牡丹亭のすぐ北隣にある台湾料理店。読み方は「ミミ」らしい[116]のだが「ミンミン」と呼ばれていたと記憶している。立地上どうしても隣の牡丹亭と比較されてしまう。牡丹亭が満員で外にも溢れ出ているにもかかわらず味味は空席があるということもしばしばある。台湾料理と銘打ってるのにもかかわらず店内には中国本土で使われる簡体字でメニューが書かれている。筆者の主観であるが、味は牡丹亭には劣るものの決して悪いわけではなく、一般的な中華料理のレベルである。ただ「牡丹亭は味味よりも上」であることがよく耳にされるため、つい足が隣りにある牡丹亭に向いてしまうのだろうと愚考する次第である。

味味外観図。奥に牡丹亭が見える。2024年2月2日撮影。

武蔵坊

 山の上運動場の南に位置するそば屋さん。あまり知名度はないが筆者の友人イチオシの店で、カレーの量が多くおすすめである。チキン南蛮やそばも美味しいらしい。5時以降はそばを3倍まで増量できるようだ。

武蔵坊ファンから送られてきた武蔵坊名物のカツカレーの写真。撮影時期不明。
同じく武蔵坊のそばの写真。撮影時期不明。

Meica

 Meica(めいか)は名古屋大学生活協同組合で利用できるICカードである。お金をチャージすることで生協の購買や食堂でスムーズに会計を済ますことができる。組合員証でもあるため、これを生協の書籍販売店で見せることで本を10% OFFで購入できる。
 チャージはできないもののカードによる支払い方法として、生協はだいぶ古くからプリペイドカードを導入していた[117]。1992年に南部地区の食堂からプリペイドカードが導入され、翌年には全食堂で利用できるようになった。ただ最初のプリペイドカードは残高がわからないという問題があったため、2000年に残高がカードに記載されるプリペイドカードが導入された。Meicaが使われるようになった時期は特定できなかった。

明治大学

 明治大学は東京にある私立大学である。通称が明大(めいだい)であるため、誤変換で意図せず明大生となった名大生が非常に多い。そもそも「メイダイ」と言えば全国的には明治大学を想起する人のほうが多く、名古屋大学を指すのは東海地方周辺のようである。漢字変換ソフト(IME)の設定をいじると明大が変換候補にこないように設定できるので、明治大学と関わりを持つ予定がない学生は設定しておくと便利である。

名大おじさん

 2010年8月以前〜2016年秋頃まで東山キャンパス内に出没していた不審者の通称である。白髪の初老の男性であり、黒いスーツをパリッと着こなし、カバンを肩に掛け、その鋭い双眸を光らせながら歩く姿はいかにも「イケオジ」という言葉が似合うのだが、一度口を開くとその印象は地に落ち、平日の昼間から若者をいびるために構内をぶらつく不審者へと変わる。
 新入生らが授業の合間などで全学教育棟や第2グリーンベルトのベンチなどに座っているとよく話しかけてきて「(学生が飲んでいるジュースなどを指さして)これは”モノ”か?[118]」「(突然ベルトを後ろから引っ張って)お前は”押された”のか”引っ張られた”のか[119]」というような禅問答を仕掛けてくる。一見すると大学の教授のようにも見えるため、事情を知らない新入生らは何かしら答えてしまうのだが、誤答したり反論すると口汚く罵倒して理解しがたい持論を展開し始める。真面目な新入生が「あなたには科学は無理」などと罵倒されて落ち込んだあとに教員ではないことを知り、恨みを抱くのが典型的なパターンであった。とはいえ名大おじさんの存在を知っていればそう怖いものではなく、投げかけてくる質問はパターンがあるため、インターネットや先輩などからあらかじめ答えを聞いておけば攻略することが可能であるとされる。正答したり褒め称えると機嫌が良くなり、名刺を交換できたりしたようである[120]。かなり気に入られると(自費出版と見られる)著書をドロップするというRPGのモンスターのような噂さえ流れていた[120:1][121][122]。対話録などがインターネットに残されており、そこからある程度雰囲気は伺える[123][124]
 名古屋大学とは関係がなく、母校ではないし教員などでもない。しかしあまりにも頻繁に大学に出入りしていたため名大側も認知しており、当時はあちこちに「不審者出没注意」の貼り紙がされていたり、警察に通報され警官に質疑されている様子がTwitterに流れ出たりしていた。毎日のように学生を捕まえては問い詰めていたため、出没当時は学生間の認知度も高く、また恨みを持っている学生も多くいた。現れ始めた時期はわかっていないが、名大おじさんに関する最も古い投稿は2010年8月10日であり[125]、同一スレッドの2011年の投稿に5年ほど前から出没しているという情報がある。しかし2016年8月ごろ、顔写真とともに名大おじさんを揶揄するポスターが名大のあちこちに貼られるという事件があり、その年の11月ごろには名古屋大学での目撃情報がなくなる。その後、ぽつぽつと他大学での出没情報が報告された後音沙汰がなくなった[120:2]
 ここでは名前は掲載しないが、しばしば名刺を手渡していたため実名は特定されている。名前で検索するとSNSがヒットし、そのアイコンの写真の中にかつて学内を闊歩していた名大おじさんの姿と、当時よくA館裏の路上に停まっていた車が確認できる。またAmazonが検索に引っかかるが、これは名大おじさんが2冊書いた本がAmazonに登録されているためである。したらば掲示板のスレッドでは自費出版だろうと推測されており、それを聞くと一見入手が困難であるように思える。しかし実は名古屋大学の図書館にそのうちの一冊は所蔵されている。それどころか国立国会図書館、名古屋市、豊田市、愛知県、豊橋市の公立図書館および三重大学、名古屋市立大学、東京工業大学の図書館にいずれかの本が所蔵されていることを確認した。司書さんが購入を決定したのか、著者自身が寄贈したのかは判然としないが、思想や意見を本として出版することが後世にそれを残す方法としてどれだけ有用であるかがわかる。大学での声掛けも自分の意見を伝えるためだったようで、内容はともかく自身の考えを広めようというエネルギーは並外れたものがあったといえよう。
 名大おじさんの過去、そして思想、独特な言語感覚など語りたいことは山ほどある。しかしある程度謎を残しておいた方が「名大おじさん」という都市伝説を楽しめるだろうし、このぐらいにしておこうと思う。

名大祭

 名大祭は毎年6月上旬に行われる大学祭である。木曜日の午後から日曜日にかけて行われるため、その時間帯は休講になる。名大祭の企画・運営は名大祭実行委員という組織が行っている。
 大学祭の期間中は第二グリーンベルトの道沿いに模擬店が並び、各音楽サークルによって屋外ライブが行われる。屋外ライブは第二グリーンベルトがあったころはその中央にあったステージで行われたが、第二グリーンベルトの工事が進む現在では二号館の横に仮説ステージが建てられ、そこで行われている。一部の研究室では研究室見学が一般に行われたり、全学棟の各部屋には各文化系サークルで催し物が行われ、活動内容の紹介をしたり部誌の販売、作品の展示、ポケモンのサークルではサークルメンバーと対戦が出来たりする。なぜか椙山女学園の学生が毎年全学棟で「占いの館」という企画展示を行っており、タロット占いなどができる。名大生男子がそこへ行くと必ず彼女ができるという噂が流れていた。
 第1回名大祭は1960年6月3日から6日までに行われた(前夜祭を含めると6月2日から)。同年に完成した豊田講堂で開会式や講演会が行われ、連日盛況したことが『名古屋大学新聞』第137号で語られている[126]。名大祭のホームページは毎年刷新されてしまうため、過去の様子をインターネット上で知ることは難しい。だが名大祭のパンフレットは名古屋大学の文書資料室に保管されているので、もし気になる場合はそこに行けば閲覧できるようである。2023年度に行われた企画の一覧はアーカイブされたものがあるので閲覧できる[127]。それをみると非公認サークルも多くの企画展示をしていることがわかる。

名大祭実行委員

 通称「ジッコウ」と呼ばれる、名大祭を運営する団体である。一種のサークル団体のようなものであり、メンバーは6月上旬に行われる名大祭のために入学してすぐに準備に奔走することになる。所属メンバーはあだ名でお互いを呼び合い、縦・横のつながりは非常に強い。そのため実行委員会に入った学生は他の学生に対して情報面で優位に立てる。2年生になると昨年度の経験を新入生に受け継ぐことになる。コロナ禍では名大祭が行われない年があったため、引き継ぎなどに大変苦労したようだ。

名大祭食中毒事件

 2008年の第49回名大祭で起きた食中毒事件である。ネット上にはこれについて書かれた記事がいくつかあるが、面白半分で書かれているものが多い。そのため冗談交じりの嘘や噂が事実と混ざってしまっているため、ここでは当時の新聞記事や名古屋市千種保健所所属の者による文献などから事件の経緯を記述する。
 事件が起きたのは2008年6月7日(土)で、5日から始まった第49回名大祭の3日目である[128]。午後4時20分ごろに名古屋市消防局に、学生から「自分を含め二人が嘔吐し、腹が痛い」と通報があった[129]。救急車の到着を受け、名大祭実行委員が模擬店での食べ物の販売・食事をやめるように指示がなされたが[128:1]、男性13人、女性31人の合計44人が第二赤十字病院へ搬送され、4人が入院した[129:1]。その翌日19人が[130]、9日から10日にかけて14人が症状を訴え[131]、最終的な被害者数は77人となった[132][131:1]
 原因は医学部一年のグループが運営する模擬店で販売されたクレープであり[131:2]、黄色ブドウ球菌食中毒と断定された[133]。事前に調理することは禁止されていたが、出店した学生は事件前日に自宅でクレープの生地を素手で作り置きしており、その際に手指から付着した黄色ブドウ球菌が増殖し、毒素であるエンテロトキシンが産生されたと見られている[133:1][134][132:1]。名大祭実行委員の管理が行き届いていなかった理由として模擬店の数を指摘する声もあり[132:2]、実際当時の名大祭の期間中は模擬店が約150店舗出店し、7日は70店が出店していたとされる[129:2]
 この事件を受けて、事件当日の午後8時半ごろには翌日の名大祭の中止が決定されたほか[128:2]、同年6月20日に行われた名工大祭では保健所の指導が厳しくなった結果海鮮材料が使えなくなり、クレープの販売が自粛された[135]。翌年行われた節目となる第五十回名大祭では飲食の模擬店が自粛され、代わりに学食が開放された[136]。模擬店が再開されたのはその更に翌年の第五十一回名大祭からとなった[137]。筆者の記憶になるが、この事件の影響からか現在でも名大祭の模擬店で飲食物を販売する場合には、加熱調理されたものに限られていたはずである。
 アンサイクロペディアと呼ばれるWikipediaのパロディサイトでは出店した学生の顛末(罪状等)や裁判の結果などがそれらしく書かれているが、記事の内容のほとんどは事件から3日後の2008年6月10日に書かれているものであり、基本的には虚偽の内容であることに注意されたい[138]。食中毒事件に関係した学生がどうなったかについては、中日新聞・東京新聞・『名古屋大学の歴史 1871~2019』・当時の2chのスレッド[139]などからは確認できなかった。この事件を起こした学生には過失があったとはいえ、長い受験戦争を乗り越えて入学して、わずか二ヶ月で事件を起こしてしまった(あるいは巻き込まれてしまった)と思うと同情を禁じえない。

名大生白書

 名大生に行ったアンケート結果をまとめたもので、1979年からある名大祭の恒例企画であったが、2019年にはなくなった[104:1]

名大ちゃんねる

名大ブラックリスト

 元名大生によって作られた授業の評価システムである。こういった教員の評価システムは他大学では鬼仏表(きぶつひょう)と呼ばれている[140]。管理人は名大生であるため、必然的に管理人が代替わりしてしまう。筆者が在学していた時期でも何度か閲覧できなくなったりしていた。現在では楽単らくだという名前でサービスが継続している[141]
 基本的に単位を落とされたり、成績が悪かった学生が憂さ晴らしにレビューを投稿するため、全体的に教員への悪口が目立つ傾向がある。ブラックリストの存在は教員にも知られており、自分の悪口を書かれて辟易しているということを授業内で教員が口にすることもしばしばあった。名大ブラックリストに限らないが、教員の出欠のとり方は授業を履修(していることに)する上では重要であるため、その情報は重宝された。一年生時の教養科目など、選択科目では参考になることはあるが、必修科目では教員を選択できないこともおおく、厳しい先生であることを知りながら授業を取ることになる。学年が上がって選択科目が少なくなったり、また横の広がりが増えていくと次第に利用しなくなる。
 このWebサービスがいつから存在したのかは分からないが、2007年3月のmixi(かつて流行ったSNS)の投稿に名前がでていることからそれ以前からあったのであろう[142]。だが「ブラックリスト」という言葉は1988年以前から使われていたことが『名古屋大学新聞』698号にかかれている。それによればかつての名古屋大学では2年生の各クラスで新入生向けに新歓パンフレットを作成するという文化があった。パンフレットにはどの教官の授業が取りやすいか、出席を取るか否かなどが書かれており、これを「ブラックリスト」と呼んでいたという。名古屋大学のOBで、その後教鞭をとった大川睦夫先生によれば1961年頃にはなかったが、1977年にはこういった新歓パンフレットが生まれていたようである。なお大川先生は新歓パンフレットを収集していたようだが、既に退官されているようである。

『名古屋大学新聞』第698号にある「Black List最前線」の記事。写真の中のパンフレットには「新歓大事典」「新歓パンフ ~热烈欢迎~」と書かれている。
『新歓ぱんふ』 創刊第4号にかかれているBlack Listの一部。ブラックリストのはしがきで「主観エピソードに比重を置きすぎた観があります」(原文ママ)と自省しているように、大変主観的に書かれている。主観的に書かれているところも、教員にあだ名を付けるところも、出席の仕方や試験方法に言及しているところも現在のブラックリストと何ら変わらない。大学文書資料室所蔵の『新歓ぱんふ』 創刊第4号より引用[5:3]

名大ポータル

 大学からのお知らせなどが掲載されるサイトである。閲覧には名古屋大学のアカウントでログインする必要がある。履修登録や成績確認などはこのサイトから行われる。なぜNUCTやTACTと別のシステムで運用されているのかは皆が疑問に思うところである。

名大ポータルにログインした直後のスクリーンショットである。主にダッシュボードというボタンをクリックしてお知らせや成績などを確認する。2024年2月3日撮影。

Me~dia

 名大生協の発行する生協機関紙である。生協の店頭などで無料で配布されている。1988年創刊で、バックナンバーがすべてホームページ上で閲覧できる[143]。名大内で現在も定期的に発行されているパンフレットや雑誌の中でもっとも古いものだと思われる。

Mega Kebab 名大店

 南部食堂の東にある出入り口付近にあるケバブの店。2017年12月7日にオープンした[144]。オープン初日を含め、毎月7日は半額セールが実施される。倹約家である名大生各位は半額の日には行列をつくるが、それ以外の日は中東系の留学生を除いて利用客は少ない。
 余談になるが、ムスリムの人たちはイスラム教の教義上、食事の内容にいくつかの条件がある。豚肉に関するものが有名ではあるが、その内容はかなり厳しく調味料ひとつにいたるまで気を遣わなければならない。例えば2000年に、うま味調味料である味の素(グルタミン酸ナトリウム)の製造過程に、豚由来の酵素を使っていたためインドネシアで味の素の工場が封鎖され、経営陣が逮捕される事件があった(味の素追放事件[145])。そういったムスリムの留学生らが多くいる大学周辺では、ムスリムの方も安心して食べられるように、大学生協や、構内のファミリーマート、大学付近の輸入食品店などには「ハラール(Halal)」と掲示されたムスリムが食べても問題ない食品が販売されている。メガケバブも同様であり、ハラール食材のみを利用しているお店である[146]

半額セールの行われる7日に並ぶ倹約家な名大生たち。何を隠そう筆者も開店日に並んだ一人である。2023年11月7日18時34分撮影。

モスバーガー 本山四谷通店

 名古屋大学から本山へ至る道(四谷通り)の東側に鎮座する大手ハンバーガーチェーン店。飲食チェーン店不毛の地とされる名古屋大学周辺にある数少ないチェーン店である。マクドナルドよりも少し高い代わりに美味しいと言われており、しばしば利用する学生もいる。だがよりジャンキーな味をもつマクドナルドを信仰するものも多く、わざわざ八事イオンまで食べに行ったり、Uber Eatsで注文する輩も少なくない。なお1982年頃には本山ー東山間の道路にモスバーガーがあり、こちらも名大生に利用されていた[5:4]

本山原人

 チェックシャツにジーパン、そしてメガネというステレオタイプな名古屋大学生の服装を表現した語である。初出は1982年に南山大学の学生によって書かれた『Campus Life 南山』の「私は本山原人を見た‼ 衝撃の名大潜入ルポ」であるとされる[92:1]。そこには「これが本山原人だ‼」という文言と共に学生の典型的な容姿・服装が描かれている。今となってはなぜ本山なのかと疑問に思うかもしれないが、当時は名古屋大学駅がまだできておらず、最寄り駅が本山駅であったためだと推測される(名古屋大学駅ができるのは2003年である)。かつてはチェックシャツは理系学生がよく着る服装であったが、あまりにも頻繁にネタにされたためか今ではキャンパスでチェックシャツを見かけることは少ない。
 だが今でも本山原人の末裔は名古屋大学に生きていると筆者は思う。夏には白いTシャツにジーパンを穿き、カバンは大きければ大きいほうが良いと言わんばかりに登山用のバックパックを背負い込み、キャンパス内で一番単位量あたりの値段がやすいとされる2Lの「安曇野の天然水」を持ち歩いているのがそれである。無難な服装、合理性ばかりを追求して見た目をあまり気にしないというのが本山原人、ひいては理系学生の本質なのではないだろうか。

山の上

 豊田講堂のさらに東、総合運動場地区、あるいは総合保健体育科学センター周辺のこと。その名が示すとおり山の上にあるため、スズメバチが飛び交う大自然に囲まれた坂道を登らなければたどり着くことができない。新入生は健康スポーツ科学(通称ケンスポ)の授業で山の上で行われる種目に分類されると、全学教育棟からこの山の上へ行かなければならなくなる。東山キャンパスの西の端から東の端へ、授業に遅れまいと走って坂を登り切った暁にはすでに十分な運動を済ませているというのだからよくできたシステムである。
 山の上にある施設は新体育館(山の上体育館、総合グラウンド体育館とも。完成は1988年12月[147])、陸上競技場、野球場、硬式テニスコート、ソフトテニスコート、多目的コート、ゴルフ練習場、アーチェリー場、テニスコート管理棟、複合棟、体育合宿所、ライフル射撃場などがある[148][69:1]。山の上体育館にはトレーニング設備があり、名大の学生であればジムなどに通わずとも筋肉トレーニングが可能である[148:1]。運動系の部活・サークルに所属する学生はしばしば利用しているようである。

勇気ある知識人

 入学式や卒業式などで、総長を筆頭に教員らが頻繁に口にする標語。名大の学術憲章(2000年制定[149])の教育の基本目標から来ているらしい。ここにその一部を引用する[150]

1.研究と教育の基本目標
(1) 名古屋大学は、創造的な研究活動によって真理を探究し、世界屈指の知的成果を産み出す。
(2) 名古屋大学は、自発性を重視する教育実践によって、論理的思考力と想像力に富んだ勇気ある知識人を育てる。

 決して悪い言葉ではないのだが、入学式などで耳にタコができるほど聞かされるため、この言葉に対して肯定的な印象を持っている学生は少ないのではないだろうか。そのせいか自身のことを「勇気ある知識人」と呼んで半ば自虐的にネタにすることもしばしばある。そのネタの行き着いた先とも言えるのが「勇気ある知識人Tシャツ」である。
 勇気ある知識人Tシャツは大学生協で販売されているTシャツで、その名の通り「勇気ある知識人」という言葉が味のある字で書かれたTシャツである。「勇気ある知識人」という言葉が書かれたTシャツが大量生産品よろしくずらりと並んでいる姿を見ると、その言葉が本来持っていた威容というのが損なわれ、完全に学生のおもちゃと化しているのが見て取れる。
 このTシャツの販売時期に関するきちんとした記録が見当たらないが、Twitterで検索する限りでは2018年5月2日以前には販売されていたようである[151]。筆者の知り合いが生協の意見箱に「勇気ある知識人Tシャツを売ってくれ」と繰り返し投書したらしく、それが採用されたと聞いているが真偽は不明である。しかしながらその発想が非常に学生的なものであることに疑いはない。突発的に購入してみたものの気恥ずかしくなり、最終的に部屋着として使うことになるまでがテンプレである。
 なお「勇気ある知識人」という言葉の起源は名大憲章の制定よりももう少し遡る。多くの絶版本をデジタル化して一部を公開している国立国会図書館デジタルコレクションで「勇気ある知識人」と検索すると名古屋大学に関係ない文献でしばしば使われていたことが確認できる。見つけた限りもっとも古い利用例は、上皇陛下の教育の責任者であった経済学者の小泉信三の死去に対して毎日新聞が余録(天声人語みたいなもの)に書いた一文である。名大憲章に「勇気ある知識人」という言葉が加えられるに至った経緯はわからずじまいだが、いつか分かる日が来るかも知れない。

「小泉氏の本領は、しかし風采󠄁だけではなかった。勇気ある知識人として、この言動も終始一貫堂々たるものであつた」

「新文明」発行所『小泉信三先生追悼録』(1966) P461 より引用[152]

ライブラリ・メイカースペース

 2021年7月1日から中央図書館2Fに開設された施設である[153]。3Dプリンターやレーザーカッターなど、工作に便利な機器が利用できる施設である。ものづくり系のサークルなどにとっては待望の施設である。学生スタッフがアルバイトとして働いており、中央図書館の出入り口に設置された第2グリーンベルトのジオラマはここの学生スタッフによって作られたものである。
 余談だが3Dプリンターやレーザーカッターなどのコンピュータ制御の工作機械は、2010年代に一般の消費者の手に届くものとなったものである。これらの工作機械はものづくりサークルに革命をもたらし、プラスチック製の小物をつくることを可能にしたほか、工作精度の向上に寄与した。ものづくり系の大会などを通してその良さが認識されるようになり、名古屋大学のものづくりサークルにも徐々に導入が進んでいた。鳥人間サークル Aircraftにはスタイロフォームを自動で切り出すワイヤーカッターが2018年ごろに自作されていた。

楽単らくだ

羅生門

理学部自治会

 理学部の自治団体であり、社会科学研究会と同様に学生運動の流れを組んでいる組織である。あまり良い噂を聞かないのだが、筆者は工学部で接点がなく、また裏付ける資料がないのでここでは自治会の歴史について書くのみにする。
 自治会とよばれる自治組織は昔はそれぞれの学部にあったらしく、文書資料室の資料を検索すると1969年のある資料の作成者には全学学生自治会連合会、教養部学生自治会、文学部学生自治会、教育学部学生自治会、法学部学生自治会、経済学部学生自治会、理学部学生自治会、工学部学生自治会、農学部学生自治会、医学部学生会、附属看護学校学生自治会、嚶鳴寮寮自治会という今では耳にしたことのない自治会の名前がずらりと並んでいる[154]。それぞれの自治会は会誌を発行したり、大学に学生の要求を伝えたり、あるいは政治的な主張をしていたようである。だが自治活動は徐々に下火になっていき、1990年の『名古屋大学新聞』には「自治会崩壊寸前か ――風前のともしび」という見出しとともに、ほとんどの学部で学生大会が開かれなかったことを報じている[155]。2024年現在、存在がはっきりと確認できるのは理学部自治会ぐらいであり、それ以外の自治会がどうなっているのかは不明である。

名大生協を知るための第2章

 生協が経営する店舗は非常に多く、また学生との関わりは非常に深い。本章では各エリアごとに生協の店舗と、営業時間を紹介する。2024年現在のものを紹介した後、かつて存在した生協の店舗などもいくつかまとめておく。なおこの章の多くは生協ホームページが主な情報源となっている[156]

2015年度入学者に配られた『名古屋大学生協からのご案内』に掲載されていた生協店舗一覧。2024年現在なくなっている店舗の写真が掲載されている。

北部地区の店舗一覧

 北部地区はいわゆる北部厚生会館があるエリアを指す。周辺には工学部1号館や2号館、EI創発工学館、航空・機械実験棟などの工学部の建物が多く密集しているため、工学部の学生が多く利用する。また学生会館やサークル棟などもあるため、サークル活動に勤しむ学生も利用している。そのためこのエリアは夜遅くまで人が活動しており、北部地区の生協の営業時間は南部地区の生協に比べて長い。

旧北部厚生会館、あるいは北部生協と呼ばれた建物。撮影時には新北部厚生会館が使われており、扉は閉まったままである。2023年11月17日撮影。
新北部厚生会館。赤崎記念館を背にして南東を向いて撮影したもの。2023年11月17日撮影。

理系地区の店舗一覧

 東山キャンパスの東側の、理学部や工学部、農学部などの施設があるエリアである。工学部6号館など東端の施設から食堂まではかなり距離がある。

レストラン花の木、理系ショップがある。「グリーン・サロン東山」は建物の名前だと思われる。野依記念物質科学研究館を背にして北を向いて撮影したもの。2024年1月26日撮影。
ダイニングフォレスト(右)とブックスフロンテ(左)。理農館を背にして北を向いて撮影したもの。2024年1月26日撮影。

南部地区の店舗一覧

 全学教育棟や体育館、文系学部の建物があるエリアである。新入生や文系の学生が多く利用する。知り合いによれば森博嗣の小説には南部食堂の描写がでてくるものがあるらしい。

南部厚生会館。1Fが購買、2Fが書籍販売店である。2024年1月26日撮影。
南部食堂。椅子が並んでいるところの店がパンだが屋で、ずっと休業している。授業期間中の昼には右の階段から全学教育棟まで長い行列ができ、ここの道路は一時的に自動車の通行が禁止される。2024年1月30日撮影。
アメニティハウス(右)および国際棟(中央)。アメニティハウスにはフレンドリィ南部という食堂(現在は弁当などを調理するキッチン)がある。教育学部本館を背にして南東を向いて撮影したもの。2024年2月7日撮影。

なくなった店舗など

 かつて存在したがリニューアルや建物の取り壊しなどによってなくなってしまった生協の店舗を紹介する。なお筆者が直接しっているのは北部基本食堂、ゆ~どん、七味亭、北部購買 時計・メガネコーア―だけであるが、調査中に見つけたので知見として共有する。これ以外にもなくなってしまった店舗などは多くあるが、生協の機関紙Me~diaなどからうまく情報を汲み取れなかったので省略した。『名古屋大学新聞』ではしばしば生協の店舗についての記事を執筆していたので、興味がある方はそれらを参照されたい。

各店舗の営業時間

 各店舗の営業時間を示す。なお土曜日に営業しているのは北部食堂のみであり、土日・休日・祝日は基本的には休みである。ただしイベントなどで名大に人が集まることがわかっている場合には営業する場合もある。この表は2024年1月と2月の営業カレンダーをもとに作成した[168] [169]

店名 授業期間中 平日 長期休暇中 備考
北部購買コンビニコーナー 10:00-19:00 10-00-18:00
北部購買専門コーナー 10:00-17:00 10:00-17:00
北部旅行センター 10:00-15:00 10:00-15:00
北部食堂 10:30-15:00/16:30-19:00 10:30-15:00/16:30-19:00 授業期間中の土曜は11:00-14:00
Hot Stand Polaris 11:30-14:00 -
IBカフェ 11:30-13:00 11:30-13:00
組合員コーナー 10:30-15:30 10:30-15:30
Booksフロンテ 10:30-18:00 11:00-17:00
ダイニングフォレスト 11:00-14:00/17:00-19:00 11:00-14:00
レストラン花の木 11:30-13:30 11:30-13:30
理系ショップ 8:00-19:00 8:00-19:00
ラボショップ 10:00-17:00 10:00-17:00
南部食堂1階 Mei-dining 11:00-14:00 11:30-13:30
南部食堂2階 彩〜Sai〜 11:00-14:00 -
プランゾ 8:15-13:30 -
南部生協プラザ(書籍) 10:00-17:00 11:00-15:00
南部生協プラザ(車校) 10:00-15:00 11:00-15:00
南部購買(コンビニコーナー) 10:00-17:00 11:00-15:00
南部購買(PCサポート) 10:00ー15:00 11:00-15:00
印刷コーナー 10:00-16:00 11:00-15:00
すまい紹介コーナー 10:00-16:00 11:00-15:00 水曜は休み

学科一覧と改組前の工学部

2023年度現在の学科名/専攻名一覧

 2023年度現在の学科名/専攻名一覧を示す[69:2]。なお特筆すべき事項として、情報学部は2017年の改組によって生まれた新しい学部であるが、それ以前からあった情報文化学部が前身である。

2017年の改組前後の工学部

 工学部は2017年に改組があり、2017年度入学の学生はそれ以前とは異なるカリキュラム、あるいは異なる学科名で授業を受けることになった。ここでは2017年以前の工学部の様子を少しだけ紹介する。

化学・生物工学科

 現在も同名で残っている。通称「化生(カセー)」。学科の性質上実験系の研究を行う研究室が多く、実験のために夜遅くまで残って作業することも多い。別に化生に限ったことではないが、化生の研究室がおおくある一号館は夜遅くまで煌々と明かりがついているため「不夜城」と恐れられた。一号館で火災等が発生することがしばしばあり、その際には化学消防車が出動するのを目撃できる。応用化学コース、分子化学工学コース、生物機能工学コースに分かれていた[170]

環境土木・建築学科

 2017年度の改組前後で名称の変化がなかった学科である。2011年度以前は「社会環境工学科」、通称「社環(しゃかん)」であったが、2012年度から「環境土木・建築学科」に名称が変更された[171][172]。現在では「土建(どけん)」が通称のようだが[173][174][175]、「土木(どぼく)」と呼ぶ人も居た。授業の一環で図書館前の池で測量をよく行っていた。環境土木工学コースと建築学コースに分かれていた[170:1]

機械航空工学科

 現在の機械航空宇宙工学科である。通称「機航(キコウ)」。画数の多い学科名をテスト中に書かねばならないことに学生は文句を垂れていたが、2017年の改組で学科名が機械航空宇宙工学科と更に長くなり、テスト時に学生の袖が濡れたのは、夜露のためばかりではない。機械システム工学コース(機シス:キシス)、電子機械工学コース(子機:シキ)、航空宇宙工学コース(航空:コウクウ)に分かれて勉強していたが、これも改組に伴って廃止された[170:2]。かつては工学部で最も高い偏差値だったが、昨今のプログラミング・AIブームなどで電気電子情報工学科にその座を譲った。

電気電子・情報工学科

 現在も電気電子情報工学科としてのこっている。通称「電情(デンジョー)」、2017年の改組に伴って情報文化学部が情報学部となり、電気電子情報工学科の教員や研究室の一部が情報学部へと移行したが、移行していない研究室もあるため改組後も情報科学を学ぶことができる。電気電子工学コースと情報工学コースがあった[170:3]

物理工学科

 現在の物理工学科、マテリアル工学科、エネルギー理工学科。通称「物工(ブッコー)」。2017年の改組に伴って分割された。機械航空工学科の滑り止めとして書いている学生が多く、「機航落ちの物工」が少なからずいた。機械航空工学科の学生と共に授業を受けることが多かった学部1年生ごろには自虐的に「機航落ちの物工」だと名乗るものも少なくなかった。材料工学コース、応用物理学コース、量子エネルギー工学コースに分かれて勉強していた[170:4]

サークル・部活動一覧

 本章では名古屋大学のサークルをまとめる。しかし非公認サークルを網羅し切ることは出来ないので、まず名古屋大学のホームページにかかれている公認サークルを列挙する[176]。その後筆者が知る非公認サークルと、『名古屋大学新聞』にかかれているような昔存在したサークルや、昔からあるサークルを紹介する。なおサークルは基本的には名前とSNSやHPのURLを書いたが、サークル名から活動内容が想像できない場合や、筆者が知っているものについては簡単な説明を書いた。課外活動の団体は非常に多く、時間の都合上簡単に調べるにとどまったので、Facebookなどのリンクが抜けているものも多い。HPやSNSへのリンクはあくまで参考程度にしていただきたい。

文化サークル連盟所属サークル一覧

体育会所属サークル一覧

その他の非公認サークル

 名古屋大学のホームページに掲載されていないもので、筆者がしばしば耳にするサークルを列挙した。既に公認サークルになっているがホームページに掲載されていないサークルが含まれている可能性もある。またこれ以外にも多くの非公認サークルがあり、筆者は網羅しきれていない。名大祭の企画展示一覧に非公認サークルが多く掲載されているので、そちらも含めて参照されたい[127:1]

いにしえのサークル

 先述したサークルの中には戦後すぐに生まれたものもあれば、ごく最近生まれたものもある。ここでは中央図書館の1Fにある『名大スピリッツ 名古屋大学を知る本』の1987年および1988年発行の2冊に書かれているサークルと、同じく地下一階にある『名古屋大学新聞』昭和34年(1959年)9月1日発行の「名大案内号」に書かれているサークルを列挙する。

 まず1959年の『名古屋大学新聞』に書かれているサークルを列挙する。

 次に1987年および1988年に発行された『名大スピリッツ』2冊に掲載されているサークルを列挙する。本によって微妙に記述がことなっているものもあり、不正確な情報になっている可能性はあるのであくまで参考程度にしていただきたい。またいくつか名前から活動内容がわからないものもあるが、元の本にも活動内容が書かれていないものは名前を書くにとどまっている。

附属図書館

 本章では附属図書館についてこまかく掘り下げていく。

附属図書館・図書室の一覧

 2024年1月現在の図書館・図書室を列挙する[180]。筆者が利用したことのある図書室は多少細かく説明しているので、説明には偏りがあることをご容赦されたい。

中央図書館

 中央図書館は第二グリーンベルトと第三グリーンベルトの間に位置する5階建ての建物で、もっとも大きく、もっとも多くの学生が利用する図書館である。開館時間は8:00~22:00(土日祝、お盆の期間は8:45~22:00)と非常に長く、また休館日も年末年始などに限られるため、かなり時間に縛られずに利用できる図書館である。このことに感謝している学生は少なくない。また自動貸出機/返却機があるため、非常にスムーズに貸出/返却ができる。
  各階ごとの様子を説明する。地下には新聞や雑誌のバックナンバーや洋書などがある。国立国会図書館と名古屋大学図書館ぐらいにしか残っていない『名古屋大学新聞』などは名大生にとっては面白い資料だとおもうのでおすすめである。1Fには古い研究書や洋書などが置かれており、貴重な本が沢山ある。明治時代の代表的な数学者 高木貞治が著した『解析概論』などがある。この本は数学科の人ならば一度は耳にする本であるらしい。また筆者は確認していないのだがラテン語で書かれてたニュートンのプリンピキアもあるようだ。2Fは図書館内で自由に会話することが許可されているフロアである。3Dプリンターなどが使えるライブラリ・メイカースペースや、ホワイトボードなどで議論ができるグループラーニングエリア、学生が利用できる共用のパソコン、ディスカバリスクエアという会議室のような場所、コンピュータ・語学・就職の本棚がある。入り口が2階になっているため、新入生などは階数がずれていることに気づかず混乱することもある。3Fは学生がよく利用する学術的な本や新書、最新の雑誌などがあり、学生が本を探すのはもっぱらこの階層である。その他にはラーニングポットとよばれる会議室がある。4Fは郷土資料や文系の研究書が多く置かれている。東海地方を中心にあちこちの郷土史の本が置かれているので、自分の地元の郷土資料を開いてみるのも面白いかも知れない。5Fは立入禁止であるが、会議室などがあるという。
 建物の入り口にはスターバックスコーヒーの店がある。また改札のような機器に学生証を読み取らせることで入館ゲートを通ることができる。コロナ禍前は入館時のみだったが、コロナ禍頃に退館にも学生証のスキャンが必要になった。
 この中央図書館が建てられたのは1981年だが、実は当時の中央図書館は現在の6割程度の床面積で、現在の西側部分は存在しなかった。建築当時から増築工事を予定していたようで、1994年10月末に増築工事が終了し現在の状況になった[181]

中央図書館。工学部2号館を背にして南西の方を向いて撮影したもの。
1991年の名古屋大学新聞に掲載されていた写真。背景の雰囲気からおそらく第三グリーンベルトで撮影したもので、左の建物が中央図書館、その右の建物が文学部なのだろうが、中央図書館の様子が現在と異なる。おそらくこれが1994年の増築工事前の中央図書館西側の様子なのだろう。『名古屋大学新聞』第740号より引用[182]

中央図書館のおすすめの本棚

 本が好きな筆者にとって図書館は大学で最も好きな施設である。多様な価値観が雑居している本棚に体をうずめれば、すべてを許容してくれる温かみを感じ、私のような人間は社会から爪弾きにされるほど狂っていないことを再認識できる。ここでは中央図書館で好きだった本棚を紹介する。

中央図書館オススメ本

 筆者が中央図書館で読んだ本の中で面白いと思った本や、人におすすめしたい本をまとめた。レビューを読んで気になるものがあったらぜひ読んでほしい。

数値計算の常識

大規模な偏微分方程式の数値解は,素人が下手にやるのと特技をもった専門家が手がけるのとでは桁違いに効率が違うので,いざというときには,しかるべき専門家に相談すべきであるということを”常識として”知っているべきではなかろうか.

伊理正夫、藤野和建 著『数値計算の常識』P133より引用
 研究室に配属されてプログラムを書いている学生の中には、この本に書かれている落とし穴にはまり込む者は本当に多い。非常識なやつだと思われる前に、みんなもこの本を読んで”常識”を身につけよう!

人が人を殺すとき―進化でその謎をとく

高崎山のサル

一本の灌木の枝が、とつぜん激しくゆれて、大きなサルが一匹、しげみの上に上半身をあらわした。褐色の体がゆれ、赤い顔のなかに、太陽の光をうけて琥珀に光る二つの目が、じっとこちらを凝視していた。しばらくは、わたしたちを警戒しているようすであったが、灌木の枝がはねかえると、まるで水の底にもぐってしまった魚のように、もうサルの姿は見えなかった。

伊谷純一郎『高崎山のサル』(改行やスペースを一部省略)

 大分県にある高崎山自然動物園を聞いたことがあるだろうか。しばしばボスザルが変わったというようなことがニュースになるこの動物園では、野生のニホンザルを餌付けして個体識別をし、群れの動向やボスザルなどを記録している。だがその始まりは伊谷純一郎らが始めたニホンザル研究にある。
 前半は大自然の中で生活するニホンザルの群れの様子が著者の文才によっていきいきと描写される。群れの習性を調べ上げ、群れの頭数を数えるための最適な場所を見つけ出し数え上げるシーンは手に汗握るものがある。また後半はサルたちに餌付けし接触することによって名前をつけて個体識別するようになる。その名付け方もユニークで、鳥獣戯画に描かれるようなもっともサルらしい容姿をしたサル「サルタヒコ」、最も美しい体格を持ったサル「ダンディ」、コザルに愛される隻眼のサル「ウゼン」、そして高崎山最初のボスザル「ジュピター」、そしてジュピターのライバルとされる流浪のヒトリザル「ミミキレ」などなど……。
 大自然の中を生きる群れの様子も読んでいて楽しいし、餌付けされ名前がつけられることで生まれたサルたちの間のドラマ、そして伊谷純一郎氏の鋭い観察眼によって発見された様々なニホンザルの習性、どれをとっても面白い本である。

タイの僧院にて

 30代前半のまだ若き文化人類学者であった青木保が、タイの文化を学ぶためにタイの寺で出家し、僧として半年過ごした経験を書いたものである。知らない国で出家するという突拍子もないことをしているだけで十分面白いのだが、まだ若い頃に書かれた本であるため研究に対する熱意が文章のあちこちからにじみ出ていて大変良い。
 また青木が目の当たりにしたタイの文化自体も興味深いものがある。タイの仏教は日本の仏教の流れ(大乗仏教)とはことなり、カンボジアやラオスなどで信仰されている上座部仏教に属する。タイの男性は一生に一度は出家して僧侶になるとされ、出家は親に対する最大の孝行であるとされる。出家する子供をみて泣いている母親をみて青木は初め日本人の母親のように、剃髪した子供を見てショックを受けて泣いているのかと思ったが、嬉しくて泣いているということを知るなど、同じ仏教でもこんなにも違うのかと驚かされる。おすすめの一冊である。

吉里吉里人

ねずみに支配された島

アメリカ禁酒運動の軌跡 : 植民地時代から全国禁酒法まで

誰のためのデザイン?

 設計に心理学の知見を持ち込むことで、誰にとっても使いやすい設計について解説した本である。人間にとって安全な設計にも通じる話になるので工学部の学生には強くおすすめしたい本であるが、読みやすいので他学部の学生にもおすすめできる本である。
 抽象的な話から入るとわかり難いので具体例を示していこう。左上・右上・左下・右下に4つのクチがあるガスコンロがあり、コンロの側面にはつまみが横一列に並んでいる。どのつまみを回したら右上のコンロに火を点けられるだろうか?適当につまみを回した所、グリルに火がついて「あぁ、間違えた」と他のつまみを回してようやく目的の場所に火がつく……コンロでなくとも似たような経験をしたことがある人は多いだろう(車のワイパーとか教室の電灯とか)。だがもしこれと同じことが原子力発電所で起きてしまったら?あるいは核弾頭を積んだミサイルの発射ボタンだったら?取り返しがつかないことになる。もう一つ例を挙げよう。誰しも中学校の技術や大学の実習などで電動糸のこぎりや旋盤、ボール盤などを使った経験が一度はあるだろう。作業台の上で材料を固定しているときに、もしスイッチがついてしまったら……という嫌な想像をしたことはないだろうか。実際作業台で作業しているときにあやまって工作機械のスイッチが入ってしまうという事故はしばしば発生している。事故を防ぐために「注意して」つかうことを教えられるが、うまくデザインすることでこういった問題を解決できないだろうか。
 この本ではそういった人間が間違いを犯してしまうデザインを悪いデザインとし、そういったデザインをさけるいくつかの重要なアイデアを提示する。コンロの例ではシステムの概念モデル、すなわち内部構造を想像しやすいようにつくることが重要だと解説する。この場合ではつまみを横一列に配置するのではなく、コンロの位置と同じように二次元的に配置することを提案している。右上のつまみを捻れば右上のコンロが点くというのは自然な対応になっており、つまみとコンロがどう繋がっているのかを想像しやすい。一度概念モデルができてしまえば、間違えることはないだろう。
 工作機械の例では「強制選択機能」というアイデアが使える。工作機械を壁で囲い、人間が作業する間は扉を開けて作業するようにつくる。そして扉が開いている限り、スイッチを入れても動かないようにするという仕組みを組み込めば、先述した事故は防げる。この仕組みはCNCなどでよく見かける構造であるし、似たような条件は産業用ロボットにおけるJIS規格にもなっていたはずである。この「強制選択機能」は応用範囲は広く、電子レンジで扉を開けると勝手に停止する機能もこれに含まれる。他にもトイレで荷物を置き去りにしないために、荷物置き場に荷物があったら扉が開かないようにするデザインもあるようである。
 この本を読むと目の前に当たり前にある製品が、実はあまり良いデザインではないのでは?ということに気付かされる。顕著な例でいれば車で、ブレーキとアクセルが同じ形で隣に置かれているのはデザイン上の失敗である。バイクや自転車でアクセルとブレーキを間違えるということはどんなに年老いてもしない。耄碌すると間違えるというのはそもそもデザインとして悪いのである。そういった日常のデザインを批判的に見られるようになる本書はものづくりを行う学生には必読書であろう。

その他

 上記は筆者イチオシの本であるが、それ以外にも書いておきたい本がいくつかあったためここに記述する。

写真・地図

建物の写真

教育学部本館。この建物の前には車両出入口がある。アメニティハウスを背にして北西を向いて撮影したもの。2024年2月7日撮影。
国際開発棟。この建物の中に国際機構図書室がある。アメニティハウスを背にして北東を向いて撮影したもの。2024年2月7日撮影。
法・経本館共用館。2つの校舎がつながっているが、第二グリーンベルト側は経済学部、南側は法学部である。国際棟を背にして北東を向いて撮影したもの。2024年2月7日撮影。
アジア法交流館。国際開発棟を背にして南東を向いて撮影したもの。2024年2月7日撮影。
文系総合館(右)と国際開発棟(左奥の高い建物)。この文系の建物に囲まれた中庭の名称を筆者は知らないが、ベンチなども置かれており落ち着く場所である。中央にある丸い木はキンモクセイで、秋になると良い香りを第二グリーンベルトの方へ漂わせる。2024年2月7日撮影。
文学部本館。中央図書館を背にして南東の方を向いて撮影したもの。2024年1月26日撮影。
法・経本館共用館。中央図書館を背にして南東の方を向いて撮影したもの。2024年1月26日撮影。
全学教育棟とファミリーマートの通りの桜を撮影したもの。コロナ禍であったため写真に写っている人はみなマスクをつけている。南部生協を背に中央図書館を向いて撮影したもの。2022年4月1日撮影。
全学教育棟の近くの体育館。右にわずかに見える大きな屋根が第一体育館、左手前の建物はプールと更衣室である。第二体育館はプールの奥にある。第一体育館の出入り口には自動販売機があるが、そこで販売されているサイダーは過冷却水となっており、飲んでいると上澄みに氷が浮いてくる。2024年1月30日撮影。
第三体育館・第四体育館。剣道場や武道場ともよばれ、剣道・柔道・合気道・各種拳法の部活動で利用される。プールを背にして北東を向いて撮影したもの。2024年2月7日撮影。
名古屋大学弓道場。体育館の北、全学教育棟の南西とも西とも取れる場所にある。全学教育棟を背にしておおよそ西を向いて撮影したもの。2024年1月30日撮影。
大きな屋根の建物は第一体育館、手前の看板がある建物はボクシング部、左のバツ印の補強材があるのは相撲部。武道場や情報学研究科を背にして南を向いて撮影したもの。2024年1月30日撮影。
人文学共用館。全学教育棟を背にして東の方を向いて撮影したもの。2024年1月30日撮影。
情報学研究科棟。情報学部、あるいはかつての情報文化学部の研究室がおおくある。エレベーターはシンドラー社製で、乗るとカランコロンという奇妙な音をたてるほか、現在の階数を表示するディスプレイが時々おかしかったりするのであんまり乗りたくない。全学教育棟を背にして西を向いて撮影したもの。2024年1月30日撮影。
全学教育棟A館。プールを背にして北の方を向いて撮影したもの。右端にわずかに見えるグラウンドのようなものが第三グリーンベルトである。2024年1月30日撮影。
ファミリーマート 名古屋大学店。全学教育棟を背にして東の方を向いて撮影したもの。2024年1月26日撮影。
IB電子情報館。通称IB館。電情の学生が多く利用するが、1Fの講義室は他学科も利用するし、2Fにある大講義室はかなり大きいため、受講者数の多い大学院の授業などで利用する学生はそれなりにいるだろう。この建物の地下にはファミリーマートがあるほか、電情の図書館がある。2024年1月26日撮影。
オークマ工作機械工学館。2020年に建てられた新しい建物である[183]。2024年2月3日撮影。
EI創発工学館。工学部7号館跡地に建てられた新しい建物で、2023年7月28日に竣工記念式典が開かれた[184]。写真は四谷通を背にして北西を向いて撮影したもの。2024年1月26日撮影。
EI創発工学館の頂上から旧北部厚生会館、学生会館、赤崎記念館を撮影したもの。学生会館の前の工事をしている場所は実習工場があった場所である。2024年1月26日撮影。
左は工学部1号館、右はベンチャービジネスラボラトリー(VBL)と呼ばれている建物。EI創発工学館を背にして西を向いて撮影したもの。2024年1月26日撮影。
機械学科実験棟跡地に作られた自転車置き場。奥に見えるのは工学部2号館、右に見えるのは工学部1号館である。この自転車置き場ができる前は北部生協の前に無造作に自転車が置かれており、自動車の通行を邪魔し景観を悪くしていた。旧北部厚生会館を背にして南西の方向を向いて撮影したもの。2024年1月26日撮影。
ベンチャービジネスラボラトリー(VBL)。ホームページによればVBLはディープテック・シリアルイノベーションセンターとかDセンターVBLなどと呼ばれているようであるが、そういった呼び名は筆者は耳にしたことはない。左は工学部1号館、右は赤崎記念館である。EI創発工学館を背にして北西を向いて撮影したもの。2024年1月26日撮影。
航空・機械実験棟/水理実験棟。建物内部には風洞などがあるという。工学部1号館を背にして北西を向いて撮影したもの。2024年1月26日撮影。
工学部3号館。上空から見ると「工」の字になる。小さいが右奥に工学部2号館が見える。北東を向いて撮影したもの。2024年1月26日撮影。
工学部2号館。上空から見ると「工」の字になる。ゴミケの会場である。奥にわずかにIB館が見える。北東を向いて撮影したもの。2024年1月26日撮影。
工学部1号館。工学部の化生の研究室が多くあり、夜になっても煌々と明かりがついている。工学部2号館と3号館の間に立ち、北を向いて撮影したもの。2024年2月2日撮影。
理学部A館。豊田講堂を背にして真北を向いて撮影したもの。2024年1月26日撮影。
多元数理学科棟。第三グリーンベルトを背にして北東の方を向いて撮影したもの。左の隠れている建物が理学部A館、右の見切れている建物が豊田講堂である。2024年1月26日撮影。中央右にある石碑は「沈淪」と言う文字と、名古屋大学の前身の第八高等学校出身の郁達夫という中国の近代小説家の顔と名前が描かれている[185]。2024年1月26日撮影。
本部2号館。大学の事務職員が勤めている。左に見える黄土色の壁の建物は本部1号館である。名古屋大学博物館を背にして東の方を向いて撮影したもの。2024年1月26日撮影。
本部4号館。中央左に見える階段を上がると本部3号館がある。豊田講堂を背にして南東の方を向いて撮影したもの。2024年1月26日撮影。
本部4号館の横の階段を上がったところにある本部3号館。おおよそ南を向いて撮影したもの。2024年1月26日撮影。
新体育館、あるいは山の上体育館とよばれる建物。おおよそ南を向いて撮影したもの。2024年1月26日撮影。
環境医学研究所。道路から東を向いて撮影したもの。2024年1月26日撮影。
野依記念学術交流館。ガラス張りのきれいな建物で、企業説明会や一般向けのイベントの会場になることもある。理学部C館を背にして南を向いて撮影したもの。2024年1月26日撮影。
ガラス張りの建物が野依記念物質科学研究館、左の見切れている校舎は理学部C館。野依記念学術交流館を背にして北を向いて撮影したもの。2024年1月26日撮影。
農学部管理棟(手前)、農学部A館(奥)。野依記念学術交流館を背にして北東を向いて撮影したもの。2024年1月26日撮影。
創薬科学研究館。道路から南東を向いて撮影したもの。2024年1月26日撮影。
高等総合研究館。工学部6号館を背にして南を向いて撮影したもの。2024年1月26日撮影。
工学部6号館。高等総合研究館を背にして北を向いて撮影したもの。2024年1月26日撮影。
研究所共同館Ⅱ。研究所共同館Ⅰは見切れてこの写真には写っていない。C-TEFsと書かれているのはエネルギー変換エレクトロニクス研究館で、Cafe de MON CIRFEというカフェがある。おおよそ南を向いて撮影したもの。2024年1月26日撮影。
環境総合館。南を向いて撮影したもの。2024年1月26日撮影。
トランスフォーマティブ生命分子研究所。北北東ぐらいを向いて撮影したもの。奥に見えるのは環境総合館、右側に見切れている建物は理学部E館。2024年1月26日撮影。
保健管理室。理学部E館を背にしておおよそ南西を向いて撮影したもの。健康診断はこの建物の内部で受ける。2024年1月26日撮影。
理学部のいくつかの棟を撮影したもの。おおよそ東を向いて撮影している。左は理学部E館、ほとんど写っていないが極低温実験室が右にある。中央の一番奥の方にある建物が理学部C館である。2024年1月26日撮影。
ES総合館。通称「ES館(イーエスカン)」。2011年に建てられた比較的新しい建物で、3Fに工学部の事務室がある[186]。IB館を背にして北東を向いて撮影したもの。左に見切れている建物はNIC。2024年1月26日撮影。
減災館。この建物は地面から少しだけ浮いており、地震の振動を吸収するバネとダンパーの上に建築されている特殊な建物である。バネとダンパーは建物北側のガラスの向こう側に見え、工学部の一部の学科では実際にこのバネやダンパーが動く様子を見る授業もある。写真はNIC館を背にして北を向いて撮影したもの。2024年2月2日撮影。
ナショナルイノベーションコンプレックス(NIC)。この長い名称を覚えている人は居ないだろう。通称「NIC(ニック)」。NIC館と呼んでる人も居たかも知れない。名古屋大学と共同研究をしている会社が部屋を借りたりしている。建物の中にはカフェなどがある。2024年1月26日撮影。
情報基盤センター。NICを背にして南向き撮影したもの。全学メールのサーバーや、NUCTなどのサーバーはここにあるという。2024年1月26日撮影。
山の上体育館の近くにある体育会の部室。「名古屋大学応援団団員募集中」の貼り紙は2015年ごろからある。山の上新体育館を背にして東を向いて撮影したもの。2024年1月26日撮影。
先端技術共同研究施設。おおよそ西を向いて撮影。2024年2月7日撮影。
工学部8号館北棟。南東を向いて撮影。2024年2月7日撮影。
工学部9号館。館内に土木図書室がある。おおよそ南西を向いて撮影。2024年2月7日撮影。
超高圧高温発生装置室。おおよそ南東を向いて撮影。2024年2月7日撮影。
超高圧電子顕微鏡施設。おおよそ南東を向いて撮影。2024年2月7日撮影。

立て看板

 立て看板はわずか数ヶ月のうちに変わってしまうため、失われてしまうもののひとつである。学生の雰囲気を知る興味深い資料の一つであるので、ここに残せる限りの立て看板の写真を残す。だが継続的に記録していたわけではないため2024年1月30日現在置かれている立て看板と、偶然撮影してた数枚の立て看板の写真をここに残す。なお断りがなければ全学教育棟の前の通りに置かれている立て看板の写真である。

この写真は工学部2号館から学生会館の道沿いに置かれている立て看板である。2024年1月6日撮影。
数年前からずっと置かれている自由に掲示がして良いとされる掲示板。おそらく学生が設置したものである。2024年1月30日撮影。
2024年1月30日撮影。
こういう設置意図がよくわからない立て看板はしばしば置かれる。2024年1月30日撮影。
この立て看板は大乱闘スマッシュブラザーズという人気ゲームのワンシーンを描いたものである。この少し前には「◯◯参戦!」という同じゲームのワンシーンを描いた立て看板があり、〇〇の部分が時々書き換えられていた。老朽化により撤去されたため、新しく設置されたものだろう。2024年1月30日撮影。
2024年1月30日撮影。
2024年1月30日撮影。
2024年1月30日撮影。
2024年1月30日撮影。
2024年1月30日撮影。
2024年1月30日撮影。
2024年1月30日撮影。
2024年1月30日撮影。
2024年1月30日撮影。
2024年1月30日撮影。
2024年1月30日撮影。
2024年1月30日撮影。
2024年1月30日撮影。
2024年1月30日撮影。
2024年1月30日撮影。
2024年1月30日撮影。
2024年1月30日撮影。
2024年1月30日撮影。
2024年1月30日撮影。
2024年1月30日撮影。
2024年1月30日撮影。
2024年1月30日撮影。
2024年1月30日撮影。
2024年1月30日撮影。
2024年1月30日撮影。
2024年1月30日撮影。
2024年1月30日撮影。
2024年1月30日撮影。
2024年2月26日撮影。
入学試験に合わせて作られたと思われる立て看板と賽銭箱。内容は『呪術廻戦』という2024年現在の人気漫画のパロディである。2024年2月26日撮影。
後ろの大きな植物を撮影した際に偶然映り込んだもの。2019年8月11日撮影。
社会科学研究会の悪口を書いた立て看板。2020年10月4日撮影。

学年暦・地図

2023年度の東山キャンパスの地図。先に挙げた建物の写真の補足として利用されたい。『名古屋大学プロフィール2023』より引用[69:3]
2023年度の学年暦。しばしば補講日として土曜に授業が開講されることもある。夏休み・春休みの期間、定期テストの期間などが書かれている。インターネット上に公開されている2023年度学年暦より引用[187]

新型コロナウイルスに対する名古屋大学の対応

 2019年12月から端を発した新型コロナウイルスの流行は名古屋大学を含め世界中に影響を与えた。流行を抑えるために名古屋大学は様々な対策を講じたのだが、当時どのようなことがあったのか、4年が経過し当時の記憶があやふやになってきた人も多いのではないだろうか。あるいは今更コロナについて語る必要などないと思われる方もいるかも知れない。だが長いコロナ禍を経験した我々は、何が正しかったのか、何が間違っていたのかということを神の視点から俯瞰できる。流行が概ね収束し日常生活が戻ってきた今、改めて当時の様子を振り返りたいと思う。
 本章は3つの節から成り立っている。「名古屋大学のコロナ禍年表」はコロナが日本に流入し始めた2020年1月から5類感染症に移行した5月までを年表形式で記述したものである。次節「名大の対応の問題点や優れていた点」はその中でも特筆すべき点を挙げ、評価すべき点や問題点について、大学でコロナ禍を過ごした筆者の視点から記述したものである。「名古屋大学の活動指針レベルの変遷と内訳」は付録のようなもので、授業や登校などが許可されているか/いないかが示された「活動指針レベル」の変遷や内訳を書いたものである。

名古屋大学のコロナ禍年表

 ここでは名古屋大学でのコロナウイルスに関係する情報を年表形式で記述するが、当時の雰囲気を思い出す手がかりとなるニュースなども交えて時系列順に紹介する。なお時系列的に当時のニュースを知る資料として主に「NHKの新型コロナ関連記事全記録 主要ニュース 時系列ニュース」[188]を参考にしており、脚注がない場合は主にその記事の内容による。また名古屋大学のホームページにある「大学からのお知らせ」は頻繁に内容が書き換えられ、閲覧した時刻によって内容が異なる。またサイト全体がここ数年でリニューアルしてほとんどのURLが変更となっている。そのため現在閲覧可能なURLであっても一部のURLはWebArchive上のURLを記している。また感染者数の推移については厚生労働省のオープンデータなどを利用しているため、当時の報道と異なる場合がある[189]

名大の対応の問題点や優れていた点

 名古屋大学のコロナに対する対応は、完璧ではないにしろ標準的なものだった。だがその中には問題点もあれば、優れたものもあった。ここでは名大のコロナ禍における対応について、良かった点と問題点などについて考察し、今後の災害時における教訓がないか検討する。なおこの考察はあくまでコロナ禍を経た2024年現在からみたものであり、ここで挙げる瑕疵は当時の大学の運営を批判するものではなく、あくまでも後世への知見として残すものである。
 まず一番重大な問題として、当時の名古屋大学にはオンラインで学生へ重要事項を伝達する有効な手段があまりなかったことが挙げられる。当時の名古屋大学では情報学部をのぞけば未だに紙媒体の掲示板を用いており、休講通知などは各学科の掲示板を直接見なければならなかった。また当時の大学のメールアドレスであった全学メールは授業で利用する機会が少なく、研究室に所属していない学生の中にはほとんど使ったことがないという者もいた。
 そのような状況であったため大学から学生への連絡は適切に行われたとは言い難かった。ここでは①安否確認システムによる緊急連絡、②大学のホームページの更新による発表、③中日新聞による報道という3つのテーマでこの問題を掘り下げる。

連絡網の整備不足

 新型コロナウイルスの感染症流行を受けて、大学は2020年2月26日に「名古屋大学安否確認システム」を使って学生全体にこの感染症流行の重大さ、および課外活動や合宿、海外渡航を自粛することを連絡した。元々は災害が起きた場合に学生の安否を確認するシステムとして作られたもので、学生が日常的に使うメールアドレス宛に送られるメールである。避難訓練などで定期的に運用されており、コロナ禍の序盤でこのシステムを使うに至ったことは評価できる。しかしこのシステムは緊急時に使われることを想定したものであったため多用はできず、コロナ禍の最初の混乱期に活動制限を伝えるメールが5通、新型コロナウイルスのワクチン接種の設置に関する連絡が4通、ワクチンへの異物混入事件に関する連絡が1通届いたにとどまる。地震などの想像しやすい災害にこだわらず、コロナ禍の序盤から重要な連絡だけをこのシステムで行ったことは高く評価できる。
 しかしながら「緊急性は低いが重要な情報」を伝える良い手段を大学は持っていなかった。先に述べた通り、大学はこのような情報を従来紙の掲示板で連絡していたためである。そのため大学がもっとも頻繁に、かつ気軽に情報発信したのは名古屋大学のホームページ上であった。だがホームページが更新されても学生にメールに通知が行くわけではないため、学生はSNSや友人などから情報を収集する必要があった。この問題は特に授業開始前に顕著であり、春学期の授業がオンラインで行われることなどを大学からではなく中日新聞の報道を通じて知る学生は非常に多かった。NUCTのシステムが更新され、掲示板が電子化された後も重要な連絡が行き届いていないということはしばしばあった。例えば2020年秋学期の授業がどのように行われるかを9月5日の中日新聞の報道で知る学生が少なからずいた事や、2020年7月1日の行動制限の大幅緩和ではサークル活動が許可されたにもかかわらず、SNSでほとんど触れられていないことなどが挙げられる。
 「緊急性は低いが重要な情報」は、しばらくすればSNSや中日新聞、および知り合いなどから入手できたため大きな混乱をよぶことはなかった。とはいえ大学から直接連絡が来ないことは学生にとっては「もしかしたら重要な連絡を見逃しているかもしれない」という不安を引き起こしたり、中日新聞の方が大学からの発表よりも早いことに苛立ちを覚えさせることになった。
 現在ではNUCTのシステムが更新されたため大きな問題とはなっていないが、2020年にようやく電子掲示板を導入したというのはあまりにも遅い対応だったといえよう。紙の掲示板の不便さは学生の間ではずっと言われてきたことであったが、それを先送りにしてきたことが悪い形であらわれた一例である。

混乱を呼んだ活動指針レベルの急な変更

 連絡手段についての考察はここまでにして、次は大学が活動制限のレベルを示した「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)における名古屋大学の活動指針(以下、活動指針レベル)」についてに話を移そう。活動指針レベルは「教育」「教員、研究活動」「事務業務」「会議」「学生の入構制限」「学外者の入構制限」「課外活動」「国内の出張・旅行」という8つの活動内容について、それぞれの活動がどの程度まで許可されているのかを数字で示したものである。例えば「出張」のレベルが0であれば何も制限はないが、2であれば「リスクの高い地域への不要不急の出張・旅行自粛」となり、4であれば「全ての移動を原則禁止」とされた。各活動内容のレベルとその内訳はホームページ上で2020年4月から2023年5月まで同じページで示されていた。
 活動指針レベルは、運用上に問題はあったものの、システムとしてはとても優れたものだったと筆者は考えている。筆者の私見だが、このシステムの最も優れたところは「最悪の事態」というものが明確にされたことである。活動指針レベルが発表された2020年4月10日当時は新型コロナウイルス感染症の理解が十分でなく、また国や大学がどういった対応をしてくのか予測がつかない状態だった。そのため誰もが「このまま感染が拡大したらどうなってしまうのだろう」という漠然とした不安を抱えていた。しかし活動指針レベルの発表により最悪の事態(レベル4)になったとしても、「安全確保、研究継続のための必須な資産(生物・精密機器等)などの維持のため」に教員が大学に来て研究することが可能であることが明確にされた。生き物を取り扱う研究では定期的に世話をしなければ細胞や生物が死滅してしまうため、その研究を行う研究者らにとってはこの発表に安堵しただろう。ある程度最悪の事態を前もって知り、相談できる時間があったことは多少なりとも混乱を減らす効果があったのではないかと思われる。
 しかしながらこの活動指針レベルは運用でいくつかの問題が発生した。典型的なものは急な方針転換による混乱である。2020年4月10日に活動指針レベルが初めて発表されたときには、実験や演習などの授業が対面で行われることが示されていた。しかし、授業開始日前日の16日に発表された緊急事態宣言に伴い、翌日からの活動指針レベルが急に引き上げられた。これは日本政府が突然緊急事態宣言を発表したことに原因があるものの、急な方針転換に学生を含め多くの人が困惑した。実験のTAは翌日からオンラインで授業するための準備に奔走することになり、また中央図書館は学生への通知が不十分な状態で休館することになった。こういった急な方針転換はかなり批判されたようで、5月7日に総長が発表したメッセージには「頻繁な変更や急な変更を行うとかえって混乱を招きますので、各部局及び部署がある程度余裕をもって対応できるように配慮しながら進めたいと考えています」と締めている。
 しかしながら制限緩和はある程度ゆっくり行えるが、制限強化は時間的余裕がないことも多いので難しいという違いが存在する。そのため第2波の始まりにおいても同じことがおきてしまった。感染爆発の第1波が終わった後、活動制限はある程度様子を見ながら引き下げられた。その結果奇しくも第2波が始まろうとする7月1日に活動指針レベルが引き下げられた。その後感染者は急増していき、期末試験直前の7月24日に突然の制限強化が行われてしまった。対面での試験を検討している授業も少なくなかったため、突然の変更方針に「選んだ大学を間違えたと思って、諦めてください」と怒りを顕にする教員もいた。
 とはいえこの制限の急な強化は日本政府と愛知県で方針が異なっていたことに原因がある。人によって考え方は異なるものの、当時は「第一波を抑え込めば、夏から秋には収束するだろうという」と考えを持つ人が一定数いた。当時の松尾総長もその一人であったようである[240:1]。日本政府もそのような考え方を持っていたのか(あるいは別の理由があったのか)、第一波が終わった後「Go To トラベルキャンペーン」という旅行を推進するキャンペーンを開始し、このキャンペーンが行われている間は第一波を超える感染者数を記録していたにも関わらず緊急事態宣言を発表しなかった。一方愛知県を含む多くの都道府県の知事などは感染者急増を受けて外出自粛を訴え、県独自の緊急事態宣言を出すことになった。
 このときの急な方針転換を防ぐことは難しかっただろう。ひとつ教訓があるとすれば災害時は地方自治体の出す声明により耳を傾けるべきだったということが挙げられるだろうか。緊急時には地方自治体のほうが情報収集も早く、小回りがきくために対応も早い。また現場でなければわからないことも多数ある。東日本大震災の被災地である岩手・宮城・福島の首長に対して行われたアンケートでは、災害時は「原則として市町村が主導する、国は後方支援する」ほうが良いという回答が92%を占めたことが知られている[266]。国が何かを行うときには自治体と国の間で連絡を取り合わなければならず、国が持っている許認可権を都道府県におろしてくれれば迅速な対応ができたのにと語った首長もいたという[266:1]
 コロナ禍の第2波では地方自治体が国に行動制限を要求したのにも関わらず、その要求は叶わなかった。そのため愛知県は7月21日に「警戒領域」に入ったとして知事が記者会見を開いたり[237:1]、8月6日には県独自の緊急事態宣言を出すなどの対応を行った。難しい判断ではあったが、国よりも自治体の意見に耳を傾けていればこの混乱を防げたかもしれない。
 その他には大きな問題はおきなかったものの、軽微な問題が活動指針レベルには存在した。まず活動指針レベルの変更履歴が一切見られないことが問題であった。緩和する際には余裕をもたせるために「来週から緩和します。緩和後の状態は次のとおりです」というような余裕を持った発表がしばしばなされるのだが、そのせいで今現在の規制レベルがわからないということが起きたり、そもそもどこが変わったのかよくわからないということがあった。教員らには変更点がわかるようなPDFがメールで回覧されていたが、ホームページで情報を知るしか無い学生にとってはわかりにくいシステムであった。これは本来静的なページを表示するためのシステムを転用していたことが原因である。
 なお課外活動に関するレベルの内訳に少々問題があったことを指摘しておく。4月10日の発表では課外活動に関する活動内容は「レベル0: 通常通り、レベル1: 感染拡大防止に最大限の配慮、レベル2: キャンパス内外における屋内での集会の禁止 及び活動状態に応じて一部の課外活動を許可、レベル3: 感染拡大防止に留意しながら、屋外の個人練習のみ可、レベル4: 全面活動停止」という内容だった[213:1]。他のカテゴリのレベル4は「オンラインでのみ活動を認める」という内容が主であるにも関わらずこのカテゴリだけ「全面活動停止」という表現がなされたのは大学側がサークルというものをあまり理解していなかったためだろう。オンラインでミーティングをしたりすることは大丈夫だろうということで、筆者がかつて所属していた文化系のサークルなどではオンラインでの活動を行っていた。さしたる影響はなかったとはいえ、レベル4は「オンラインでの活動のみ許可」という内容にするべきだっただろう。また、レベル3の活動内容も「感染拡大防止に留意しながら、屋外の個人練習のみ可」という体育系のサークル(部活)を意識した内容であり、文化系のサークルに対して考慮がされていない。レベル2の内容は7月頃に課外活動のレベルが2まで下げられたときに変更されたが、その内容も「感染防止措置の上、最短時間での練習は可 ただし、合宿は不可」というこれまた体育系のみを検討したような内容だった。最終的に文化系のサークルを考慮した包括的な表現になるのは9月頃になってからである。

広く意見を集めた2つのできごと

 大学の構成員には多種多様な活動・研究をする人がおり、それら全員が納得できるものを作ることは難しい。先述したように、課外活動の活動指針レベルは体育系のサークルしか考慮されていないような内容だったが、それは指針の内容をチェックする人の多様性に偏りがあったためだろう。よりよい運営を行うためには学生を含めた幅広い構成員の意見に耳を傾け、問題の解消に努めなければならない。大学(あるいは総長)はそれを理解していたのか、学生の意見を集めることをきちんと行った。8月に行われた「名大生と総長との対話 ~コロナの時代を生きるInteractive Dialogue」と、11月に設置された学生提案箱である。
 「名大生と総長との対話 ~コロナの時代を生きるInteractive Dialogue」(以下、総長との対話)はzoom上で学生と総長が直接話し合う場であった。1時間30分という短い時間ではったものの、何人もの学生が総長に対して質問や意見を述べた。内容は多種多様で、学生共通の問題もあればマイノリティな学生にしか発生しない特殊な問題も提示された。素人意見が多く総長が十分理解しているものがほとんどではあったものの、きちんと方針が広報されていなかったため学生にとって初耳となる情報も多かった。学生の中にあった疑問や不安に対して総長自身が答えていたため、きちんと意見を述べれば大学はそれを聞いてくれるという姿勢をきちんと示したという点で高く評価できる。
 総長との対話の後、大学は11月に学生提案箱というものを設置した。これはいわゆる目安箱のようなもので、学生から大学の改善案を広く募集するものであった。「××にアルコール消毒液をおいてほしい」というようなコロナに関係するものから、コロナ禍前から慢性的に問題になっていたものについて言及するものもあった。素人意見も多かったものの、かなりいい意見も寄せられていたと記憶しているのだが、2024年1月現在は閉鎖されており、どのような意見が寄せられたのかという記録は残っていない。だが学生提案箱の設置によって、学生の不安や問題を解消することには成功しただろう。
 以上が大学の対応で特筆すべき点である。もちろん学生支援センターが行った食料配布や、豊田講堂で行われた集団ワクチン接種、大学とは関係ないがセルフレジの生協への導入など、評価すべきものはたくさんある。ここでは書ききれない様々な人がコロナ禍に対して最善を尽くしてくれたことでコロナ禍を乗り越えたことを忘れてはいけない。

名古屋大学の活動指針レベルの変遷と内訳

 名古屋大学はコロナ禍で「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)における名古屋大学の活動指針」というページを設置し、「教育」「教員、研究活動」「事務業務」「会議」「行事・集会」「学生の入構制限」「学外者の入構制限」「課外活動」「国内の出張・旅行」という8つの活動内容が、それぞれどの程度まで許可されているのかを示した。感染が拡大するとレベルが引き上げられて活動が制限され、また感染者数が落ち着いてくるとレベルが引き下げられて活動制限が緩和されたりした。活動指針レベルは当時の大学でどの程度活動が許可されたのかがわかるものなので、ここではその変遷と、各レベルの制限の内訳を引用して示す。

活動指針レベルの変遷

 活動指針レベルの変遷は、筆者がアーカイブされたホームページやメールなどから確認できた変更履歴をまとめたものである。断片的に残された情報をまとめたものであるため、抜け落ちているものがある場合や、発表日に数日のズレがある可能性があることは断っておく。
 表を読み取る上での注意点がいくつかある。

  1. 2020年11月12日からは東山キャンパスと、鶴舞・大幸キャンパスで分けて指針が示されるようになった。スラッシュの左が東山キャンパスである。だがキャンパスで異なるレベルが割り当てられたのは2020年11月13日からの4日間だけであったため、それ以降は分けずに示している。
  2. 2020年08月07日から課外活動のレベルは0~3の4段階になり、変更後はレベル2が消去されたような内容となった
  3. 2020年08月07日から教育のレベルは0~5の6段階に、2021年10月19日からは0~6の7段階になった。2020年8月の変更ではレベル3が細分化されたようなものであり、これまでのレベル4がレベル5になったようなものである。2021年10月の変更ではレベル1が細分化され、従来のレベル1の内容がレベル2になり、従来よりも制限の緩い条件がレベル1に割り当てられた。
  4. 2020年7月1日に変更された活動指針レベルは大きな変更であったものの詳細が分からなかったため、いくつかの情報を勘案して再現している。
  5. 最初の発表である2020年4月10日から事務業務のレベルは0~3の4段階である。⑥「行事・集会」「学外の入構制限」は途中から追加された項目になるため、追加以前の欄にはハイフンを示した。
  6. 文面や適用期間の変更のみの発表もあり、それらの項目は適宜省略している。なおレベルの変更はせず、文面の変更をすることでで実質的に制限が緩和されるということもあった。
  7. 表のヘッダーはそれぞれの活動指針レベルの内訳のカテゴリの名称を省略したものである。「全体」は「名古屋大学における警戒カテゴリー」、以下順に「教育(講義・演習と実験・実習)」、「教員、研究活動」、「事務業務(事務職員、技術職員、URA、専門職など)」、「学内会議」、「行事・集会」、「学生の入構制限」、「学外者の入構制限」、「課外活動」、「国内の出張・旅行」を指す。
発表日 適用期間 全体 教育 教員・研究 事務業務 会議 行事・集会 学生の入構 学外の入構 課外活動 出張 出典
20/04/10 4/13- B 3 2 2 4 - 2 - 4 3 [213:2]
20/04/16 4/17- C 4 3 3 3 - 3 - 4 4 [217:1][267]
20/05/07 4/17-5/31 C 4 3 3 4 - 3 - 4 4 [217:2]
20/05/15 5/18-5/31 B 3 2 2 3 - 2 - 4 3 [268]
20/07/01 ? B 2 1 2 2 - 1 2 2 1 [269]
20/07/17 7/20- B 2 1 2 2 - 1 2 2 2 [236:1]
20/07/24 7/27- C 3 3 2 3 - 2 2 3 3 [270]
20/08/07 8/8- C 4 3 2 3 - 2 2 2 3 [271]
20/09/04 9/5- B 1 1 1 2 - 1 1 1 2 [241:1]
20/11/12 11/13-11/16 C 5/1 3/1 3/1 4/2 - 3/1 2/1 3/3 2/2 [246:1]
20/11/16 11/17- B 1 1 1 2 - 1 1 1 2 [272]
21/01/08 1/12-2/7 B 1 2 2 2 - 1 2 2 3 [267:1]
21/02/03 1/12-3/7 B 1 2 2 2 - 1 2 2 3 [273]
21/03/05 3/8-3/14 B 1 2 2 2 2 1 2 2 3 [267:2]
21/03/12 3/8-3/21 B 1 2 2 2 2 1 2 2 3 [267:3]
21/03/19 3/22- B 1 2 2 2 2 1 2 2 2 [274]
21/04/19 4/20-5/11 B 1 2 2 2 2 1 2 2 3 [275]
21/05/31 4/20-6/20 B 1 2 2 2 2 1 2 2 3 [276]
21/06/18 4/20-7/11 B 1 2 2 2 2 1 2 2 3 [277]
21/07/09 4/20-8/11 B 1 2 2 2 2 1 2 2 3 [278]
21/08/06 4/20-8/31 B 1 2 2 2 2 1 2 2 3 [267:4]
21/08/31 9/1-9/30 B 1 2 2 2 2 1 2 3 3 [279]
21/09/30 10/1- B 1 2 2 2 2 1 2 2 2 [280]
21/10/19 10/19- A 1 1 0 1 1 1 1 1 1 [281]
22/01/07 1/11- A 1 1 0 1 1 1 2 1 3 [282]
22/01/18 1/19- B 1 2 1 2 2 1 2 2 3 [283]
22/03/22 3/22- A 1 1 0 1 1 1 1 1 1 [284]
22/07/25 3/22- B 1 1 0 1 1 1 1 1 1 [285]
23/03/31 03/13- A 1 1 0 1 1 1 1 1 1 [286]

 活動指針レベルの変遷は他の章でも触れるが、ここでは簡単に特徴を説明しておく。2020年度の春学期は授業方針が模索された時期であり、活動指針レベルの変動が激しい。秋学期からは対面授業の再開が決定され、活動指針レベルはほとんど変更されなくなった。2020年の秋学期以降で活動指針レベルが変更されたのは集団感染の可能性があった2020年11月12日に大きく変更されたぐらいで、それ以外では緊急事態宣言の発令などによって多少制限が強化されたことがしばしばあった程度である。2回目のワクチン接種が終わった2021年10月以降は名古屋大学全体の警戒度がAになることが目立つようになった。その後は適用期間の延長が行われるだけであったり、内訳の文面の変更によって制限に微調整が加えられる程度となった。

活動指針レベルの内訳(2020年4月10日版)

 次に各活動内容のレベルの内訳について示す。なおこの内訳の語句はかなり頻繁に微修正が繰り返された。その中には最大レベルが変わることもあるため、同じレベルであっても全く異なる制限を意味する場合もある。本来ならばレベルの内訳も時系列的に示すべきだが、変更履歴がわかるように書くのは困難であったため、ここでは最大レベルが変わるような大きな変更は「活動指針レベルの変遷」で簡単に示すだけとし、細かい内訳は最初に発表された2020年4月10日時点の内訳と[213:3]、最後に発表された2023年3月31日時点の内訳を各カテゴリごとに引用する[286:1]
 まず2020年4月10日版の内訳をアーカイブ版されたページから引用する。なお文面はそのままであるが、体裁や改行などは本稿のものに合わせて変更されている。

 「名古屋大学における警戒カテゴリー」(名古屋大学全体の警戒度を示す指標)の内訳は以下の通りであった。

カテゴリー 定義
A (要注意) 感染の危険性が大幅に減少した場合。
B (高度警戒) 感染が拡大し、愛知県が政府専門家会議の「感染警戒地域」に指定、もしくは移行する可能性が高い状態で、いまだ緊急事態宣言対象地域に指定されておらず、国や自治体からの休校要請がない場合。単発の感染者の発生などによる建物や部局レベルの一時閉鎖などの場合。(状況により、レベルCにすることもあり)
C (緊急事態) 国の緊急事態宣言などにより、国や自治体による一斉休校要請のある場合、キャンパス内の複数部局で感染者の発生もしくはクラスター感染の発生がある場合、など。

 「教育(講義・授業・演習と実験・実習)」の内訳は以下の通りである。なおアクセスポイントの意味について「※アクセスポイント:インターネット環境がない学生が利用できる学内WiFiやPCが利用できる場所」という註釈が書かれていた。

レベル 活動状態 備考
0 通常通り
1 感染防止措置の上、 講義・演習の実施 実験・実習の実施 ICTを使った遠隔授業の積極的利用 アクセスポイント※提供
2 感染防止措置の上、 講義・演習の実施(隔週講義にするなど1クラス50人以上を避ける措置) 実験・実習の実施 ICTを使った遠隔授業主体の講義 アクセスポイント ※提供
3 感染防止措置の上、 講義・演習の対面授業の停止(ICTを使った遠隔授業のみ) 実験・実習の実施(人数を限定の上) アクセスポイント ※提供
4 ICTを使った遠隔授業のみ実施 アクセスポイント※閉鎖 受講できない学生には教育上の配慮を実施

 「教員、研究活動」の内訳は以下の通りである。

レベル 活動状態 備考
0 通常通り
1 感染防止措置の上、研究活動の継続 大人数(目安は10人以上)のセミナー等は自粛
2 感染防止措置の上、研究活動の継続 在宅での研究活動の推奨
3 最小限の研究活動の継続 原則、在宅での研究活動 継続中の実験・研究資源維持などのため必要な教員以外は入構自粛
4 原則、教員の入構禁止 在宅での研究活動・ただし、安全確保、研究継続のための必須な資産(生物・精密機器等)などの維持のための最低限の教員及び関連職員のみ入構可

 「事務、技術職員、URA、専門職」の内訳は以下の通りである。なおカテゴリの名称はその後「事務業務(事務職員、技術職員、URA、専門職など)」に変更されている。

レベル 活動状態 備考
0 通常通り
1 感染拡大防止に留意して、通常通りの勤務
2 在宅勤務の部分実施及び時差出勤の活用
3 大学機能の維持のために必要な職員のみ出勤。その他は在宅勤務。
4 原則、教員の入構禁止 在宅での研究活動・ただし、安全確保、研究継続のための必須な資産(生物・精密機器等)などの維持のための最低限の教員及び関連職員のみ入構可

 「会議」の内訳は以下の通りである。なおカテゴリの名称はその後「学内会議」に変更されている。

レベル 活動状態 備考
0 通常通り
1 感染防止措置の上、対面会議を行う
2 感染防止措置の上、対面会議を行う 可能な限りオンラインへ移行
3 陪席を含め10人以上の会議はオンラインで行う
4 オンライン会議のみ

 「学生の入構制限」の内訳は以下の通りである。

レベル 活動状態 備考
0 通常通り
1 講義受講生を除く学部学生は登校を自粛 ただし、登校した場合でも大学滞在は最短時間とする
2 学部学生の登校禁止(実験・実習は可) 大学院生も可能な限り登校を控える アクセスポイントを使用する場合の登校は可
3 学部学生・大学院生の登校禁止 ただし、現在進行中の実験・研究作業に従事する大学院生を除く アクセスポイントも使用不可
4 全ての大学院生、研究員等を含め登校禁止

 「課外活動」の内訳は以下の通りである。

レベル 活動状態 備考
0 通常通り
1 感染拡大防止に最大限の配慮
2 キャンパス内外における屋内での集会の禁止 及び活動状態に応じて一部の課外活動を許可
3 感染拡大防止に留意しながら、屋外の個人練習のみ可
4 全面活動停止

 「出張・旅行(全構成員)」の内訳は以下の通りである。なおカテゴリの名称は後に「国内の出張・旅行」に変更されている。

レベル 活動状態 備考
0 通常通り
1 流行地域への出張・旅行注意
2 流行地域への不要不急の出張・旅行自粛
3 緊急事態宣言対象地域への不要不急の出張・旅行の原則禁止 その他地域への不要不急の出張・旅行は自粛
4 全ての移動を原則禁止

活動指針レベルの内訳(2023年3月31日版)

 2023年3月31日版の活動指針レベルの内訳をアーカイブされたページから引用する[286:2]。これが見つけた限り最新の内訳である。なお文面はそのままだが、体裁などは変更されている。

 まず「教育(講義・演習と実験・実習)」の内訳は以下の通りである。ただしアクセスポイントの意味について「アクセスポイント:インターネット環境がない学生が利用できる学内WiFiやPCが利用できる大学指定場所」という註釈がなされている。

レベル 活動状態 備考
0 通常通り
1 感染防止措置を徹底の上、 通常通り実施
2 感染防止措置を徹底の上、 ・講義・演習の実施(対面授業主体で実施) ・実験・実習の実施(対面授業主体で実施) ・アクセスポイント提供
3 感染防止措置を徹底の上、 ・講義・演習の実施(原則として遠隔授業で実施。例外として対面授業を行う場合は人数を限定の上で実施) ・実験・実習の実施(対面授業を行う場合は人数を限定の上で実施) ・アクセスポイント提供
4 感染防止措置を徹底の上、 ・講義の実施(対面授業は行わず、遠隔授業のみ実施) ・演習の実施(原則として遠隔授業で実施。例外として少人数や教育効果の観点で必要な場合は対面授業実施可) ・実験・実習の実施(対面授業を行う場合は人数をレベル2以上に限定の上で実施) ・アクセスポイント提供
5 感染防止措置を徹底の上、 ・講義の実施(対面授業は行わず、遠隔授業のみ実施) ・演習の実施(対面授業は行わず、遠隔授業のみ実施) ・実験・実習の実施(できるだけ対面授業は実施せず他の方法によることができない場合のみ対面実施可) ・アクセスポイント提供
6 ・遠隔授業のみ実施 ・アクセスポイント閉鎖 受講できない学生には教育上の配慮を実施

 「教員、研究活動」の内訳は以下の通りである。

レベル 活動状態 備考
0 通常通り 在宅勤務の実施可
1 感染防止措置を徹底の上、 ・研究活動の実施 ・特にセミナー等は十分に間隔をとった上で実施
2 ・感染防止措置を徹底の上、研究活動の実施 ・在宅での研究活動の推奨
3 ・最小限の研究活動の継続 ・原則、在宅での研究活動 ・継続中の実験・研究資源維持などのため必要な教員以外は入構自粛
4 ・原則、教員の入構禁止 ・在宅での研究活動・ただし、安全確保、研究継続のための必須な資産(生物・精密機器等)などの維持のための最低限の教員及び関連職員のみ入構可。

 「事務業務(事務職員、技術職員、URA、専門職など)」の内訳は以下の通りである。

レベル 活動状態 備考
0 通常通り 在宅勤務及び時差出勤の実施可
1 在宅勤務及び時差出勤の推奨
2 在宅勤務及び時差出勤の要請
3 大学機能の維持のために必要な職員のみ出勤。その他は在宅勤務。

 「学内会議」の内訳は以下の通りである。

レベル 活動状態 備考
0 通常通り オンラインの実施可
1 対面会議を行う場合は、感染防止措置を徹底の上、実施
2 可能な限りオンラインで実施 感染防止措置を徹底の上、対面会議を行うことも可
3 陪席を含め10人以上の会議はオンラインで行う 個人情報保護、守秘義務等の観点からオンラインによる実施が適当でない場合は、部局長等が認めた場合に限り対面会議を可とする
4 オンライン会議のみ

 「行事・集会」の内訳は以下の通りである。

レベル 活動状態 備考
0 通常通り
1 「愛知県新型コロナウイルス感染拡大予防対策指針」を遵守の上、実施可 開催時に感染症が拡大している場合等は、大学として中止を要請することがある
2 「愛知県新型コロナウイルス感染拡大予防対策指針」を遵守の上、実施可 ただし、外部団体による本学施設を利用しての行事・集会等(例年本学を会場として実施している公的要素の強い行事・集会等を除く)は、原則、中止又は延期 開催時に感染症が拡大している場合等は、大学として中止を要請することがある
3 原則、中止又は延期

 「学生の入構制限」の内訳は以下の通りである。なお註釈として「※学生支援本部が必要と判断した学生相談はレベルに関わらず可」と書かれている。また備考欄の「附属図書館ホームページ」という文字列には、各図書館の開館状況がわかるサイト( https://lws.nul.nagoya-u.ac.jp/news/ja/centrallib/2020/200514-2 )へのリンクが貼られていた。

レベル 活動状態 備考
0 通常通り
1 感染防止に留意の上、入構可 附属図書館ホームページ
2 学部学生・大学院生は不必要な登校を控える
3 学部学生の原則登校禁止(本指針1.教育(講義・演習と実験・実習)で認められた対面授業、卒業論文・卒業研究のための研究室・図書館利用、アクセスポイントの利用等は可) 大学院生も可能な限り登校を控える
4 学部学生・大学院生の登校禁止 ただし、現在進行中の実験・研究作業に従事する大学院生を除く アクセスポイント利用不可
5 全ての大学院生、研究員等を含め登校禁止

 「学外者の入構制限」の内訳は以下の通りである。

レベル 活動状態 備考
0 通常通り
1 感染防止措置を徹底の上、入構可 ただし、入構した場合でも大学滞在は最短時間とする
2 大学に用務がある場合のみ、感染防止措置を徹底の上、入構可 ただし、入構した場合でも大学滞在は最短時間とする なお、リスクの高い地域からの不要不急の来学は自粛を要請
3 学外者の入構禁止

 「課外活動」の内訳は以下の通りである。

レベル 活動状態 備考
0 通常通り
1 感染防止に留意の上、活動は可 具体的な感染防止策は、大学と協議の上、決定する。
2 感染防止、時短等に最大限留意の上、一部の活動は可 具体的な活動範囲は、大学と協議の上、決定する
3 全面活動禁止

 「国内の出張・旅行(全構成員)」の内訳は以下の通りである。なお註釈として「※海外渡航については、外務省 海外安全ホームページで公開している感染症危険情報の内容に従うこと」という文字列が書かれており、外務省へのリンク( https://www.anzen.mofa.go.jp/ )が貼られていた。

レベル 活動状態 備考
0 通常通り
1 リスクの高い地域への出張・旅行注意
2 リスクの高い地域への不要不急の出張・旅行自粛
3 緊急事態宣言対象地域及びまん延防止等重点措置が適用されている都道府県への不要不急の出張・旅行の原則禁止 その他地域への不要不急の出張・旅行は自粛
4 全ての移動を原則禁止

あとがき

 言うは易く行うは難しという言葉があるように、本を書くことがどれほど大変か身にして感じられる数ヶ月間だった。誤字チェックもきちんとできていないし、調べ切れなかった項目も多数ある。また筆者が一人で書いたために、あまりにも工学部を中心とした記述になったことは否めない。とはいえ何にも縛られずに思うままに書くことができたので、それなりに楽しい時間だった。
 思い出に残っている項目、あるいは執筆した意義があったと思う項目をいくつか述べる。まずは「地獄の細道」の項目である。コロナ禍では地獄の細道のかわりにオンライン細道というものが開かれたが、おそらく忘れ去られてしまう出来事であるので、ここに少なからず記録を残すことができたのはよかった。「名大おじさん」は当時生ける都市伝説として知られており、都市伝説好きとしては絶対に書き残したかったので多めに書いたが、それでも名誉毀損などを考慮して誇張なしに草稿の4分の1ぐらいの量になってしまったのが少々心残りである。「名大祭食中毒事件」はアンサイクロペディアというWikipedia風のネタサイトに適当なことが書かれ、しばしば学内外をとわずネタ扱いされていたが、悪いニュースであるため大学が出す本などに詳しく書かれることはなく、不正確な情報がそのままインターネット上に流布されていた。そのためなるべく正確な情報を書くことに努めた項目で、執筆した意義があったと思っている。「名大ブラックリスト」は筆者の代では線形代数の教員に非常に面白い人がいて、その人がブラックリストに面白おかしく書かれていたのが懐かしく思われるのだが、まさか1980年代から続いている文化であるとは思いも知らなかった。現在の「名大ブラックリスト」と1980年代の「ブラックリスト」のつながりを指摘したものは筆者の知る限りないので、良い項目になったと思う。
 あとは同じように名古屋大学の歴史を調べたいという人がいるかも知れないので、本稿では参照しなかった資料も含めて名前を挙げておこう。基本的には附属図書館、大学文書資料室、国立国会図書館のいずれかに資料がある。まず本稿でも度々参照した『名古屋大学新聞』は、1955年~1999年ぐらいまでのものが欠号も多いが中央図書館の地下1Fにある。左翼的な記事が多いがかなり良い資料である。『Me~dia』と『かけはし』は生協の機関紙で、かなり古いものがインターネット上で閲覧できる。『写真集 名古屋大学の歴史』、『名古屋大学の歴史 1871~2019』、『名古屋大学五十年史』などは大学が出している歴史書であるから一度手にとったほうが良いだろう。『名大トピックス』と『学園だより』は大学が発行していたパンフレットで、名大祭やサークル活動の話も書かれているので参考になる記事は多いだろうが、どちらも現在発行されていない。『学園だより』は図書館の検索に引っかからないがゆかりラウンジにある。『名古屋大学学報』は内容が堅いが一応長く続いた(現在は発行していない)大学の定期刊行物である。『創刊第4号 新歓ぱんふ』や『われら工進生』は1980年代によく書かれた新入生向けのパンフレットだが、閲覧できるのは大学文書資料室だけである。『ちょっと名大史』は大学文書資料室が出している名大の歴史を書いたコラムで、ネット上ですべて閲覧できる。『名古屋大学プロフィール』は大学が現在も発行している数少ない定期刊行物で、統計資料、地図、施設名一覧などが書かれている。その他では『広報名大』、『名大生ボイス』、『Researchers' VOICE』、『N Discovery』などがインターネット上で公開されている大学の刊行物である。おそらく今後はこれらのインターネット上の資料が主になっていくだろうが、ホームページの刷新などで閲覧できなくなってしまわないか不安が残る。なお忘れてはいけないのが『名大見聞録』(URL: https://kenbunroku.web.app/ )という資料で、一体何年大学に居たのかわからないような工学部の学生が書いた文章がある。一人で執筆されたため内容に偏りはあるものの2010年代~2024年までの名古屋大学(の東山キャンパス)で起きた小事件や用語が紹介されている。
 最後になったが、本稿のチェックをしてくれた友人たちと、多くの資料を残してくれた先輩や名大の教員・職員の方々に感謝の意を表する。

 2024年2月7日 自宅にて 芦原たかし


  1. NUCTユーザー会を開催します https://ct.nagoya-u.ac.jp/access/content/public/user20110629.pdf ↩︎ ↩︎

  2. Xユーザーの名古屋大学 学生支援本部さん: 「NUCTがトレンド入りしてしまったようですね。 午前中はサーバーが落ちてしまったようで、センターにもお問い合わせをいただきました。 サーバーが落ちてしまった時は、同じようにみんな困っています。受講できなかったからといって、欠席扱いになるとは考えにくいので安心してくださいね。」 / X https://twitter.com/NU_SCC/status/1251012012945010690 ↩︎

  3. WebCT - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/WebCT ↩︎

  4. 東山タワー - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/東山タワー ↩︎

  5. 『新歓ぱんふ』 創刊第4号(1983年4月9日発行、大学文書資料室所蔵) ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎

  6. 2023年04月08日 中日新聞 朝刊 朝刊社会 29頁 ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎

  7. 名古屋大学新聞 第770号(1993年2月25日発行) ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎

  8. 鏡ヶ池 - 名古屋大学@wiki - atwiki(アットウィキ) https://w.atwiki.jp/meidai/pages/74.html ↩︎

  9. 名古屋大学新聞 第579号(1982年5月27日発行) ↩︎ ↩︎

  10. 野呂達哉 他『名古屋大学・鏡ヶ池におけるアリゲーターガー Atractosteus spatula(Lacepède, 1803)の捕獲事例』(2019) https://www.city.nagoya.jp/kankyo/cmsfiles/contents/0000103/103464/09_houkoku_noro.pdf ↩︎ ↩︎

  11. 外来肉食魚の「アリゲーターガー」、名大の池で捕獲 - 日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29728220T20C18A4CN8000/ ↩︎

  12. 名大生ボイス | 名古屋大学 受験生応援サイト | NU START GUIDE https://www.nagoya-u.ac.jp/admissions/voice/event/post-271.html ↩︎

  13. 「ちょっと名大史」 名大史のなかの仮装行列 https://nua.jimu.nagoya-u.ac.jp/upload/meidaishi/147/5dd2aa0f956c174a6db7598be531c3a3.pdf#page=28 ↩︎

  14. 愛知縣立醫學専門學校同窓會『愛知縣立醫學専門學校同窓會雜誌』第20号(1907年11月発行) https://dl.ndl.go.jp/pid/1498179 ↩︎

  15. 第八高等学校学寮 編『第八高等学校学寮史 : 創立二五周年記念』 https://dl.ndl.go.jp/pid/1280037/1/124 ↩︎

  16. 歴史と沿革|愛知淑徳学園 https://www.aasa.ac.jp/gakuen/history/index.html ↩︎

  17. 『名古屋大学新聞』第143号(1960年10月8日) ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎

  18. 名古屋大学キャンパス内禁煙の実施について https://www.ehsp.nagoya-u.ac.jp/tabacco/kinen_tuuti_20110105.pdf ↩︎

  19. 喫煙指定場所MAP https://www.ehsp.nagoya-u.ac.jp/tabacco/kitsuen_map_(20230701).pdf ↩︎

  20. 東山地区喫煙所MAP(令和5年7月1日) https://www.ehsp.nagoya-u.ac.jp/tabacco/kitsuen_map_(20230701).pdf ↩︎

  21. 校地校舎等の図面 https://www.nagoya-u.ac.jp/about-nu/old_upload_images/d46bd8757d05ebd0df2408ffc44c8ef7.pdf ↩︎

  22. 名古屋大学新聞 第799・800合併号(1996年6月27日発行) ↩︎

  23. 名古屋大学新聞 第641号(1985年6月27日) ↩︎

  24. Xユーザーの名古屋大学 写真部さん: 「今日も朝からお引越しの続きです 網戸越しのAlexくんより https://t.co/KZd0HjGlAo」 / X https://twitter.com/nu_photoclub/status/707063958553776128 ↩︎

  25. Xユーザーの名古屋大学 写真部さん: 「本日より旧第一文化サークル棟の本格的な解体が始まりました。 https://t.co/x74qLHUQkC」 / X https://twitter.com/nu_photoclub/status/733178328908079105 ↩︎

  26. ぎゅっとe資料.pdf https://jacet.org/sanjo/wp-content/uploads/2020/09/ぎゅっとe資料.pdf ↩︎ ↩︎

  27. ぎゅっとeについて https://gyuto-e.jp/kojin/infomation/what/index.html ↩︎

  28. koushin - AE支援室 https://elearn.ilas.nagoya-u.ac.jp/access/wiki.cgi?page=koushin ↩︎ ↩︎

  29. 名大トピックス No.268 https://nua.jimu.nagoya-u.ac.jp/upload/meidaishi/168/1be4577aec92d24f3a36f944a37ffcda.pdf ↩︎

  30. 2023年度シラバス 健康・スポーツ科学 https://syllabus.adm.nagoya-u.ac.jp/data/2023/00_2023_W1400.html ↩︎

  31. 2023年度 秋学期 集中授業 「スキー」 受講生募集要項|名古屋大学総合保健体育科学センター https://www.htc.nagoya-u.ac.jp/ski/ ↩︎

  32. 学内近況 https://www.higashiyamakai.com/kaihou/h30/h30kaihou26-27.pdf ↩︎ ↩︎

  33. 「ちょっと名大史」 変わりゆく東山キャンパス四谷通西側エリア https://nua.jimu.nagoya-u.ac.jp/upload/meidaishi/233/dcde0a7d0888bf97b967a25c04fab1fd.pdf#page=1 ↩︎

  34. 七味亭 - 名古屋大学@wiki - atwiki(アットウィキ) https://w.atwiki.jp/meidai/pages/56.html ↩︎

  35. 大学院工学研究科7号館 - 名古屋大学@wiki - atwiki(アットウィキ) https://w.atwiki.jp/meidai/pages/55.html ↩︎

  36. 学生宿舎 - 教育・学生支援 | 名古屋大学 https://www.nagoya-u.ac.jp/academics/others_campuslife/dormitory/ ↩︎

  37. ちょっと名大史43 嚶鳴寮から国際嚶鳴館へ https://nua.jimu.nagoya-u.ac.jp/upload/meidaishi/43/97dbf79aed6c994a08639c934384d162.pdf ↩︎

  38. 嚶鳴寮 http://park18.wakwak.com/~mae/oumei/index.htm ↩︎

  39. 【筑波大学 用語集】筑波に通う学生なら知っておきたい専門用語【更新中】 - 大学スクールナビ https://school-navi.org/university/report/21780/ ↩︎

  40. 覚えてほしい大学用語(1/6) | 筑波大学 学生生活のすべて http://yam5.com/tslife/index5.html ↩︎

  41. 成績評価とGPA制度 - 教育・学生支援 | 名古屋大学 https://www.nagoya-u.ac.jp/academics/curriculum/grading_gpa/index.html ↩︎

  42. ちょっと名大史 「夢の細道」から「地獄の細道」へ http://nua.jimu.nagoya-u.ac.jp/upload/meidaishi/174/fc788bfeca9abfb22599696a3f222533.pdf ↩︎

  43. 2021年05月05日 中日新聞 朝刊 朝刊教育1面 7頁 ↩︎ ↩︎

  44. 地獄の細道の中止についてのツイート(名古屋大学男子バスケットボール部) https://twitter.com/nagoyaubbc/status/1233012836596506626 ↩︎ ↩︎

  45. オンライン細道実行委員会2020 Xのアカウント https://twitter.com/nuho2020 ↩︎ ↩︎

  46. オンライン細道の掲載料金に関係するツイート https://twitter.com/nuho2020/status/1234476077117890561 ↩︎

  47. オンライン細道の掲載団体 https://twitter.com/nuho2020/status/1266651193473785856 ↩︎ ↩︎

  48. オンライン細道実行委員会2021 Xのアカウント https://twitter.com/nuho2021 ↩︎

  49. Xユーザーの名古屋大学 FormulaTeamFEMさん: 「おはようございます! 今日は地獄の細道1日目です! 優しい先輩があれこれ教えくれるので、車に興味ある皆さんお待ちしております!! #春から名大 https://t.co/gyoWWpIxJm」 / X https://twitter.com/FormulaTeamFEM/status/1379590392400605184 ↩︎

  50. Xユーザーの名古屋大学体育会自動車部さん: 「自動車部も今日から部活紹介に参加しています! 奥の体育館の奥の角です。 きっとコーナー好きの自動車部員に配慮しての場所なんでしょうね⛰ ビラもお配りしているのでぜひ来てください 質問、見学の相談もお待ちしています #春から名大 #春から南山 #地獄の細道 https://t.co/cdHjri405j」 / X https://twitter.com/nuac_tarodai/status/1379598090491994113 ↩︎

  51. Xユーザーの名古屋大学 劇団新生 (新歓用)さん: 「おはようございます☀ 今日から『地獄の細道』が始まりますね!! 私たち劇団新生も参加しています!!🌟 皆さんと沢山お話できることを楽しみにしています🙌🏻 https://t.co/ah6hNE4FZr」 / X https://twitter.com/Shinsei_Shinkan/status/1511865530671861764 ↩︎

  52. Xユーザーの名古屋大学文芸サークルさん: 「地獄の細道代替企画1日目が始まります!9:20〜12:40、13:20〜16:40の2部構成でサークルの説明会が行われております!文芸サークルのブースは第1体育館の14番ブースとなっております! (文責 進仰) https://t.co/tr4OEBQmX3」 / X https://twitter.com/meidaibungei/status/1511855374604767232 ↩︎

  53. XユーザーのSBF中日本学生放送連盟(名古屋大学放送文化研究会)さん: 「地獄の細道最終日です! SBFも昨日、一昨日に引き続きブース開いております!!! 気になるなって方ぜひぜひお越しください!! #春から名大 https://t.co/j99P99dPnI」 / X https://twitter.com/sbfrenmei1/status/1512606321140707328 ↩︎

  54. Xユーザーの名古屋大学クイズ研究会さん: 「新入生の皆さん、合格おめでとうございます🎉㊗️ 名古屋大学クイズ研究会は新入生を募集中です 4月7~9日に「地獄の細道」という新入生向けイベントで、ビラ配りやちょっとしたボタン早押し体験を予定しています! クイ研に少しでも興味のある方は是非名大クイ研ブースまでお越しください! #春から名大」 / X https://twitter.com/NU_Quiz/status/1501437713978781697 ↩︎

  55. 【2023】10/21(土) 「第45回 秋革祭(しゅうかくさい)」が名古屋大学東山キャンパスで開催!!|ちくさん https://chiku-san.com/20230924-syukakusai-meidai/ ↩︎

  56. Xユーザーの名古屋大学ボート部さん: 「今から入学式後の新歓コンパです!100人超えの大盛況! http://t.co/fZiyHMZR3M」 / X https://twitter.com/meidairowing/status/584642682468769792 ↩︎

  57. Xユーザーの名古屋大学ボート部さん: 「新歓コンパ大盛況で終了しました!参加してくれた新入生のみんなありがとう!! https://t.co/9BZ8ASEJ3c」 / X https://twitter.com/meidairowing/status/584642682468769792 ↩︎

  58. XユーザーのDownyさん: 「5/17、名大にスタバがOPEN」 / X (2010年5月10日 12:15の投稿) https://twitter.com/kimiseda/status/13704479153 ↩︎

  59. XユーザーのN雑/nzooさん: 「名大図書館にスタバ!明日オープン!まさかすぎるwwwタンブラー常備しよっと」 / X (2010年5月16日 14:03の投稿)https://twitter.com/yukisige/status/14079473461 ↩︎

  60. 新入生向けオリジナルパソコン(推薦入試者向け)|名古屋大学消費生活協同組合 2015年2月15日アーカイブ版 https://web.archive.org/web/20150215101213/https://www.nucoop.jp/fresh/pc/index.html ↩︎

  61. 「大学生協PCはぼったくり」という話の人は話半分できくといいよという話 - takashiskiのブログ https://takashiski.hatenablog.com/entry/2020/07/05/002728 ↩︎

  62. 生協PCは本当に高いのか - をれをずブログ https://worewo.hatenablog.com/entry/2018/02/15/225410 ↩︎

  63. 名大Spirits編集委員会 編『名古屋大学を知る本 名大スピリッツ 1989』P186 ↩︎

  64. メール一通当たりの容量制限はどれだけですか? | 名古屋大学 情報連携推進本部 https://icts.nagoya-u.ac.jp/ja/faq/mailservice/836-13.html ↩︎

  65. サーバに保存できるメールの容量はどれだけですか? | 名古屋大学 情報連携推進本部 https://icts.nagoya-u.ac.jp/ja/faq/mailservice/835-12.html ↩︎

  66. ネットワーク障害について(全学、復旧) | 名古屋大学 情報連携推進本部 https://icts.nagoya-u.ac.jp/ja/information/trouble/2016-11-20-1-trouble.html ↩︎

  67. 全学メールサービス【廃止済】 | 名古屋大学 情報連携推進本部 https://icts.nagoya-u.ac.jp/ja/services/numail/ ↩︎

  68. 全国七大学総合体育大会 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/全国七大学総合体育大会 ↩︎

  69. 名古屋大学プロフィール2023 https://www.nagoya-u.ac.jp/info/upload_images/NU_profile2023.pdf ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎

  70. 名古屋大学 地図・図面 https://www.nagoya-u.ac.jp/about-nu/old_upload_images/nagoya_2110i_zumen.pdf ↩︎ ↩︎ ↩︎

  71. 『名大スピリッツ 名古屋大学を知る本』(1987)P158 ↩︎ ↩︎ ↩︎

  72. 名古屋大学プロフィール2009 ↩︎

  73. 名古屋大学プロフィール2010 ↩︎ ↩︎

  74. 東海国立大学機構プラットフォーム(仮称)整備に伴う規制について https://web-honbu.jimu.nagoya-u.ac.jp/fmd/07thers-platform/image/seibi_kisei.pdf ↩︎

  75. ロシア語のクラスで「なぜロシア語を?」と聞くとで現代的な方法でロシア語(の罵詈雑言)を頻繁に聞くからだった→「そんなルートがあるとは…」 - Togetter https://togetter.com/li/2124983 ↩︎

  76. 「東海国立大学機構プラットフォーム(仮称)」整備開始! https://www.thers.ac.jp/news/2023/03/20230322-news.html ↩︎

  77. むかし東山にまだ2グリがあったころ─名大研究会─
    https://nu0yaminabe.hatenablog.com/entry/2023/03/09/053000 ↩︎ ↩︎

  78. 名大で初めて〇〇した日 vol.7 https://note.com/nu_sotugyoumeibo/n/nb47ed59f9356 ↩︎

  79. Xユーザーの名古屋大学生協南部地区さん: 「『単位チョコ』本日の中日新聞で紹介されました!写真は南部購買で撮影されたものです。文学部の学生さんのコメントも掲載されています。プレゼントに、帰省のお土産に、試験のお守り?に、いかがでしょうか😃(おの) https://t.co/rHyh5yr7HT」 / X https://twitter.com/nucoop_sn/status/813691044378226691 ↩︎ ↩︎

  80. TACT : Gateway : お知らせ https://tact.ac.thers.ac.jp/portal/ ↩︎

  81. 国立大学統合の真相とは | 岡山大学を正常化する会 https://oknews0727.themedia.jp/posts/32582471/ ↩︎

  82. ちょっと名大史 豊田講堂 https://www.nagoya-u.ac.jp/extra/home-coming-day/hcd_16/upload/toyota.pdf ↩︎

  83. 『名古屋大学新聞』第136号(1960年5月23日発行) ↩︎

  84. 名大日記 - 大学生の自由研究 https://2017.nujiyuken9.com/project/diary.html ↩︎ ↩︎

  85. 名古屋大学新聞 第806号(1997年2月25日発行) ↩︎ ↩︎ ↩︎

  86. 教・附属学校図書室 https://www.nul.nagoya-u.ac.jp/opac/map/04.html ↩︎

  87. 名古屋大学新聞社の紹介 https://www2.jimu.nagoya-u.ac.jp/sinbunSya/intro.htm ↩︎

  88. 最近発行した新聞 https://www2.jimu.nagoya-u.ac.jp/sinbunSya/recent.htm ↩︎

  89. 古川記念館について | 当館について | 名古屋大学博物館 https://www.num.nagoya-u.ac.jp/outline/furukawa.html ↩︎ ↩︎

  90. 『名古屋大学新聞』第445号 (1975年9月11日発行) ↩︎

  91. 名古屋大学新聞 第559号(1981年5月28日発行) ↩︎

  92. 『名古屋大学の歴史 1871~2019』 P189 ↩︎ ↩︎

  93. ユーザーインタビュー02 | 東海国立大学機構 統括技術センター | イノベーションコアファシリティステーション https://www.tech.thers.ac.jp/users_voice/user_interview02/ ↩︎

  94. Xユーザーのはくたか🐨さん: 「今日nuwnetドチャクソ重いんだがなんかあったの?電波来てるのにpingに4000msかかるしほとんど通信しないしテストしたら1Mbpsでないし」 / X https://twitter.com/683Hakutaka/status/393193138354802688 ↩︎

  95. Xユーザーのアンセケターメン🚇C103_2日目東U14aさん: 「pingが10秒になったり0.02秒になったり忙しいからnuwnetはクソ」 / X https://twitter.com/anseketamen/status/671171100718444544 ↩︎

  96. Xユーザーのさとうちくわさん: 「通信制限かかった4Gよりも弱いnuwnetは クソを超えてまじで使い物にならん」 / X https://twitter.com/214372skPp/status/733486818239209472 ↩︎

  97. XユーザーのHajime Shimadaさん: 「@587371839b いえいえ。それにしても、NUWNETは2019年度の整備(2020/3完了)でようやく胸を張ってお勧めできるサービスになりました。それまでは、無線LAN接続端末数の増加に整備が追いつかずに、Twitterでも「遅い、つながらない」な意見ばかりで…(涙)。端末数が年率1.4倍とかで増えていたからなぁ。」 / X https://twitter.com//status/1496849740247416836 ↩︎

  98. 【4/30まで】NUWNETがつながりにくい場所を教えてください! | 名古屋大学 情報連携推進本部 https://icts.nagoya-u.ac.jp/ja/information/event/2021-04-19-nuwnetquestion.html ↩︎

  99. 『名古屋大学新聞』第809・810合併号 (1997年6月4日発行) ↩︎ ↩︎ ↩︎

  100. ちょっと名大史 第2グリーンベルトの「東山デルタ像」 http://nua.jimu.nagoya-u.ac.jp/upload/meidaishi/241/2ddf5592c3dd89b4b49246caeabf1a5d.pdf ↩︎ ↩︎ ↩︎

  101. 名古屋大学新聞 第596号(1983年4月2日) ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎

  102. 洋服の青山によるXへの投稿 https://twitter.com/AoyamaOfficial/status/1440234342773526534 ↩︎

  103. 東山デルタ像にコメント(コメントクラブ) https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=GIy5LxtI1Gk ↩︎

  104. ちょっと名大史240 「姿を消しつつある名大祭の伝統企画」 ↩︎ ↩︎

  105. 名大応援団1986ファイヤーストーム演舞会1/6 - YouTube https://www.youtube.com/watch?v=k9ra-W54ZjI ↩︎

  106. 名古屋大学構内に2店舗目となる「ファミリーマート名古屋大学IB館店」を開店! https://www.family.co.jp/company/news_releases/2012/20120105_01.html ↩︎

  107. Google Trend プランク https://trends.google.co.jp/trends/explore?date=all&geo=JP&q=プランク&hl=ja ↩︎

  108. 武藤禎夫、岡雅彦 編『噺本大系』 第一巻 ↩︎

  109. よく日本の文化だと謳われる漫画が図書館にあまり置かれていないのはなぜか。 | レファレンス協同データベース https://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000331213 ↩︎

  110. 『名古屋大学新聞』 第781号(1994年11月24日) ↩︎ ↩︎

  111. ちょっと名大史224「北部厚生会館(北部生協)の建設」 https://nua.jimu.nagoya-u.ac.jp/upload/meidaishi/232/dd5d61de47ad6d3ad0050d3ed3694bac.pdf ↩︎

  112. 名古屋大学 新しい店舗と食堂|全国大学生活協同組合連合会(全国大学生協連) https://www.univcoop.or.jp/service/newshop/shop23_01.html ↩︎

  113. 夢を渡る黄色いM - 大学生の自由帳 https://nujiyucho.hatenablog.com/entry/2022/12/13/210609 ↩︎

  114. Xユーザーのとうふさん: 「〔悲報〕名大駅水没 https://t.co/ymwf8flQuX」 / X https://twitter.com/BeanCurd52/status/882151167697887232/ ↩︎

  115. 大学生の自由研究 ブログ 大学にとつぜん池ができて釣り人が来た https://2017.nujiyuken9.com/happening/20170411.html ↩︎

  116. 台湾料理 味味 名古屋大学店 (ミミ) - 名古屋大学/台湾料理 | 食べログ https://tabelog.com/aichi/A2301/A230107/23076397/ ↩︎

  117. Me~dia 85号(2002年12月号) https://www.nucoop.jp/me-dia/bnum/pdf/me-dia_085_02_12.pdf ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎

  118. 筆者が全学教育棟付近で目撃したものであるが、これとほぼ同様の質問が後述する対話録にある。 ↩︎

  119. 筆者の友人の談であるが、後述する対話録にもある。正答は「(お腹の方にある側のベルトに)押された」であると説明されたという。 ↩︎

  120. 【お前は社会を分かっているのか】おじさん対策スレ - 1337392519 - したらば掲示板 https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/school/17655/1337392519/ ↩︎ ↩︎ ↩︎

  121. 名大おじさんに関するツイート https://twitter.com/esakadaiki/status/1117032630296301569?lang=ja ↩︎

  122. お茶をして本を貰ったというツイート https://twitter.com/Daichi_Muranaka/status/332016795743567873 ↩︎

  123. 万物の根源研究会:ヘラクレイトスの記録 - 大学生の自由研究 http://elementaryresearch.web.fc2.com/club/banbutu/herakleitos.html ↩︎

  124. 万物の根源研究会:アナクシマンドロスの記録 - 大学生の自由研究 http://elementaryresearch.web.fc2.com/club/banbutu/anaximandros.html ↩︎

  125. オープンキャンパスで変なおっさんに絡まれたんだが https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/school/17655/1281443966/ ↩︎

  126. 『名古屋大学新聞』第137号(1960年6月8日発行) ↩︎

  127. 有志企画一覧|第64回名大祭 2024年1月25日アーカイブ版 https://web.archive.org/web/20240125073404/https://old.meidaisai.com/volunteer-project ↩︎ ↩︎

  128. 2008年06月08日 中日新聞 朝刊 39頁 ↩︎ ↩︎ ↩︎

  129. 2008年06月08日 中日新聞 朝刊 1頁 ↩︎ ↩︎ ↩︎

  130. 2008年06月09日 中日新聞 夕刊 14頁 ↩︎

  131. 2008年06月11日 中日新聞 朝刊 30頁 ↩︎ ↩︎ ↩︎

  132. 2008年07月08日 中日新聞 朝刊 12頁 ↩︎ ↩︎ ↩︎

  133. 5.大学祭模擬店のクレープによる黄色ブドウ球菌食中毒 https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=200902200218769676 ↩︎ ↩︎

  134. 一般演題(口演) http://plaza.umin.ac.jp/~tpha/cgi-bin/wiki3/wiki.cgi?action=PDF&page=55Abstract4 ↩︎

  135. 2008年06月21日 中日新聞 朝刊 朝刊市民版 20頁 ↩︎

  136. 2009年06月04日 中日新聞 朝刊 朝刊市民版 18頁 ↩︎

  137. 2010年05月30日 中日新聞 朝刊 朝刊県内総合 19頁 ↩︎

  138. 「名古屋大学毒クレープ事件」の版間の差分 https://ansaikuropedia.org/index.php?title=名古屋大学毒クレープ事件&type=revision&diff=372369&oldid=372338 ↩︎

  139. 【】名古屋大学スレッド87【】 http://mimizun.com/log/2ch/student/1212326974/ ↩︎

  140. 鬼仏表 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/鬼仏表 ↩︎

  141. 楽単らくだ for 名古屋大学 https://www.rakutan-rakuda.com/app/nagoya_u ↩︎

  142. [mixi]履修お助け - 19年度 名古屋大学入学生 | mixiコミュニティ https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=1920949&id=16685213 ↩︎

  143. Me~diaバックナンバー|生協について|名古屋大学消費生活協同組合 https://www.nucoop.jp/coop/coop_397.html ↩︎

  144. Mega Kebab 名大店 食べログの口コミ https://tabelog.com/aichi/A2301/A230107/23066030/dtlrvwlst/B315199725/?use_type=0&rvw_part=all&lc=0&smp=1 ↩︎

  145. 2001年02月20日 中日新聞 朝刊 3面 3頁 ↩︎

  146. Mega Kebab メガケバブ 名大店(昭和区その他/各国料理) | ホットペッパーグルメ https://www.hotpepper.jp/strJ001276115/ ↩︎

  147. 名古屋大学新聞 第700号(1989年1月12日発行) ↩︎

  148. 運動施設の紹介|名古屋大学総合保健体育科学センター https://www.htc.nagoya-u.ac.jp/facilities/place/ ↩︎ ↩︎

  149. 名古屋大学学術憲章を制定するにあたって https://jsa.gr.jp/milpol/名古屋大学学術憲章を制定するにあたって.pdf ↩︎

  150. 名古屋大学学術憲章 https://daigakujc.jp/universiy_00054_contents_03_00211.html ↩︎

  151. 勇気ある知識人Tシャツ最古の記録 https://twitter.com/misaking0228/status/991668883277791232 ↩︎

  152. 「新文明」発行所『小泉信三先生追悼録』 https://dl.ndl.go.jp/pid/3449088/1/259 ↩︎

  153. 06/24 〔中央図書館〕ライブラリ・メイカースペース開設(7/1~) — 日本語 https://lws.nul.nagoya-u.ac.jp/news/ja/centrallib/2021/210624 ↩︎

  154. 名古屋大学文書資料室資料『全学学生の「当面の主張と要求」(案) 6 30全学集会(全学大衆団交)に向けて』 http://133.6.182.70/search/detail/80416 ↩︎

  155. 名古屋大学新聞 第722・723号(1990年2月25日) ↩︎

  156. 各店舗紹介|生協について|名古屋大学消費生活協同組合 https://www.nucoop.jp/coop/coop_332.html ↩︎ ↩︎

  157. Me~dia 107号(2006年7月号) https://www.nucoop.jp/me-dia/bnum/pdf/0607.pdf ↩︎

  158. 名古屋大学 新しい店舗と食堂2016|全国大学生活協同組合連合会(全国大学生協連) https://www.univcoop.or.jp/service/newshop/shop16_16.html ↩︎

  159. Xユーザーの名古屋大学生協パンだが屋さん: 「遅ばせながら、ご挨拶。 旧店舗「NUだが屋」から 新店舗「パンだが屋」にて、10月から営業してます(^ー^)ノ 先程、このアカウントの名称を変えました⭐︎ 皆様どうぞ、新しいスタートをよろしくお願いいたします。 (担当藤永)」 / X https://twitter.com/nucoop_fn/status/793461072053219329 ↩︎

  160. 各店舗営業時間|名古屋大学消費生活協同組合 https://www.nucoop.jp/shop/schedule_202402.html ↩︎

  161. 各店舗紹介|生協について|名古屋大学消費生活協同組合 2022年3月29日アーカイブ版 https://web.archive.org/web/20220329041934/https://www.nucoop.jp/coop/coop_332.html ↩︎ ↩︎ ↩︎

  162. Me~dia 125号(2009年7月号) https://www.nucoop.jp/me-dia/pdf/0907.pdf ↩︎

  163. Xユーザーの名大生協さん: 「2019年11月05日(火) : 冬の院生交流 クリスマスパーティ 開催します 12月6日(金) 18:30〜20:30 工学部7号館1階 七味亭 https://t.co/0TYAJMtjR4」 / X https://twitter.com/NagoyaUnivCoop/status/1191629859417518080 ↩︎

  164. 『名古屋大学新聞』第772号 (1993年6月29日発行) ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎

  165. 『名古屋大学新聞』第657号 (1986年4月24日発行) ↩︎ ↩︎

  166. Me~dia 92号(2004年2月号) https://www.nucoop.jp/me-dia/bnum/pdf/me-dia_092_04_02.pdf ↩︎ ↩︎

  167. Xユーザーのゲルン@読む機械さん: 「中央食堂潰れたみたい」 / X https://twitter.com/gern/status/935834639 ↩︎

  168. 各店舗営業時間|名古屋大学消費生活協同組合 2024年1月分 https://web.archive.org/web/20240131202331/https://www.nucoop.jp/shop/schedule_202401.html ↩︎

  169. 各店舗営業時間|名古屋大学消費生活協同組合 2024年2月分 https://web.archive.org/web/20240131202313/https://www.nucoop.jp/shop/schedule_202402.html ↩︎

  170. 大学院工学研究科|工学部|名古屋大学 https://www.engg.nagoya-u.ac.jp/graduate/index.html ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎

  171. 環境土木・建築学科 | 工学部 | 名古屋大学 https://web.archive.org/web/20160810160227/https://www.engg.nagoya-u.ac.jp/school/civil/index.html ↩︎

  172. 名古屋大学工学部機械航空科を目指している者です。センターボーダーを調べる... - Yahoo!知恵袋 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1129782726 ↩︎

  173. 04_How_to_conduct_classes.pdf https://office.ilas.nagoya-u.ac.jp/files/kyoki/2023Student's_Guide/04_How_to_conduct_classes.pdf ↩︎

  174. しんかんWeb2023 https://sc.coop.nagoya-u.ac.jp/nusc/sinkan2023/contents/event/connect/ ↩︎

  175. 2023年度春学期 1年生教科書一覧 https://www.nucoop.jp/nus_im/webapp/data_file_im/230412102936_1.pdf ↩︎

  176. サークル活動 - 教育・学生支援 名古屋大学 https://www.nagoya-u.ac.jp/academics/circle/circle/index.html ↩︎

  177. Aircraft の過去の機体 | 名古屋大学AirCraft https://www2.jimu.nagoya-u.ac.jp/aircraft/archives/23/ ↩︎

  178. 名古屋大学 ねこサークル なごねこ http://meidaineko.web.fc2.com/ ↩︎

  179. モザイクエンペラー伝説 https://nujiyucho.hatenablog.com/entry/2019/12/31/214101 ↩︎

  180. 名古屋大学附属図書館・学内全図書館・室利用一覧 https://www.nul.nagoya-u.ac.jp/guide/map/index.html ↩︎

  181. 名古屋大学新聞 第787号(1995年5月25日発行) ↩︎

  182. 名古屋大学新聞 第740号(1991年1月1日発行) ↩︎

  183. オークマ工作機械工学館 | 東海国立大学機構施設統括部 https://web-honbu.jimu.nagoya-u.ac.jp/fmd/02construction/tatemono/22_okuma/index.html ↩︎

  184. EI創発工学館の竣工記念式典を開催しました | 名古屋大学 https://www.nagoya-u.ac.jp/info/press/20230731_news.html ↩︎

  185. ちょっと名大史 「郁達夫文学碑と名大学生歌歌碑 ー豊田講堂改修に伴い移設ー」 https://nua.jimu.nagoya-u.ac.jp/upload/meidaishi/72/1b4ce9b8453ee3e191188d5974069fc5.pdf ↩︎

  186. ES総合館 | 東海国立大学機構施設統括部 https://web-honbu.jimu.nagoya-u.ac.jp/fmd/02construction/tatemono/11_es/index.html ↩︎

  187. 2023年度学年暦_20221018.xlsx https://www.law.nagoya-u.ac.jp/_userdata/2023academic_calendar.pdf ↩︎

  188. NHKの新型コロナ関連記事全記録 主要ニュース 時系列ニュース https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/chronology/ ↩︎

  189. オープンデータ|厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/open-data.html ↩︎

  190. 名古屋大学2019年度学年暦 https://www.hum.nagoya-u.ac.jp/Academic_Calendar_2019.pdf ↩︎

  191. 情報学 在学生向け掲示板 【周知】新型コロナウイルス感染症への対応について https://keiji.i.nagoya-u.ac.jp/student_gakugai/?n=724&b=0&t=1 ↩︎

  192. 正しく知って備えよう 新型コロナウイルス感染症(学内限定)https://www.htc.nagoya-u.ac.jp/hokenkanrinews/正しく知って備えよう 新型コロナウイルス感染/ ↩︎

  193. 新型ウイルス感染 名古屋の60代日本人男性 7日までハワイ旅行 | NHKニュース https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200215/k10012286631000.html ↩︎

  194. 推薦入試合格者向け地獄の細道のツイート(名古屋大学AirCraft) https://twitter.com/nu_aircraft2020/status/1229570598268878861 ↩︎

  195. 推薦入試合格者向け地獄の細道のツイート(名古屋大学宇宙開発チームNAFT) https://twitter.com/naft_linkspace/status/1229615713834266625 ↩︎

  196. 2020年2月内の地獄の細道に関係するツイートの検索結果 https://twitter.com/search?q=地獄の細道 since%3A2020-02-01 until%3A2020-03-01&src=typed_query ↩︎

  197. 新型肺炎、船内の対策を神戸大教授が批判「悲惨な状態」 https://www.asahi.com/articles/ASN2M3Q2ZN2MULBJ006.html ↩︎

  198. 国内での感染確認 合わせて616人に(クルーズ船542人含む) | NHKニュース https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200218/k10012291161000.html ↩︎ ↩︎

  199. 新型コロナウイルス感染症への対応について 2020年02月28日アーカイブ版 https://web.archive.org/web/20200228033534/http://www.nagoya-u.ac.jp/info/covid-19.html ↩︎

  200. 2020年2月26日に発表された「新型コロナウイルス感染症への対応について」に添付されていたPDFの1つ目 https://web.archive.org/web/20200331135351/http://www.nagoya-u.ac.jp/info/upload_images/20200226_01.pdf ↩︎

  201. 2020年2月26日に発表された「新型コロナウイルス感染症への対応について」に添付されていたPDFの2つ目 https://web.archive.org/web/20200228075135/http://www.nagoya-u.ac.jp/info/upload_images/20200226_02.pdf ↩︎

  202. 課外活動の中止を通達されたとするツイート(名古屋大学サイクリング部) https://twitter.com/NUCCdotJP/status/1233026907282628609 ↩︎

  203. 課外活動の中止を通達されたとするツイート(名古屋大学フォークソング同好会) https://twitter.com/meifo_members/status/1232996414625435649 ↩︎

  204. 02/28 〔中央図書館〕《重要》【学外者向け】新型コロナウイルス感染拡大防止のためのサービス休止について(3/1(日)~4/9(木)) 名古屋大学附属図書館 https://twitter.com/NagoyaUnivLib/status/1233264953164877824 ↩︎

  205. 2020年度名古屋大学入学式について https://www.nagoya-u.ac.jp/info/normal/2020_1.html ↩︎

  206. 2019年度名古屋大学卒業式及び各学部・研究科からの学位記等の受領について https://www.nagoya-u.ac.jp/info/normal/2019_3.html ↩︎

  207. 2020-03-29 新型コロナウイルス 国内感染者1893人(クルーズ船除く) https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200329/k10012356151000.html ↩︎

  208. 2020年03月30日 中日新聞 朝刊 朝刊1面 1頁 ↩︎

  209. 情報基盤を活用した新型コロナウイルス (COVID-19) 対応について https://icts.nagoya-u.ac.jp/ja/covid19.html ↩︎

  210. 春節の連休終了 大量のマスク買い帰国の中国人も 成田空港 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200202/k10012269581000.html ↩︎

  211. マスク品薄「 調査や指導を行う事態ではない」政府答弁書 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200221/k10012295501000.html ↩︎

  212. 2020年04⽉04⽇ 中⽇新聞 朝刊 朝刊1⾯ 1⾴ ↩︎

  213. 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)における名古屋大学の活動指針 2020年4月12日 アーカイブ版 https://web.archive.org/web/20200412152627/http://www.nagoya-u.ac.jp/info/20200409_covid19.html ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎

  214. 新型コロナウイルス感染症への対応について 2023年9月25日アーカイブ版 https://web.archive.org/web/20230925160753/https://www.nagoya-u.ac.jp/info/normal/covid-19.html ↩︎

  215. 名古屋大学の構成員へ ~ 総長からのメッセージ ~ 2020年5月27日アーカイブ版 https://web.archive.org/web/20200527161308/http://www.nagoya-u.ac.jp/info/20200415_covid.html ↩︎

  216. 本院職員における新型コロナウイルス感染症の発生について(第二報) https://www.med.nagoya-u.ac.jp/hospital/news/covid-19/2020/04/16164134.html ↩︎

  217. 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)における名古屋大学の活動指針 2020年5月9日アーカイブ版 https://web.archive.org/web/20200509021818/http://www.nagoya-u.ac.jp/info/20200409_covid19.html ↩︎ ↩︎ ↩︎

  218. 学生の皆様へ https://www.nagoya-u.ac.jp/academics/upload_images/84b706ece1409ed1826e625915549e57.pdf ↩︎

  219. NUCTへのアクセス集中によるシステムレスポンス低下について https://www.nagoya-u.ac.jp/info/normal/nuct.html ↩︎

  220. https://twitter.com/NagoyaUnivLib/status/1250928909748584448 ↩︎

  221. 「名古屋大学中央図書館からのお知らせ。金曜午後から閉館。ただし同日17時までは、貸出等対応とのこと。 https://lws.nul.nagoya-u.ac.jp/news/ja/centrallib/2020/200416https://twitter.com/ttya70/status/1250753404709646337 ↩︎

  222. 名大祭の開催延期等について https://www.nagoya-u.ac.jp/info/activity/20200424_meidaisai.html ↩︎

  223. 名大祭中止と代替企画について 2020年11月01日アーカイブ版 https://web.archive.org/web/20201101074358/https://meidaisai.com/file/chushi.pdf ↩︎ ↩︎

  224. 総長からのメッセージ~新型コロナウイルス感染禍に伴う名古屋大学の今後の方針について~ https://web.archive.org/web/20200710152841/http://www.nagoya-u.ac.jp/info/20200507_jimu.html ↩︎

  225. 卒業生などから集まった食品 学生に配布 名古屋大 コロナ https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200513/k10012428441000.html ↩︎

  226. 「今週の食料配布の日時が決まりました! 5月20,21日の2日間かけて、これまで通り苗字別に分かれていただいて配布します。 場所が名古屋大学豊田講堂内のシンポジオンに変更になっていますのでご注意くださいね(’ω’) #がんばろう名大」(学生支援本部のTwitter) https://twitter.com/NU_SCC/status/1262226254121406464 ↩︎

  227. 名古屋大学の学生、教職員の皆さんへ 2020年5月15日アーカイブ版 https://web.archive.org/web/20200811222159/http://www.nagoya-u.ac.jp/info/20200515_jimu.html ↩︎

  228. 名古屋大学 学生支援本部: 「7月1日付で、名古屋大学の活動指針が更新されています! ご確認くださいね。」 https://twitter.com/NU_SCC/status/1278125543582347264 ↩︎

  229. 名古屋大学混声合唱団【めいこん】: 「昨日は前期最後のオンライン全体練習でした😆 名大の活動指針で、課外活動のレベルが2となり、どのような形になるか分かりませんが、対面での練習が可能になる日が近いかもしれませんね😌」 / X https://twitter.com/NU_konsei/status/1278620811172012032 ↩︎

  230. 京都大学軽音楽部: 「#七大学の動き #課外活動再開 【7月1日:名古屋大学】 具体的な活動指針(2020年7月1日~) 課外活動:レベル2 ・感染防止措置の上、最短時間での練習は可 ・ただし、合宿は不可 https://t.co/DjotuTTIMu」 https://twitter.com/kulmc/status/1278661352672772096 ↩︎

  231. 野党 「Go Toキャンペーン」公募手続見直しで説明求める意見 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200605/k10012460071000.html ↩︎

  232. くろせ: 「名大「活動レベル変えるで」 おまいら「どこ変わったんですか?」 名大「出張、旅行の項目やで」 おまいら「えっ…」 名大「夏休みにコロナ持ち帰って来られたら困るんやで。旅行やめとけな。あ、試験は対面でやるで」 おまいら「( っ'-')╮ =͟͟͞͞ 🌎 ブォン」」 https://twitter.com/Kurose_De/status/1284042722790146050 ↩︎ ↩︎

  233. 小池都知事「不要不急の他県への移動控えて」都民に協力求める | NHKニュース https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200704/k10012496591000.html ↩︎

  234. 名古屋大学における新型コロナウイルス感染者の発生について https://web.archive.org/web/20200228033534/http://www.nagoya-u.ac.jp/info/covid-19.html ↩︎

  235. 【名大生へ】名古屋大学の学生で、学内情報や個人の特定、誹謗中傷に繋がるような情報を流している学生は、速やかに削除してください。特定班(僕ですが)がすでに指導教員に連絡したりしています。自分が同じことをされたらどう思うか、よく考えてください。 @AkiraOkumura https://twitter.com/AkiraOkumura/status/1284047959961726976 ↩︎

  236. 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)における名古屋大学の活動指針 2020年7月17日アーカイブ版 https://web.archive.org/web/20200717075656/http://www.nagoya-u.ac.jp/info/20200409_covid19.html ↩︎ ↩︎

  237. 愛知県が2020年7月21日から警戒領域に入ったことを報じるサイト https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/20200721.html ↩︎ ↩︎

  238. 名古屋大学における新型コロナウイルス感染者の発生について 2020年9月19日アーカイブ版 https://web.archive.org/web/20200919161805/http://www.nagoya-u.ac.jp/info/20200803_news.html ↩︎

  239. 2020年08月08日 中日新聞 朝刊 朝刊県内総合 19頁 ↩︎

  240. 総長からのメッセージ ~名古屋大学教職員、学生の皆さんへ 秋学期に向けた名古屋大学の方針について~ | 大学からのお知らせ 2020年9月7日アーカイブ版 https://web.archive.org/web/20200907050933/http://www.nagoya-u.ac.jp/info/20200901.html ↩︎ ↩︎

  241. 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)における名古屋大学の活動指針 2020年9月18日アーカイブ版 https://web.archive.org/web/20200918230239/http://www.nagoya-u.ac.jp/info/20200409_covid19.html ↩︎ ↩︎

  242. 2020年09月05日 中日新聞 朝刊 朝刊二社 30頁 ↩︎

  243. XユーザーのOKUMURA, Akira(奥村 曉)さん: 「物理系の教員だけど初耳だぞ。ついに教員の知らない情報まで中日新聞が先行するように…。「数学や物理など板書による教育効果が高い講義を優先して対面化を進める。」/ 名大、10月から対面授業 3密避け定員の半分以下:中日新聞Web https://t.co/cFoNgZaLYI」 / X https://twitter.com/AkiraOkumura/status/1302087935991320578 ↩︎

  244. 2020年度名古屋大学秋季入学式の開催中止のご案内 https://web.archive.org/web/20210925100059/https://www.nagoya-u.ac.jp/info/20200908_news.html ↩︎

  245. 2020年10月03日 中日新聞 朝刊 朝刊社会 31頁 ↩︎

  246. 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)における名古屋大学の活動指針 2020年11月13日アーカイブ版 https://web.archive.org/web/20201113202140/http://www.nagoya-u.ac.jp/info/20200409_covid19.html ↩︎ ↩︎

  247. 名古屋大学における新型コロナウイルス感染者の発生について 2020年11月21日アーカイブ版 https://web.archive.org/web/20201112105555/https://www.nagoya-u.ac.jp/info/20201112_jimu01.html ↩︎

  248. 【周知】学生提案箱の設置について 情報学 在学生向け掲示板 https://keiji.i.nagoya-u.ac.jp/student_gakugai/?n=1139&b=3&t=0 ↩︎

  249. 2020年度名古屋大学卒業式のご案内 2022年11月29日アーカイブ版 https://web.archive.org/web/20221129145924/https://www.nagoya-u.ac.jp/info/2020_ceremony.html ↩︎

  250. 2021年04月06日 中日新聞 朝刊 朝刊二社 28頁 ↩︎

  251. Xユーザーの名大祭実行委員会・名大祭6/6~さん: 「【第62回名大祭の開催について】 6/10(木)〜6/13(日)に対面での名大祭を予定しておりましたが、対面開催を断念する運びとなりました。 第62回名大祭は、6/26(土)・6/27(日)でのオンライン開催となります。 決定の詳細は公式HPをご覧下さい。 https://t.co/J5Z7Op9e8E https://t.co/7rJveTIHd6」 / X https://twitter.com/meidaisai_NU/status/1393763582148452360 ↩︎

  252. Xユーザーの名大祭実行委員会・名大祭6/6~さん: 「【名大祭カウントダウン】 第62回名大祭まで 📣あと1日!! 今年の名大祭はオンライン開催!! 6/26(土) 10:00〜 公開 今年のテーマは 「Rebooooot!! 今、ここから」 コロナで止まってしまった皆さんの活動を再起動します!! ↓詳細・ご参加は公式HPから↓ https://t.co/sf8FWMfuHa #名大祭 https://t.co/FK2Ky6cHrD」 / X https://twitter.com/meidaisai_NU/status/1408235708372852740 ↩︎

  253. Xユーザーの某機械系教員さん: 「リモートとなってしまった名大祭.13企画(・・・)中2つが当研究室とかwwww」 / X https://twitter.com/HataLab_Nagoya/status/1408550443039346689 ↩︎

  254. Xユーザーの某機械系教員さん: 「本日11:00から16:00まで,第62回名大祭でSpatial Chatを用いたバーチャル研究室公開を行っています.出入り自由なのでぜひ覗いてみてください. https://t.co/rNCwc10YQf」 / X https://twitter.com/HataLab_Nagoya/status/1408550231487090689 ↩︎

  255. Xユーザーの名大気象サークル フロンティアさん: 「当サークルは、第62回名大祭に参加しております。 室内で雲を作る実験を実施し、その様子を動画にまとめました。ぜひご覧ください! 【動画】 https://t.co/YoyhfOuLTs 【名大祭企画ページ】 https://t.co/6CDXgezJBS #名大祭 #名大 #気象 #気象予報士」 / X https://twitter.com/NU_metss/status/1408644291610615811 ↩︎

  256. 新型コロナウイルスワクチン接種(大学拠点接種)の実施について 2022年11月29日アーカイブ版 https://web.archive.org/web/20221129142151/https://www.nagoya-u.ac.jp/info/20210624_jimu.html ↩︎

  257. 名古屋大学における新型コロナワクチン接種(大学拠点接種)に関するお知らせ 2021年6月29日アーカイブ版 https://web.archive.org/web/20210629084514/https://www.nagoya-u.ac.jp/info/20210628.html ↩︎

  258. 新型コロナワクチンの大学拠点接種終了についてのご報告とお礼 2022年11月29日アーカイブ版 https://web.archive.org/web/20221129142105/https://www.nagoya-u.ac.jp/info/20210910_jimu.html ↩︎

  259. Xユーザーのれゆたさん: 「ワクチン接種メモ①(経過観察開始12:31) ・痛いのは針を刺す時だけ(インフルエンザワクチンの注射は薬を入れるときに痛くなるけど、それも無かった) ・中1くらいに合唱中に倒れた経験があるので一応申告→15分経過観察だけどプレートみたいなの腕につけてた」 / X https://twitter.com/R_N_Rei/status/1422400991123578880 ↩︎

  260. 名古屋大学における新型コロナワクチン接種(大学拠点接種)に関するお知らせ 2021年8月31日アーカイブ版 https://web.archive.org/web/20210831080041/https://www.nagoya-u.ac.jp/info/20210628.html ↩︎

  261. 2021年度春季卒業式のご案内 2023年4月1日アーカイブ版 https://web.archive.org/web/20230401113829/https://www.nagoya-u.ac.jp/info/20211224_jimu.html ↩︎

  262. 新型コロナワクチン接種に関するお知らせ 2022年3月25日アーカイブ版 https://web.archive.org/web/20220325062936/https://www.nagoya-u.ac.jp/info/20210628.html ↩︎

  263. Xユーザーの名大祭実行委員会・名大祭6/6~さん: 「【第63回名大祭テーマ】*拡散希望 6月9日(木)から12日(日)にかけて開催する第63回名大祭のテーマを発表いたします!!🎉 「華勝負!~ここに始まる大一番~」 6月に花を咲かせる花菖蒲のように、千紫万紅な学祭になりますように... https://t.co/Ct5wp2nMRf」 / X https://twitter.com/meidaisai_NU/status/1527308073244581889 ↩︎

  264. 第63回名大祭にお越しの方へ 2022年05月27日アーカイブ版 https://web.archive.org/web/20220527031322/https://www.meidaisai.com/announce/reservation.pdf ↩︎

  265. 企画一覧 | 第63回名大祭 2022年6月2日アーカイブ版 https://web.archive.org/web/20220602141045/https://www.meidaisai.com/events/projects.php ↩︎

  266. シンポジウム「大規模災害と法制度」記録集 https://www.nichibenren.or.jp/library/ja/special_theme/data/160430_cartulary.pdf ↩︎ ↩︎

  267. 教員から配信されたメールが出典であり、第三者が確認できる媒体での確認はできなかった ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎

  268. 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)における名古屋大学の活動指針 2020年5月21日アーカイブ版 https://web.archive.org/web/20200521193405/http://www.nagoya-u.ac.jp/info/20200409_covid19.html ↩︎

  269. 筆者と友人との間のメッセージなどの諸情報を勘案して再現した ↩︎

  270. 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)における名古屋大学の活動指針 2020年08月05日アーカイブ版 https://web.archive.org/web/20200805073205/http://www.nagoya-u.ac.jp/info/20200409_covid19.html ↩︎

  271. 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)における名古屋大学の活動指針 2020年8月11日アーカイブ版 https://web.archive.org/web/20200811215246/http://www.nagoya-u.ac.jp/info/20200409_covid19.html ↩︎

  272. 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)における名古屋大学の活動指針 2020年12月4日アーカイブ版 https://web.archive.org/web/20201204015619/http://www.nagoya-u.ac.jp/info/20200409_covid19.html ↩︎

  273. 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)における名古屋大学の活動指針 2021年3月4日アーカイブ版 https://web.archive.org/web/20210304123439/http://www.nagoya-u.ac.jp/info/20200409_covid19.html ↩︎

  274. 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)における名古屋大学の活動指針 2021年4月11日アーカイブ版 https://web.archive.org/web/20210411125640/http://www.nagoya-u.ac.jp/info/20200409_covid19.html ↩︎

  275. 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)における名古屋大学の活動指針 2021年4月21日アーカイブ版 https://web.archive.org/web/20210421110214/http://www.nagoya-u.ac.jp/info/20200409_covid19.html ↩︎

  276. 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)における名古屋大学の活動指針 2021年6月16日アーカイブ版 https://web.archive.org/web/20210616130023/http://www.nagoya-u.ac.jp/info/20200409_covid19.html ↩︎

  277. 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)における名古屋大学の活動指針 2021年6月27日アーカイブ版 https://web.archive.org/web/20210627101057/http://www.nagoya-u.ac.jp/info/20200409_covid19.html ↩︎

  278. 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)における名古屋大学の活動指針 2021年8月2日アーカイブ版 https://web.archive.org/web/20210802091416/http://www.nagoya-u.ac.jp/info/20200409_covid19.html ↩︎

  279. 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)における名古屋大学の活動指針 2021年8月31日アーカイブ版 https://web.archive.org/web/20210831004254/http://www.nagoya-u.ac.jp/info/20200409_covid19.html ↩︎

  280. 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)における名古屋大学の活動指針 2021年10月6日アーカイブ版 https://web.archive.org/web/20211006194650/http://www.nagoya-u.ac.jp/info/20200409_covid19.html ↩︎

  281. 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)における名古屋大学の活動指針 2021年10月21日アーカイブ版 https://web.archive.org/web/20211021000217/http://www.nagoya-u.ac.jp/info/20200409_covid19.html ↩︎

  282. 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)における名古屋大学の活動指針 2022年01月08日アーカイブ版 https://web.archive.org/web/20220108125655/http://www.nagoya-u.ac.jp/info/20200409_covid19.html ↩︎

  283. 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)における名古屋大学の活動指針 2022年03月17日アーカイブ版 https://web.archive.org/web/20220317152253/http://www.nagoya-u.ac.jp/info/20200409_covid19.html ↩︎

  284. 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)における名古屋大学の活動指針 2022年05月11日アーカイブ版 https://web.archive.org/web/20220511071131/http://www.nagoya-u.ac.jp/info/20200409_covid19.html ↩︎

  285. 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)における名古屋大学の活動指針 2022年08月02日アーカイブ版 https://web.archive.org/web/20220802171436/http://www.nagoya-u.ac.jp/info/20200409_covid19.html ↩︎

  286. 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)における名古屋大学の活動指針 2023年04月01日アーカイブ版 https://web.archive.org/web/20230401105148/http://www.nagoya-u.ac.jp/info/20200409_covid19.html ↩︎ ↩︎ ↩︎